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kimi towa kore kara
◾️表題 戸倉(お客様相談室オペレーター)×彗太(清掃員)
商業作品で滅多に見られないプレイが読める作品です。本人方はそこまでプレイと思ってない…かも。割と真剣…?
彗太(受け)が片思いしている(していた?)ノンケの家に、手を縛ってローターを突っ込んだ彗太を放り込み、片思い相手にローターを抜かせるというえげつないプレイ。完全に巻き込まれ事故です。恋をするだけなら悪いことしてない、みたいな文脈が一昔前のBL作品にはよく出てきてましたが、これは完全に恋するだけから外れてるんで、片思い相手のノンケに多少傷つけられたとて免罪にならない程に大迷惑。トラウマになるぞ。まぁ読者からしてみればなかなか見ない力入った展開で嬉しいんですけどね。
◾️ぴったりはまる
こちらも攻めがお尻にローターをいれたまま受けに突っ込むというレアプレイが見られます。お好きな方は是非。
萌〜萌2
ドMな受のエロエロな作品かと思いきや、それだけじゃない素晴らしい作品でした!!
日々仕事でストレスを溜め、トイレで叫んで発散していた戸倉に、会社の清掃をする彗太はストレス発散に自分はどうかと誘う。
ゲイではないけど、最初はストレスを発散する為に始めた関係がいつの間にか、発散する為にストレスを求めるようになる。
最初は彗太の考えている事が分からなくて、ただのドMかと思ったのですが違うのです。そのギャップも良いし、戸倉の感情の変化も良い!!
たぶん、私彗太の顔が好みなんですよ。
だからなのか、後半コロコロ変わる彗太の表情が好きで、何度も読み返してしまいました。可愛い!!
そして、同時収録の『ぴったりはまる』も、かなりツボでした。
反応の薄い受ちゃんが、実は。。。って展開かなり好き!!
ハグすると凄くぴったりくる、可愛い2人のお話です。
性格Sで性癖はMって最高しゃないですか!!!
表題作とは別でもう1編入ってるんですが、
どちらも変態がすぎて島子先生~~~~~ってなりました。
可愛い変態を描いたら天下一品ですね!!
切ない心情も散りばめられ、きゅんなシーンもあって。
きゅんなシーンと変態の振り幅!!プレイの数々がぶっ飛んでて大変でした。
お尻にバ⚫ブ入れる攻めを見たの初めて(笑)
衝撃的だったけど、可愛いと思ってしまう。
男子ってアホかわだなとしみじみ。
以前はエロが苦手な作家さんだったのですが、耐性が上がったのか楽しく読めるようになってきました。
今作のエロもクセが強めです。
とりあえず玩具とお漏らしは必須科目のようですね。
その他もモリモリ盛り沢山♡
表題作は仕事のストレスをトイレで叫んで解消している攻め戸倉と、そのストレスを俺を犯して解消しなよと誘ってきた受け彗太のお話。
彗太はドMという割に、ちょっとSな物言いで戸倉を煽って身体の関係を持つ。
そんな関係を続けるうちに彗太に情がうつっていく。
だけど彗太から好きな奴が居ると告げられ…な展開でした。
彗太のアレにアレをアレして想い人の所へ行かせるプレイがさすが作者さん!でした。
都合のいい相手止まりだと誤解したまま離れてしまうのかと思いきや、戻ってきたーー。鍵間違えて良かったーーなハピエンでした。
彗太は失恋直後なので、これからな2人ですかね。
同録の「ぴったりはまる」がとても良かった。
卒業式に別れの抱擁をしたかずみちの抱き心地が忘れられなくなった小谷。
再会して抱擁を交わし、抱きしめたまま付き合おうと告白…な展開。
この小谷から伝わってくるかずみちの抱き心地がたまらずキュンとします。
小谷がアホキャラでして「俺のだきみち君…!」とか「(アレが出っ張って邪魔だから)かずみち君の中にしまうのどうかな」とか笑わせにきよるw
自分のお尻にローター入れてみるのもサイコーでした。
アホ受けも良いが、アホ攻めもまた良きモノでした。
アホですが、正式なお付き合いを申し込む小谷はカッコよかったです。
個人的に作者さんの作品の中で1位、2位を争う作品かもでした。
【君とはこれから】
ストレスからトイレで叫んでいた攻めに受けがセックスを持ちかけるところから始まる話です。
受けには攻めとは別に好きな人がいて、酷く抱かれることで心の満たされない部分を埋めようとしています。
受けの想い人は受けの気持ちを知った上で受け入れず、それでもズルズルと友人関係は続けている状態なのですが、そのことを知った攻めが受けにローターを挿れたまま貞操帯を装着して友人の元へ向かわせる展開があります。正直このシーンは受けの友人を気の毒に思ってしまいました。変態同士のプレイに強制的に付き合わされるのはきつい…
上記のようなことをしでかすヤバさはあるものの、基本的に攻めが良い人なのはよかったです。あとは攻めがトイレの個室で受けに迫った時に、受けが「職場はやめろ」と止めたのも新鮮でした。昼間の主導権を握るのはあくまで受けなんですよね。
【ぴったりはまる】
こちらの作品の方が好みでした!
受けを抱きしめた感触が忘れられず、ばったり再会した時に両手を広げた攻めがとても可愛かったです…!
