条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
琥珀も良かったのですが、未読作品が二つあったので何だか勿体無い気持ちになってました。(お値段高いので…)
対しこちら翡翠は、完結してから一気読みしたいがため未読のフレブラ以外は既読で好きな作品ですので、満足度が非常に高かったです!
未読なためフレブラはどの辺りのお話なのか、また誰が誰やらでサッパリ分からないので、他5作品のレビューのみで失礼します。
「暴君竜と初恋の香り」
まだ可畏と潤が出会う前のそれぞれのお話と現在。
一作目より以前に、二人は近い場所に居た事があったんですね〜。
近い場所に居ながらも境遇が全く違う二人が、現在では双子の親にまでなっちゃって。
過去のお話での可畏が以前の可畏らしくて懐かしく思うと同時に、現在の可畏が潤と双子に惜しみない愛を注ぐ姿が愛おしかったです。
「錬金術師と招かれざる客人」
本編終了後の話で、いつも暇なアダルバートの所に珍しく客が度々訪れるお話。
師匠と弟子というだけでなく恋人同士でもあるアダルバートとリクトですが、恋人要素が薄い二人だな〜と(^^;;
相変わらずリクトは生真面目だけどズレたところがあり可愛いです(´∀`*)
エロは無くキス止まりなお話ですが、フリッツやアビーにカトルらも登場するのが嬉しかったな。
「春の夜の夢」
ダブルバインドの2CP(上條×瀬名・新藤×葉鳥)が、それぞれ描かれてます\(^o^)/
瀬名が帰国し上條と一緒に住みだした日のお話で、幸せを噛み締めて涙ぐむ上條が可愛い…!
瀬名も祥も幸せそうで、読むこちらも笑顔になれました。
その瀬名帰国により、ほんの少し気持ちがモヤモヤする葉鳥のお話。
そんな葉鳥をちゃんと受け止めてくれる新藤が見せる小さなヤキモチもあったりで、二人の仲が更に強固なものとなっていってる様子が凄く良かったです。
続編あれば勿論嬉しい作品なんだけど、もしあるなら蛇足になっちゃうのかな…と思わせるような、非常に美しい終わり方でした。
「どこにいても、君と」
夜景を見にドライブに出かけた西条と歩が不思議な体験をする話。
歩が京都に修行に行く話かな?と思ってたら全く違いました(^^;;
今回はお馴染みな霊の仕業では無いのだけど、何とも奇妙な体験をした西条と歩です。
それにしても西条の俺様っぷりと歩の鈍臭い感じは変わらずそのままで、何だかんだでラブラブな様子にニマニマしちゃいました(〃ω〃)
京都修行も控えてるし、やっぱり続編を単行本でガッツリ読みたい…!
「KISS ME」
清居視点で、過去と現在の気持ちの変化と、相変わらずな平良のキモさが描かれてました(笑)
平良のキモさは通常運転だからさておき、清居の可愛さに悶えました(*´Д`*)
彼氏としてはまだまだ足りない事沢山な平良だけど、平良の想いが清居を満たし変えたんですよね〜。
チョコを口移しで食べさせて貰った後の平良の一言に吹きました(笑)
どのお話も読み応えがあり、とても良かったです。
未読作品があったしお値段も高かったけど、満足度も高かったので思いきって神評価で。
琥珀と翡翠共に収録のフレブラは、いつの日かシリーズ全て読んだ後のお楽しみにしておきます(´∀`*)
『KISS ME』凪良ゆう先生/葛西リカコ先生
この作品が毎年開催されるフェアの小冊子や全サの小冊子ではなく
書籍として出版されたことに感謝しています。
小冊子はあくまでオマケのエピソードと言うか
原作(本編)読んでるファンの為のプレゼントだと思っているのです。
『KISS ME』は『本編』だと思います。
「平良一成」という人間が形成される過程は原作2冊で丁寧に描かれています。
幼少期、家庭環境、カメラとの出会い、写真の中で人間を消してきた平良の想い…。
清居の幼少期も原作の中で触れられていますがKISS MEでは清居の今までの19年間が
更に深く掘り下げて描かれています。
私はいじめを受けた経験がないので、平良の気持ちは分かりません。
だけど私には原作で読んだ平良の幼少期よりKISS MEで読んだ清居の幼少期の方が
苦しくて、痛かったです。
平良は家族の愛情には恵まれていて、自分が一番安心できる場所が「自分の帰る家」だった。
無償の愛を与えてくれる存在の「親」からは過剰すぎるほどの愛を受けて育った。
だけど、清居は一番安心できる場所で孤独を感じ続けていたわけですよね。
どちらが辛いとか比べられるものではないけれど
絶対に味方でいてくれる人がいる人間って強くいられるしそれだけで幸せな事だと思うんです。
私には清居の方が深い孤独の中にいるように思えました。
二人の家庭環境を知った今、
一番深い根っ子の部分が満たされている平良だから無限に与え続けることが出来るし
一番深い根っ子の部分が満たされていない清居だから永遠に受けとめる事が出来る。
そんな風に思いました。
清居のご両親が離婚せずにご両親の愛情を独り占め出来る幼少期を過ごしていたら
確実に今の清居はいなかったわけです。
自分だけを見てほしい
息苦しいほど、がんじがらめに愛されたい
そう思う清居でなければ平良の愛は「重い」を通り越して恐怖でしかないと思う。
でも、あの清居でなければ平良が「キング」と崇める事もなかったんですよね。
KISS MEを読んで平良と清居がお互いでなければ駄目な理由を深く知ることが出来て
二人の事が大好きな私はすごく嬉しかったです。
KISS MEは読んでいて切ない部分も多いですがHシーンが甘くて可愛いんです♡
本編は初めて体を繋げるのに必死な二人だったり、
生きている事を確かめ合うように抱き合う二人でしたが、
KISS MEは恋人同士が「ただ好きだから、したい」という甘い甘いシーンになっています。
もう、清居が可愛すぎて死にたい…♡
私の中で「憎らしい彼」がドラマCDになるのは決定事項なのですが
その時はぜひKISS MEを収録してほしいと思います。
これは小野さんと壮馬さんに演じて欲しい…!!
