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mitsudoku no kusari
初めての作家さまでしたがおススメを受けまして拝読しました♪
1~3巻をまとめてレビューさせていただきます_(._.)_
この作品は1巻で怯んで読み進められなかった読者さまが居てもおかしくはないかも知れない、、、と思う位にBL作品としてのLOVEは不在な攻めっぷりで開幕いたします(゚Д゚;)
でも!ココを乗り越えた先を読むことで「BL作品」としての完成を見れるので、、、1巻だけでの作品判断は時期尚早かと思うのです!
この辺を1巻のレビューで書くと結構なネタバレにもなるのかも…と言う事で今回はこの最終巻にまとめて振り返りながら書いて行きたいと思います
先ず1巻
SM色が強いです
特に受けの被虐嗜好がかなり強いのでプレイで痛めつけられてる暴力性を感じます
主人公である攻めの大河と受けの星司がそれぞれ持つ二面性を知り、主従の逆転が起こる経緯を知って行きます
└関係性としては星司がセレブのお坊ちゃまで、大河が星司に仕えてる構図
主としては相当横柄なタイプなのですが、偶然辿り着いた秘密の会員制高級クラブの中では完全なるM奴隷として「天帝」に傅きまくりですw
そしてその「天帝」の正体こそ、、、⁈⁈⁈っていう関係性の逆転が始まる1巻となっています
もう…1巻は完璧な迄のNooooo Love!
愛の「あ」の字など一切ナシの完全なる性癖とキャラが抱える負の感情に振り切った1冊、、、(゚Д゚;)アババババ…
電子サイトの情報だと1巻配信から2年後(‼)に2巻が出たようですが、リアタイでもしこの1巻に触れていたら私は2巻まで辿り着いたのかどうか、、、自信を持って「Yes」とは言えなかったと思ってしまう、、、(´・ω・`)
それ位に殺伐とした空気感で痛々しさが先行する1巻です
今、即2巻、3巻と一気に読める状況で良かったと思います
そんな複雑な感情を抱えて読んだ2巻、、、!
開始早々驚く事に、、、Σ(゚Д゚)!!!
なんと、、、星司の口からはもう大河に向けて「好き」と切なげに伝えてるではありませんか、、、(๑ºдº๑)‼
急な甘さにびっくりぽんデス!
とは言え、ベッド上ですし、100%星司の一方的な想いなのは確実(大河の企み顔が怖い…( º言º)…)な上、星司は多分自分を受け入れてもらえた事の安堵が好意になってる気がするので、、、これは大河でなくてはならない…!という訳ではないように若干思います。。。
この辺がどう変化していくのか?星司、大河それぞれの心の中で渦巻く葛藤や疑心暗鬼が、ある人物の介入でズルズルと引き出されて露わになって行く様は大変ドラマティックであり引力が高いです
思惑が交錯する混沌とした2巻…!!
この先が気になって仕方ない終わりです
、、、やっと縋る事が出来そうな「柔い光」を感じる2巻となっています
即3巻が読める状況で何よりです٩( ・ิω・ิ)و
そして迎えた最終巻の3巻です
もう、、、!ココまで来たら何でもアリだぜ…!!って位な目まぐるしさにクリビツテンギョウ(※びっくり仰天)ですΣ( ̄□ ̄|||)
正直言えば、離れていた間の事やどうやって所在を知ったか?なども気になります
だけど、、、
その辺を子細に知った所で間延びをする位なら、これ位のドラマ性高いお話しなら勢いで盛り上がって行く方が、読み手としてもいい意味で巻き込まれながら煽られて読めたように思います
もう、、、3巻になると一切SM要素など無くなっていてw
それはそれでちょっとアレ…ʅ(◔౪◔ ) ʃ?とも思わなくはないですが、、、
すっごく幸せそうに盛り上がってる2人を目の前にしたらそんな事を言うのは野暮のような気がしてしまうので、、、w濡れ場への言及はこの辺で、、、www
という事で、、、
こうして1巻で受けた印象をこれでもか‼って位に覆しまくってくる3巻構成の威力…!
