つらなるステラ

tsuranaru stella

つらなるステラ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神34
  • 萌×238
  • 萌27
  • 中立17
  • しゅみじゃない14

--

レビュー数
23
得点
420
評価数
130
平均
3.5 / 5
神率
26.2%
著者
高野ひと深 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784396784362

あらすじ

「演技なら俺とも寝れる?」
演技派俳優×国民的アイドルの芸能界ラブストーリー!!
[私の少年]の高野ひと深が贈る圧倒的に美しいBL短篇集。

「ふしぎだ
俺のいちばん星が俺を見てる」

5年前に国民的アイドルグループ“ADORE5”を脱退し、現在は演技派俳優としてスターダムを駆け上る三苫蒼馬。ADORE5のセンター・森高央司の超絶ファンなのは秘密の話だ。

そこへ、ADORE5解散のニュースが流れ、央司がお忍びで蒼馬の家にやってきた。
憧れの央司が自分を頼ってきたことに戸惑う蒼馬だが、央司は「蒼馬って俺の事好きだったろ? 俺を抱ける?」と
蒼馬に迫りーー?([つらなるステラ])

大注目作家・高野ひと深の未収録BL読切りをすべて網羅した極上短編集。
表題作の描き下ろし後日談8P収録!

表題作つらなるステラ

三苫蒼馬 国民的アイドルグループを脱退→俳優
森高央司 国民的アイドルグループの一員

同時収録作品MILK

八尋茂・空手道場の孫・高校生・18歳
宇津木智博・茂の道場仲間・高校生・18歳

同時収録作品逃げなずむならよる

成田睦 AV製作会社社長
大窪蛍輝 SE

同時収録作品レユニオン・ドラマの場合

青島健吾(作曲家,広樹の恋人)
広樹三久(地下アイドル,健吾の恋人)

同時収録作品おとなりから笑い声

その他の収録作品

  • Bonus Track
  • あとがき
  • キャラクターラフ

レビュー投稿数23

続きをください。

いやー、作者様が一般の方で活躍されている方なので、描写はあっさり目なんだろうな〜〜。と思ったら、割とがっつり濡場があって本当ありがとうございますって感じでした。
絵がとにかく綺麗ですが、お話自体はわりと上級者向けかもしれません。クズ攻め・流血・攻守逆転?・女装 要素があります。
短編が5話と、表題作のその後の話が1話。
全部続きが見たすぎる短編ばかりでした!!!
なんていうか、泣きましたね。えっ?えっ?ここでENDってそんな殺生な…っていう意味で。
登場人物の心理描写というか台詞回しや表情がすごくリアルで、短編なのに滅茶苦茶感情移入しました。
あらすじというより感想ですが、以下ネタバレです。

「MILK」
八尋(18)×宇津木(18)
ま〜〜、1ページ目から攻めのクズっぷりが半端ない(受けを抱きながら、攻め「こないだ紗奈ちゃんとヤろうよってなったんだけど勃たなくてさ〜」のシーンは初っ端から全力でクズってて、御馳走様ですって両手を合わせました)
ただ、攻めがこうなってしまったのには理由があって、両親が転勤族だから、なるべく人と関わらない、好きにならないようにっていう自衛からそうなってしまってるんですよね。
受けはそんな攻めにずっと片思いしていたのですが、いざ攻めが「付き合いたいんだけど」と言っても、信じられないんです。「パッと付き合って、はいさよなら、そうなったら後は俺ら、おしまいしか残ってねえけど」と言って拒否してしまう。ここら辺がね、表情とか台詞回しが、ほんとうまいんですよ。
受けの「もう 零れた」の切なさ!!!!
もちろん、クズ攻めの攻めザマァ展開もあります。攻めがかなりボコられて流血してるので要注意ですが。攻めザマァ展開好きな人は全力でおススメです。

「逃げなずむならよる」
睦(AV会社社長) ×蛍輝(SE)
中学時代、同じ野球部?に所属していた二人。寝ている攻めに触れたときの、攻めの「ん」という声に息子が反応してしまった受けが、攻めの後ろでオナってしまって、それ以来、受けは後ろめたくて攻めを避けてしまいます。その後受け→就職 攻め→進学で離れ離れに。
10年経って街で再会するのですが…