清居の甘えた「……チュー」のおねだりが聴きたい!!
チョコを口移しで食べてる二人の甘い声が聴きたい!!
ということでGinger Recordsさんにお手紙書こうと思います。
こちらのKISS MEは電子だと単話販売もありますので未読の方はぜひ!今すぐ買って読んでほしいです!
漸く全部読み終わりました。
「琥珀」も良かったですが、こちらも同じくらい面白かったです。
収録順に簡単に感想を述べたいと思います。
まずは大好きな「暴君竜を飼いならせ」の番外編「暴君竜と初恋の香り」ですが、なんと2人が初めて出会ったあの事故前にニアミスをしていたという夢のようなお話でした。
潤が都立高校時代に異様にモテていたお話が詳しく書いてありとても興味深かったのと、潤に出会う前の可畏とユキナリ達が読めて関係性がとても面白かったです。
そして双子が生まれてからの卒業式前に場面が飛ぶのですが、可畏が潤を大事にしている様子と慈雨と倖の様子に可畏が頬を緩める様子とかが書かれていて幸せな様子にしみじみしました。この直後にあの怒涛の展開が待っていて、束の間の平穏だったと思うと感慨深いものがありました。
10巻で一区切りつきましたが、早くも続編がどんな形になるのかとても楽しみです。
そして二つ目は「錬金術師と不肖の弟子」の番外編の「錬金術師と招かれざる客人」です。こちらの作品を読む前に本編を再読しました。
勝手に古い作品だと思ってましたが、本編が出てから2年後の番外編なので当時はそれほど時間が経っていなかった事が分かりました。
こちらは本編後のお話でアダルバートの工房が相変わらず閑古鳥が鳴いているのですが、思わぬ客が訪れて2人がギルド長選に巻き込まれるお話でした。リクトの商魂逞しい様子や、心の中で突っ込む様子に何度かクスッとしました。
最近、杉原先生は小説を書く為に自身のシリーズを読み直しているらしいのですが、是非こちらの作品も続きを書いて欲しいです。
三つ目は「ダブル・バインド」の番外編「春の世の夢」です。既読ですが何せ2010年〜2012年の作品なので、とても昔に読んだ記憶しかありませんでした。
でも記憶の中であの事件はどの作品だったのかと断片的に覚えていたので、読むのには支障が無かったです。
そうそうそうだったと読みながら手を叩きたくなりました。
たぶん本編後のお話です。…すいません。
上條が漸く瀬名と祥と3人で暮らす事になるお話でした。上條がウルっと来てる様子に胸熱でした。そして日本に戻って来た瀬名に嫉妬する葉鳥と、そんな彼を理解して愛している新藤にこちらもジワっと来ました。無理なく2CPのその後が書かれていて、英田先生は流石だと思いました。
四つ目の作品は大好きな夜光花先生の「不浄の回廊」ですが、こちらはもう10年以上前の作品で流石に読んでいても記憶が戻りませんでした。タイトルは「どこにいても、君と」でした。こちらの本が出た2018年は「式神の名は、鬼」はまだ出ていなかったんですよね。「同じキャラ文庫なら「バグ」も好きだったのにと思ってしまいました。
内容的にはホラーもので怖いという印象は無く、珍しくコミカルな印象でアンソロジーには珍しくエッチシーンが長かったです。
そして最近ドラマCDを購入するか迷ってる大好きな「美しい彼」が五つ目の作品でした。番外編タイトルは「KISS ME」です。葛西リカコ先生の扉絵がとても美しいです。平良の裸の胸に抱きついて眠る清居の横顔にうっとりします。顔は見えないけど平良が清居の寝顔を見つめているようです。
内容は同棲しても変わらない平良の態度に複雑な思いを抱く清居の思いと、彼と家族の関係について書かれていました。清居の家族へのわだかまりとか何故モデルになろうと思ったかが詳しく書いてあるのと同時に、高校時代の平良の視線をどう感じてたかが書いてありとても興味深かったです。清居が平良の存在を大切に思ってる様子が、素直じゃないだけにとても可愛いのです。こちらの作品も続編がとても待ち遠しいです。
そして最後に「琥珀」にも載っていた「FLESH&BLOOD」の番外編「騎士の願い」です。私は「琥珀」のレビューでも書きましたが本編未読です。こちらの番外編はイングランドと敵対している、スペイン側の人物視点のお話でした。カイトはこちら側の人物とも知り合いだからスパイ容疑をかけられて、執拗に狙われたんでしたよね?