受けはもともと攻めのことが好きで、攻めが同級生をハグしてまわっていた卒業式の日も意を決して抱きしめられに行ったのですが、そのハグがきっかけだったんだなと思うと運命的だなーとほのぼのしました。
お試しで付き合っている間に受けは攻めと自分との噛み合わない、ぴったりとははまらないところを見て不安になったりもするのですが、それでもそんな攻めのことが「可愛い」と正式なお付き合いをスタートさせます。
エッチシーンではなんと攻めが受けに挿入しながら自分のお尻にもローターを挿れます。びっくりしましたが揃ってとろけた表情をしているのがまたすごく可愛いんですよね…
カバー裏の漫画もこの作品のおまけなので、是非カバー裏まで収録されている電子書籍サイトか紙の本で読んでほしいです。
表題作が中立寄りの萌、同時収録作が萌×2で間をとって評価は萌です。
表題作もいいのですが、同時収録がたまりませんでした。
卒業式にみんなとお別れのハグをしていた流れで、面識のない西ともハグした小谷。
あまりにもしっくりくる抱き心地が忘れられず…。
というストーリーなのですが、ありとあらゆるところに散りばめられた笑いがツボすぎました。
小谷は天然、西は自虐、周囲もツボを狙ってくる。
終始にやにやしっぱなしでした。
描き下ろしまで面白い。
からだ(というか抱き心地)目当てっぽくて、軽いノリでガンガンくる小谷の能天気さと、実は小谷をずっと好きで、「この付き合いはあくまでお試し…」と切ないポイントをついてきそうな西もちょっとズレてて切なくならないし、とにかく楽しくほのぼの読み終わってしまいました。
表題作は受けの好きな相手に対する駆け引きがちょっとあれでしたが、ストレスの捌け口だったはずがハマってしまって可愛がりたい欲求に駆られた攻めが愛おしかったです。
こちらの描き下ろしも最高でした。
楽しく読める作品なので、かなりおすすめです。
表紙が見られたらヤバいやつですね(笑)
表題作はいきなり受けが犯していいよ、Mなんだ、何してもいいよって。そしてストレスを溜め込んだ攻めが本当にぶち犯して。どうなるの?と不安でした。
でも受けはずっと子供の頃から好きな幼なじみに傷を見せたくてコンビニに通って。
攻めもだんだん受けに酷くするのが気が引ける優しくしたくなってきて。
受けの一途さに攻めは無茶な計画を実行。
しかしなんだか上手く行ったようで。
二人の仲が壊れて自分がつけこみたい攻めでしたが、受けに優しくしたい泣いてたら抱き締めたいってキュンとしました。
受けもその後甘やかされて幸せそう。
しかし初めてのエッチがあんな形で…。塗り替えてね。
収録作
運命ですね!攻めが積極的でグイグイ行って、実は受けも攻めのことがずっと好きだったのに、この付き合いはお試しなんだろ、俺の事本気で好きなんじゃないだろと思ってつれない態度で。
でもエッチは愛が感じられて。その後は素直になれたかな?
どちらも攻めが優しくて良かったです。
配信で読めたので、久しぶりに読み返しました
独特の世界観がある作家さんですけど、この作品は読みやすいほうかと思います
きっかけは、なかなかトリッキーですけど流されて仕舞えばそこからズルズル
あらよあれよと言う間に、しっかりはまちって絆されてます
受けがキレイで、なのにどこか飛んじゃってるかと思いきや、実は純情さんだったり
攻めはなかなかはっきりしないやつ、かと思いきや決めるとこはしっかり決めるオトコマエだったり
エロエロなお話の中にときおり見せる、情とか癒しとか、うまい具合についてくる
流石な一冊でした
コールセンターで日々ストレスがたまる戸倉さんと、その会社の清掃員、彗太。いつもトイレで叫んで発散している戸倉さんに、あるとき、「オレでストレス解消しなよ」とささやく彗太。
それにふらふらとのってしまい、いつしか体の関係に。
そんな彗太だが、彼には初恋のノンケな幼なじみがいて、叶わぬ想いに鬱々としている。戸倉の方は、だんだん彗太がかわいくなり、街でみかけた温かそうなマフラーをプレゼントしようとする。
やはり恋愛関係にはなれないとつきはなされた彗太を、オレにしなよと戸倉がやさしく包み込んでハッピーエンド、かな?
もう1つ、抱き心地が最高な友達と再会し、ちょっかいをかけているうちに好きになり、というお話が入っていました。こちらは相手が元々片思いで、というハッピーエンド。
この作家さんが描くタチのライトな頭のおかしさが好きで作家買いしました。
表題作のウケの「性格はちょっとS、性的にはM」というのが個人的な好みにマッチして最高でした。このSというのがどうも難しく、BL界隈のあらゆるSを見たつもりですがなかなか合わないケースが多いので、それだけでも既に神評価という所です。クールとかツンツンとか俺様とかそういう事じゃないんですよね、Sって。
ストーリーは重すぎず軽すぎす、心地いい温度でした。元々ギャグも多い作風なので、落ち過ぎずに純粋に進行を見守る事ができます。
細かい所は既に書かれているので差し控えますが、不自然な当て馬感がないのは好印象でした。後で考えると三角関係を崩す為のビッグバンが親友の立場から見てなかなかでしたが、一貫して小ボケが多くあくまでBL作品として読めるのでマイナスにも作用せず。親友視点の描写が多くないのもよかったのかもしれません。
同時収録は翳りのないタイプのもので、セックス中のタチの行動には自分も「!?」となりましたが、キャラ勝ちですね。「出っ張ってて邪魔だから中にしまおう」は言ってみたい言葉に見事ランクインです。その発想はなかった、をよく見せつけてくれて読んでいて楽しかったです。
総じて読後感はよく、ちょっと時間が空いて「可愛い」が見たい時に読みたい本だなと感じました。気疲れしないので気分的にもリセットされ不思議な元気が出そうです。
念を押すようですが、とにかくウケの子が本当にいい。それが伝わればこのレビューは満足です。