関西弁!!!
台詞のセンスありすぎるでしょう。
お気に入りのセリフは「お前才能あるわ こないすぐ穴やわやわなって」
この話はねー…読み終わったあと叫びました。ENDの文字見て「嘘やろ…」って。泣きたい。続きが読みたい切実に…。
再会したとき、攻めは受けの名前忘れたフリしてましたけど、最後のこれね…表情やばない?上手すぎるでしょう…
話の組み立て上手い…上手すぎるよ。

「おとなりから笑い声」
荒井×坪内
お笑い大好き荒井がお笑いライブにくると、隣に座っている男が全っっく笑っていない(どころかムスっとしている)ことに気がつき、そのことが気になって集中できなくなってしまう。イライラしながら家に帰ると、隣に座っていた男はなんとお隣さん。

受け…笑い声が「あっ、あっ、」って喘ぎ声みたいで恥ずかしいから人前で笑えないって…………可愛すぎません?
っていう、話です。

この3編のお話が好きすぎてもう…
他、「レユニオン・ドラマの場合」、表題作「つらなるステラ」

続きが欲しすぎるので(特に「逃げなずむならよる」 )
1000通くらい出版社にメールしてしまいそう。

14

一味違う短編集

表紙の繊細な絵と一般誌で描いている(そちらは未読ですが)作者さん…ということでBL感の薄い軽めの短編集かな~と思いつつ購入しました。が、いい意味で裏切らた!
各話短くてどの話も今後の展開を…!と身もだえるような内容ではあるのですが、1話1話苦めのお話しで読んでいるときの満足度は高く、普段あまりない味わうことのないハラハラ感は新鮮でした。
それぞれ濃度の差はありますが、どれもかわいくてハッピーなBLではない…!のは珍しいかなと。
エロは一般的なものと比べると少な目ですが描くところはしっかり描いてくれている感じ。
あと暴力描写が結構ガチで驚きました。

【MILK】
幼馴染でセフレ、なお話し。攻めの顔がここまでボコボコになるのなかなかない!
【逃げなずむならよる】
思春期のすれ違いを引きずりながら大人になって再会する話。続きが気になる。
【レユニオン・ドラマの場合】
同窓会で久々に再会するが…という話。一番好きでした。最後まで読むとなるほど~~!!!となる感じが気持ちよかったです。
【おとなりから笑い声】
お隣さんの喘ぎ声が気になる、なお話。この中ではかわいい感じでした。
【つらなるステラ】
俳優とアイドルのお話し。表題作が一番最後に掲載って珍しいような?作者さんのアイドル感が詰まってるのかなと思いました。

またBL単行本が出たら買います!

6

読み応えのある短編集

「私の少年」と表紙から爽やかなイメージを抱いていたのですが、一番最初から体の関係のある二人の話でいい意味で裏切られました(笑)

きれいな絵に加え、どの話もストーリーがよく練られていてとても読み応えがありました!

特に良かったのが「レユニオン・ドラマの場合」です。
攻めの健吾がどストライクでした。
バカっぽい言動が多く、その言動と行動で受けのヒロキを翻弄するのがイイ!
あんなきらきらした目で迫られたら拒否できませんよ~!
思わず最初から読み返したくなるようなストーリーも面白かったです!

全て短編でしたがどの話も楽しく読めたので大満足です。
高野先生の他のBL作品も読んでみたいと思います!

3

短編集だけど好き

2015年~2017年に雑誌掲載された短編集。
短編ならではの、「ここで終わりか~この先どうなるのかな」をポジティブに思えるお話ばかりで、まとめ方が上手いと思いました。
こんな設定よく思い付いたな~というものもあり、新鮮です。どの作品にもどきっとする表情が描かれていてそれぞれ楽しめました。
何故か表題作が冒頭に載っていないとワクワクする者なのですが、期待のままに「つらなるステラ」が特に良かったです。
絵の丁寧さ、きれいさは言わずもがなですが、キャラクターが好き!主人公にきゅんとしました。

0

余韻の残る短編集

一般作品の「私の少年」を読んで、凄く良いなーと思っていたら、作者様がまさかのBLを描かれていると知って即購入!
5作品の短編集で、表題作が一番最後に収録されている少し珍しい構成でした。
さすが作者様らしい一筋縄ではいかないオリジナリティある作品の数々に脱帽です。
表現が短編映画のようで、表情や空間の使い方が非常にお上手で、魅せられてしまうんです。
私は、一番最初の幼馴染の高校生同士のお話と、再会もののお話が好きでした。
あと、笑い声が喘ぎ声のようってお話も意外性があって面白かったです。
後書きで作者様が実際にそーゆーサラリーマンを見かけたと書いていらっしゃって、吹き出してしまいました。
表題作は攻めの元アイドルの見た目がちょっとおじさん過ぎて、現アイドルくんとの見た目の差を感じ過ぎてしまったのが残念でした。
表紙の雰囲気より、実際の素朴で綺麗な絵柄が魅力なのでぜひ読んで頂きたいです。

6

「それから」が読みたい…!

