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no.9 love drug&painkiller
が、主人公です。
名前は志藤。
友だち作りが苦手で、大学でも空気のような存在...
「わかってくれる」相手欲しさにゲイのおじさんと援交しているのでした。
しかもイケオジじゃなくて、モブっぽい感じの。
ある日おじさんとラブホから出てきたところを同級生の竜咆に見られてしまうところから、ふたりのストーリーが始まります。
この竜砲という男、さすがモテメン...ずるいくらい距離を縮めるのが上手いです。
マイペースで強引で、だけどちゃんと優しくて。
ちょっと意地悪なことを言ったかと思えば、大事な場面では安心させる一言をくれたり。
そんな竜砲と過ごすようになり、志藤に少しずつ良い変化が。
竜砲経由で友達もできます。
いつの間にか志藤にとって、竜砲は一緒にいて温かい気持ちになれる相手になっていました。
とは言っても竜砲はノンケで、あくまでふたりは「友だち」。
好きになっても辛いだけ...というおじさんからのいらぬ助言もあり、恋に歯止めをかけるべく、早速おじさんと会う約束をする志藤でした。
※ここまでが一巻。
※ここからが二巻(最終巻)。
好きな気持ちを自覚するようになり、竜砲とぎくしゃくしてしまう一方で、おじさんから援交ではなく本当に付き合わないかと提案されます。
好きな子がいてもいい。
好きになってとも要求しない。
叶わぬ恋の話だってきいてあげられる。
寂しいのは嫌だろう?だから付き合おう、と。
これまでは承認欲求を満たすために援交してきた志藤ですが、竜砲や友達の優しさを知った今は...
「寂しいからって誰かのこと利用するなんて」
「胸張ってちゃんと 竜砲の友達でいられるように」
おじさんからの誘いははっきり断ることに。
しかし、事件が...
はぁ...
ある意味最後まで大活躍のモブおじさんだった...
スパイシーな恋もいいけど、こういうあったかくて優しい恋もいいものだと思いました。
竜砲の優しさに包まれながら志藤が成長していく様子は見ていて爽快。
甘酸っぱくて胸がきゅーっとなる一巻、シリアスめな二巻、両方楽しませていただきました。
ところで、題名の意味がさっぱり分かりません。
No.9ってなんの数?
これって何かの関連作品なんでしょうか?
ご存知の方いらっしゃったら教えていただきたいです。