詳しく内容は知らないまでも、読んでいるうちにカイトの預言や話の内容から番外編の主人公の正体が分かってとてもワクワクしたのを覚えています。史実を織り交ぜてこれだけの作品を創造出来る松岡先生は凄いと思いました。
長編過ぎて今さら追いかけはしませんが、番外編だけでもこれからも楽しみたいと思いました。
先月に引き続き表紙は円陣先生。この表紙の二人を並べて妄想できるじゃーん と思ったのですが、やっぱり表紙以外に何もなし。うーん、めっちゃ格好いいのに勿体ない(泣)
それはさておき、今月の「翡翠」もたっぷり330p!ダブル・バインドは読みましたが暴君竜は一部、他作品は未読ですので、すいません、拙いですがとにかく内容紹介まで。
先月同様、各お話の中表紙(多分新しい挿絵だと思います)+お話と言う構成。
1.暴君竜と初恋の香り 50pほど
二人が最初に出会う前、可畏が潤の存在を嗅ぎつけた時のエピ+双子を産んだ後の潤がバスケをしたいーとねだって皆でバスケをするお話でした。1巻は読んでいたので、ほほーこんなことがあったのかーと今更ながら可畏の嗅覚にびっくり。また双子にでれっでれになってる二人に大爆笑したお話でした。幸せそうでよかったわー
2.錬金術師と招かれざる客人 67pほど
本編後のお話だと思います。アダルバートのところにやたらと訪問者があって、なんだなんだと二人や周辺がすったもんだするお話でした。色っぽいお話はなく、キスどまりでしたが、二人とも幸せそうでした♡
3.春の夜の夢 50pほど (ダブル・バインドの番外編)
メインカプ+祥で同居を始めたお話と、新藤さん+葉鳥のお話が半分ずつぐらい。瀬名は変わらずツン気味でしたが、幸せそうなんで嬉しいです。それよりそれより、大好きな葉鳥!!!!!!!新藤さんとすんごくすんごくしっかり結びついている様子が書かれていて、この部分だけで、あー手にして良かったーと感極まってます。ダブル・バインド、とくに葉鳥ちゃんがお好きだった方は是非是非!(クジラも当て馬役っぽく姿出してます!)
4.どこにいても、君と 42pほど (不浄の回廊 番外編)
本編後のお話だと思います。二人でレンタカーにのってデート♡と思っていたら、山の中で道に迷い、ガソリンがきれ・・・・変なところに迷い込んでしまうお話。神社でイタしておられたり、割合やりたい放題って感じなんですね、この攻めさん。
5.KISS ME 42pほど (美しい彼 番外編)
本編、読みたくても読めずにいるんです。リカコ先生の挿絵なのになあ。今回読んでもまだちょっと躊躇い中。清居の複雑な心境に、どうにもついていける気がしない。
今回は清居の家族がハワイに行って、そのお土産をもらって平良が待つ家に帰るお話。チョコを口移しみたいにいただいて、平良が震えてました(笑)なかなか絶妙なバランスの二人なんですね・・・
6.騎士の願い 53pほど (FLESH&BLOOD 番外編)
ジェフリー、カイトは登場せず、ビセンテ・デ・メンドーサと周囲の人がカイトのことを懐かしく思い出しているお話でした。本編の途中のお話っぽいのですが、すいません、本編長すぎて分からず(泣)。
イングランドに向かう途中?嵐でサンタンデールに逃げ込んだ「幸運の艦隊」の修理をしている一夜のお話だと思います。
未読作品の紹介、まったくイケてなくて申し訳ないです・・・
ダブルバインドの新藤さんと忍が本当に好きで、2人の話が読みたくて買いました。
今までも小冊子などで2人の新しい話が読めるたびすごく嬉しかったけど、今回の話はめちゃくちゃ泣いてしまいました。このふたりの話で萌えることはたくさんあったけど泣くというのは今回が初めてで自分でもびっくりしました。
忍の成長や新藤さんの人間くささ、2人が歩んでいる道の切なさとお互いに対する愛情の深さが詰まっていてもしかして新藤さんと忍の話は今回が最後なのかなあと思うくらい、今まで2人の集大成のような話でした。
本当に今まで好きでいて良かったと思える話だったので、新藤さんと忍が好きなひとには絶対読んでほしい!
今回の話が小冊子ではなく、普通の書店でも手に入れることが出来るもので良かった。これから2人のことを好きになる人にも本編とあわせてぜひ読んでほしいです。