表紙に惹かれ購入。
その目当ての表紙=表題作は一番最後に収録の、全部で5本の短編集でした。

先の方がレビューされてますよう、続きが読みたい!と思うのが何本かありました。
私は『逃げなずむならよる』『つらなるステラ』で、特に『逃げなずむならよる』が良いです。
要は再会もので、攻めの秘められた想いが最後に表情に表れた時がもうっ…!!!
書き下ろしでその後のお話とか無いかな…と思ったら、書き下ろしは『つらなるステラ』で。
いや、つらなるステラ好きでしたけど!央司可愛いですけども!
どこかで続き読めたらいいな…読みたいです…。

『つらなるステラ』はとにかく表紙の央司(受け)が美しいです。
対して攻めの蒼馬のヒゲ(剃ったり生やしたり)バージョンが好みじゃなかったな。
央司と同じアイドルグループだった蒼馬が脱退し役者として成功し、そんな蒼馬の元にアイドルとして燃え尽きそうな央司がやって来るのですが、そんな央司に蒼馬がかける言葉がイケメンすぎでした。
蒼馬は元々央司の大ファンとはいえ、央司の気持ちがイマイチ分かりづらかった…。
短編だから仕方ないのですが、もっと2人がじっくり近づく様子とか見たかったです。

『レユニオン・ドラマの場合』という短編は、現在と過去が入り混ざったお話で、主人公が不思議キャラというかなんというか(;´д`)
結局何だったんだ…と、分からないまま終わってしまった感じでした。

『逃げなずむならよる』は応援書店ペーパーで少しその後が読めます。
こちらで物足りなさが、ほんの少〜し解消されるかな??

4

スパイス効いてる作品が多くて面白かった!

onBLUE29号の表紙&コピーがとても印象的で、コミック化されたら買おうと思ってました。
表紙のキラキラした感じ&国民的アイドルのお話が表題作なので、もっと少女漫画チックな浮世離れしたキラキラ☆アイドルものだったら苦手だなぁ…と思ってたのだけど予想と全然違うというか、いい意味で裏切ってくださって嬉しかった。
全体としてスパイス効いてる作品が多くて面白かったです。

【MILK】
幼なじみモノ。こきあい ぬきあい すいあいを経てアレをする仲になってる茂とトモ。
茂はトモを抱きながら、他の女の子の話をしちゃうようなクズだし、去るもの追わずを地でいくタイプ。両親が転勤族だったので、人と深い付き合いをしちゃうと別れるときに辛くなるから…と自制してきたせいで人に対しての切り替えも早いんです。
茂が「(ここに残らず両親に付いていってお別れなんてことになったら)トモ嘘泣きくらいしてくれよ。」と言ったとき「やーだよ。」と言ったトモのその次のセリフがキタっ!「まあ大泣きくらいはしてやるよ。」ぐっときましたわ。
トモはずっと茂の事が好きだったんだけど、間近で茂の女関係を見てきたこともあって、茂からの告白も本気にできない。ここの感覚の違い、長年好きだったからこそ茂の勢いのような告白を受け止められないってところが好きでした。

茂が振られた女の子の友人たちにボッコボコにされるんだけど、殺すのも厭わないような凶暴なヤツらでこんな奴らと縁がある女子高校生ってどういう子なの…怖い…と思ってしまい、女の子への同情がなくなってしまった…。

【逃げなずむならよる】
同級生再会モノ。
中学のとき一緒のベッドに寝て勃ってしまった息子を、寝てる睦のお尻に押し付けて抜いてしまって以来、気まずくて避けまくった蛍輝…。
あの夜を境に変わってしまった二人が偶然再会するのだけど、再会しても蛍輝の名前を覚えていない様子&「お前の名前思い出すと虚しさで死にそうになるからずっと忘れとったのに」と言ってた睦の嘘がバレた時の表情が絶品。

