ポッチ
chichiue to pqpq no 365nishi sensou
COMIC CITY大阪 113 にて刊行された『雷神とリーマン』と『本橋兄弟』の同人誌。本誌のパラレル本で、設定が本誌とちょっと異なります。
ネタバレ含んでいます。ご注意を。
『雷神とリーマン』の、雷遊が人間になっていて、その雷遊と大村が夫婦という設定のお話です。
雷遊は「ゆうせい」あるいは「父上」と表記されていて、大村は「おおむら」もしくは「パパ」と表記されています。
このイケメン夫婦の家の庭に、ある日、子どもが二人落ちていた、という所から物語はスタート。
雷神である「らいゆう」→ビジュアルが「ゆうせい」に、
火の神である「ほむら」→ビジュアルが「おおむら」にそっくり。
そんな二人の子どもたちを発見した彼らは、子どもたちの両親を探すべく奔走しますが結局見つからず。自分たちに激似であるという事も手伝って、ゆうせいとおおむらの二人はこの子どもたちを養子に迎えて育てることにするのだが…。
で、ゆうせい×おおむら夫婦の隣人なのが、『本橋兄弟』の要司さん。
要司さんは、「たかや」と「ともや」という二人の子どもを引き取って育てているシンパパ。
この二つの家族が、ともに成長していく。
というお話。
本誌を知らないとおそらく理解できないであろうパラ本なのですが、優しくて穏やかな空気感が流れているところは本誌と変わらず。そして、それぞれのキャラの性格がきちんと引き継がれていて、ほっこりするやら、爆笑するやら、しんみりするやらで、めっちゃナイスなストーリーでした。
本誌でもややラブ度が上がりつつある雷遊と大村ですが、この作品は堂々と夫婦なんです。読者の願望を具現化した作品で、それだけでも嬉しすぎる設定でした。
内容も神なのですが、装丁もナイス。
大きさがB5変形というちょっと変わった形で、そこも可愛いし、表紙が真っ赤な背景に、ゆうせい×おおむら夫婦&らいゆう+ほむら兄弟のイラストがプリントされているのですが。このイラストがシールぽいっていうのかな。もしかしてRENAさんが1冊ずつ手で貼ったのだろうか…、という芸の細やかさです。
イベントには諸事情あっていくことができないのですが、この作品は通販で購入できたので速攻で購入しました。
とにかく神!な同人誌。
『雷神とリーマン』と『本橋兄弟』がお好きな方にはぜひとも手に取っていただきたい、素敵な作品でした。