OPERA vol.67 白(アンソロジー著者等複数)

OPERA vol.67 白(アンソロジー著者等複数)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
10
評価数
2
平均
5 / 5
神率
100%
媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
価格
¥907(税抜)  
ISBN
9784863496927

あらすじ

vol.67 - 白 -中村明日美子「blanc」/イシノアヤ「カントリー・ダイアリー」/日野雄飛「つごもりの通り道」/美川べるの「踊るお前らと大迷惑」/osogo「マリッジ・ゲーム」/たらつみジョン「東雲探偵異聞録」/ZAKK「CANIS-THE SPEAKER-」/トウテムポール「東京心中」/冥花すゐ「kyrie」/じゃのめ「みちみちなるままに」/日乃チハヤ「人間観察同好会」/ニシンマスミ「Heartless」/松山おに「彼の植物は美しい」/ちみ「想ちゃん」/語シスコ「ぼんくら日記エボリューション」

レビュー投稿数1

「同級生」シリーズ、新章開始。

雑誌は普段あまり買わないのですが、中村明日美子先生の「同級生」シリーズの新章『blanc(ブラン)』が連載されると聞いて発売を心待ちにしていました。「blanc」にちなんだのか、はたまた「白」を特集のテーマにしているためか、表紙の背景、そして草壁くん×佐条くんの衣装もホワイトで統一されていてなんともおしゃれです。

ツボに入った作品をいくつかチョイスしてレビューを書きたいと思います。ネタバレ含んでいますのでご注意を。





中村明日美子さん『blanc(ブラン)』
彼らが高校を卒業して3年後。
のお話。

お互いに雑務に終われ、なかなか会えない日々が続いている彼ら。
特に、佐条くんが心理面的に追い詰められている様子がちょっとした小物やしぐさ、そういったものから読み取れて序盤から不穏な空気が漂う。

そんな中草壁くんが会いに来てくれるものの、佐条くんの口から出た言葉は―。

ぬおー!
1話目からドシリアスな展開になってます。
自分のことよりも相手を想う、そんな彼らが。

新章が始まると聞いた時から、こういった展開になるのかなあとはちょっと思ってましたが、実際にそういうストーリーを目の当たりにすると、やっぱりしんどい。
しんどいけれど、萌えるんだな、これが。

高校生だった頃の、青く若い彼ら。
そういった彼らの物語を読みたいと思って手に取ると若干肩透かしを食らうかもしれません。

大学を卒業した、その後の自分。
「結婚」という形に収まることのできない自分たち。
未来を描くことのできないしんどさ。
そういったものが端的に描かれている。
「blanc(ブラン)」が読めただけで、この雑誌の評価は神だな、という。

早く続きが読みたいです。

ZAKKさん『CANIS THE SPEAKER』
雑誌を追いかけていないので、若干読めてない話があるのですが。

2006年。
ノブとハルとサムの闘いのゴングがなったシーン、かな。
彼らの間に流れるゆるぎない信頼感と愛情にめっちゃ萌えます。

トウテムポールさん『東京心中』
あら、こんな展開になってたのか…。
とちょっとびっくり。
宮坂くん、仕事辞めちゃってたんですね。
相変わらず暑苦しいまでの愛情を矢野さんに向ける宮坂くんですが、矢野さんの方もきちんと宮坂くんに愛情を持っている様が描かれています。

仕事をやめてしまった宮坂くんですが、新しい仕事が見つかって…。

おお、これからどうなるんだろ。
『東京心中』の魅力の一つが、宮坂くん×矢野さんの恋愛模様だけではなくって、彼らの生き様を描いているところでもあると思うので、今後の彼らの行方を見守りたいです。

冥花すゐさん『Kyrie キリエ』
3話目という事で、ちょっと分からないところもあったりしましたが。
冥花さんの新作はファンタジーモノ。
狼の聖騎士・シグレと蛇の祓魔師・キリエのお話。

シグレは清廉な騎士で、キリエはシグレとは相反するかのように自由奔放。
そんな彼らの恋のゆくえは…?

実際にキリエは悪魔祓いとしての能力は高いようで、BL的な展開だけではなくってファンタジーモノとしても面白いです。

実は『OPERA』6号分の定期購読に申し込むともらえる描き下ろし小冊子が欲しくて定期購読を申し込んだのですが、作家買いしている作家さんの作品も多く、なかなか粒ぞろいの作品でした。

6

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