3巻迄読んだからこそ分かる醍醐味ではあると素直に思います
この作品はSMがテーマではなく「解放と自覚と寛容」人は影響を及ぼす人との出会いでいくらでもその人生を変えて行けるんだよ、、、という前向きな愛のお話しになっていたと思います
と、同時にやはりほんのもう少しだけでも…1巻の時点で先に光が見えるようなフラグや匂わせがあったなら良かったのに、、、とも思うのです
これは私の様に出来たら紆余曲折あろうとも「BLはBのLoveがあってこそ‼」と思う読者にはあって欲しいチラ見せだと思う一方、あそこまでの徹底振りに作品としての矜持を感じた読者さまにとっては1巻のあの殺伐とした他ではそうそう味わえない空気が無くなってしまう事への戸惑いを感じる恐れもあるような気がするのです…
そう考えるとあの1巻の果たした功罪は大きかったな…!と改めて思う訳でして、、、
ココへのシリーズ作品としての大きな舵取りの変化に関しては、俯瞰してみると余り上手な構成ではなかったな、、、と思い至り、ここを評価に反映しました
あと、自らを解放する場所として1巻では重要な場所となった秘密クラブ「FRY」
ここの名前が正直気になる、、、
1巻の初出では「FRY」ですがその後星司の元に宛名無しで届いた手紙には「FLY」となっている、、、
FRYなのかFLYなのか、、、
そもそもあんまり色気のないネーミングセンスに少し疑問を覚えてしまった
「名」の付くものに意味を見出したがりの性分なので、、、w
多分多くの人は気にもならない所かとは思いますが、、、
尚、3巻は本編終了後のスピンオフの「キャラ達のその後」がめちゃくちゃ面白かったですwww
この本編の雰囲気を清々しいまでにブチ壊してくるアホ可愛らしさは、正直、、、キライじゃないꉂꉂ(๑˃▽˂๑)!!!!!
これでシリーズを終わるっていう作者さまのチャーミングさが素敵だな♪って思いました♡
ここの読後の良さを加点して評価させてもらいました☆彡
修正|立派な白抜き!
3つ分まとめてのレビューになります。
SとかMとか支配とか従属とかいう欲求は理解できない方です。
なので1と2の途中までに関してはとにかく痛くて読むのが辛かった。
傲慢な父親に自分を否定され、「男らしく、上に立つ者」として生きることを強いられ、抑圧されてきた主人公の星司が更なる抑圧を求める気持ちが最初は理解できませんでした。
でも読み進めるうちに「作られた自分」を壊してほしかったんだな、と。
大河の方は執事であることにのみ忠実で家庭を顧みず、母の死に際すら無視した父への怒りと憎しみを父の雇い主の息子(星司)にぶつけることでしか生き続けることができなかったんでしょうね。
星司に向けた憎しみが本当は父へのものであったこと、すべてを与えられているように見えた星司もまた本当に欲しいものは手に入らず、本当の自分を偽ってきたことが分かって、自分の気持ちの変化に戸惑う大河の様子が絶妙に描かれています。
ここの心理状態が上手く描かれていたので、ドラマティックすぎるコマなども引かずに読めました。
本編は当て馬、父の反対、愛し合っているのに…などの昼ドラ風イベントも盛りだくさんで読み応えがあります。
ただ長い本編よりも描き下ろし2本が良かった!
傲慢鬼畜Sから溺愛系攻めに生まれ変わった大河が素敵すぎる。
溺愛系攻めというよりもはや「星司ばか」状態。
何をしても何もしなくても「可愛い♡」。
物語冒頭からは考えられないほどの別人です。
当て馬で登場した晶も登場します。
みんな可愛くなっちゃって、という感じで、この描き下ろしがあったから読後感は最高です。
ただ、描き下ろしの温泉旅行で晶と一緒にいた方って、本編に出てきてましたか?
最初、ビジュアル変え過ぎた盗撮のひとかと思って2を読み返したところ、盗撮のひとは「努」でこっちは「龍星さん」。
星がついているから、もしや星司の腹違いの弟?
この龍星さんがちょっと出ながらキャラがかなり作り込まれている感があるので、気になってしまいました。
電子盤で昔に読みました!作者さんはとても綺麗な絵柄を描く方で、表紙を見た時に読んで見たいと直感的にすごく思いました。
1〜3巻まで一気に読み上げました
お話はとても悲しく切なくて涙が出て来るところもあります
ですが、3巻に入ってから二人の関係に展開が見えてきて、ハッピーエンドを迎えて終わりました!
やっぱり、マンガはハッピーエンドで終わるのが一番いいです
あと、スピンオフで二人の可愛い場面が見られるのも美味しいです!