【レユニオン・ドラマの場合】
これお話の組み立て方が面白かった〜。
同窓会に出かけて「久しぶりー!」と再会を喜ぶ二人…のように見せかけて、実はお付き合いして同棲している(はず)二人というやつで、そこから過去に遡って二人の出会い、節目節目の思い出エピソードがどんどん出てきます。

冒頭の女物のパンツは彼女のかと思いきや、実は…という種明かしが最後にされてます。

【おとなりから笑い声】
お隣さんから頻繁に聞こえてくる喘ぎ声に苦情申し立てにいったら、実は笑い声で盛大な勘違いだったことが判明。
同じお笑いコンビのファンという共通点が見つかり急速に仲良くなる二人。郵便物の誤配送でお隣さんに渡しに部屋に入ったらオナニーの真っ最中、おまけに声が笑う時と同じだった…。

笑う声と喘ぎ声が一緒というお隣さん。
壁の向こうから聞こえてくるあの声は今はどっちなんだろう??と気になってしまう様子、気になるなら来ればいいという相手とのやりとりが好き。

【つらなるステラ】
同じ国民的アイドルグループにいた蒼馬と央司。蒼馬は脱退して今は演技派俳優と言われるようになり、央司はアイドルの最前線にい続けています。
央司は今も昔も蒼馬にとっては輝ける一番星。その星が「燃え尽きそうだよ」と言ったときの蒼馬が男前だし、ずっと星を手に入れたかった蒼馬の思いが叶って良かったと思える作品でした。


4

高野さんらしい短編がギッシリ!

私は前作「すのつく……」を読んで高野さんのファンになったのですが、
今作も期待を裏切らない快作ばかりでした。

相変わらずどのお話も話の展開が読めないというか、
そうくるか⁈ってな転がりようで、最後までワクワクしつつ読破。

特に印象に残ったのは、表題作。
カッコイイだけじゃないアイドルモノ。
でもやっぱ央司はアイドルで美人でしたv
(表紙の央司がたまらなく美人!vvv)

他の作品もやたらと喧嘩の強い受とか、
色っぽい笑い声の受とか、
思わず作品の頭に戻って読み直してしまった受とか!
どの作品もキャラクターが個性的!
一度読んだら忘れられない!

やはりどれも、もう少し長い作品で読んでみたかった!
そういう意味で物足りなさを感じて、評価は神寄りの「萌×2」!

3

君の名前で

読み切り短編を詰め合わせた1冊で、どの作品も完成度が高い。
表題作はアイドル物。
かつて同じグループにいて、一人はグループを抜け俳優として成功し、一人はグループに残り今でもセンターとして活躍している。
お互いに自分の仕事に追われて、今ではあまり接点のなくなっていた二人だったがある日…。
そんな二人のお話で、中編マンガとしてはストーリーも絵も申し分ないですし、ちゃんとBLの要件は満たしているはずなんですが、BL的な萌という面では私の中では何故か印象が薄い。
私としては他の作品の方がどれも印象深くて、特に好きなのは「逃げなずむならよる」でした。


1

雀影

セルフツッコミ
レビューのタイトル、ネタバレ過ぎかなぁ。
変えた方かいいかなぁ。
でも、君の名前で僕を呼んでなオチが良かったんだよぉ。

短編のもどかしさ

皆様のレビューを拝見して、短編集ということを
再確認、理解したうえで読み始め…。

ううーーーん…!!
確かにやっぱり1話1話短いです!
ええーっという所で終わってしまうお話もありますし(涙)
ですが、短いのに各話設定がしっかりしていて
あの短さで構成がよく練られているなあと感心して、
満足する所もあるんです。
もちろん、画力もとても素晴らしいです。
表題作の央司の顔面の麗しいこと…♡

もう、これはこのもどかしさを楽しむものなのね、
と思い直しまして。

わたし的にお気に入りは「MILK」。
攻めのシゲのクズ具合は、稀に見るボコられぶりに
反省をしていることでしょうし、
まあ薄めーに目をつぶるとして。
トモの、シゲを好きだからこその友達と恋人の
曖昧なバランスに悩む姿に胸がぎゅうっとなりました…。


あとがきにキャラクターラフが載っており、
細かな設定に全部一冊ずつ本になるのでは…
いや、してほしい!!と思わずにはいられませんでした。

1

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