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若くして助教授となった緒方に「秘密を黙っている代わりに抱かれろ。」と脅迫された講師の高野は…。
ってあらすじのワリに、あんまりドロドロしてなかった。軽く拍子抜け。だけど若くして地位を手に入れたツンツンな攻が鈍感な受にメロメロという、攻の愛情過多なストーリーにはキュンとした。
攻の愛に受があんまり気付いていないのが良いね!もどかしくて萌える!
オマケに年下攻だった!若さを武器に押しまくる、年下攻のツボを巧みに押さえております。へっへっへ。
そんな地位を利用して受に手を出す助教授×講師モノが表題作。
↓他収録作品はこんな感じ。
・弁護士同士モノ。
・義兄弟モノで弟が攻。
・幼馴染モノ。
・小料理屋の大将でツンデレ受話。
どれもよくある設定ですが、この絵柄が好きな方なら楽しめると思います。スーツの着こなしというか、ちゃんと骨格がシッカリした男がスーツを着てるってバランスが好き。着せられている感が無いのが良いです。
この作品が世に出た年に生まれた子が、もう高校1年生。
古い作品を読む際、ついそんなことを考えてしまいます。
今の藤河さんの作品と並べると、もはや別の人が描いたのでは?というくらい違いが。
しみじみ作家さんの努力は素晴らしい。
おかげさまで、イケメンな小説家や綺麗な編集者を拝めるしあわせにありつけます。
短編集ですが、表題作は3話編成です。
美術大学に勤める准教授の緒方(27)と講師の高野(29)。
学生に性的に襲われているところを緒方に見られた高野。
「大学に言えば学生は退学」という緒方の言葉に、「言うことを聞くから黙っておいてくれ」と頼んだものの…。
こういう場合の「言うこと」はたいてい体と相場が決まっています。
連日の体だけの関係を通して、緒方のちょっとした優しさに触れたりしてコロリ。
その後はやきもちをやいたり、才能にふさわしい場所に行く行かないがあったりでした。
萌えが作画に左右される派なのと、予想通りに進む展開に萌えきれず。
その他に、同じ弁護士事務所に勤める先輩×後輩、親の再婚で兄弟になった2人、隣に住む従兄弟の大学生と高校生、リーマンと居酒屋店主という4編が収録されていましたが、どれも「時代を感じる」以外の感想が浮かばず…。
ひとつ言うなら、血の繋がらない兄弟の話は、弟がガンガン攻めていて、兄はガード固めだったのが、なぜか後半になって爆発した弟に「俺がお前を好きだからダメなんだ!」と言う兄に目が点でした。
いや、弟も好きって言ってるけども。
両思いになっちゃうからだめってこと?と、理解するのに数秒かかりました。
他の作品のレビューにも書いたのですが、藤河さんの描く横顔が好きなんですよ。
でもこの作品当時の横顔は、わりと量産型の、鼻!上唇!下唇!顎!という感じで、「あー…」という気持ちに。
でもこの〻←こんな感じから、よくぞ今の美しい横顔にたどり着いてくださった!と、胴上げしたい気持ちでいっぱいになりました。
この作家さんの初単行本だそうです。
なんとなく初々しさが感じられる作品ばかりでした。コマ割りとかストーリーの展開の仕方が読んでいて新人さんかな?と感じられました。
表題作の「恋愛」がシリーズもので短編で3話、他に短編が4作品ですが、そのうちの2作品は同人誌からの再録です。
ページ数の関係もあるのでしょうが、話の展開が急だったり、結構強引な持っていき方もあって、萌えを感じるには今一つ足らなかった気がします。
どれも王道のお話で、時間が経てば覚えてない作品の中に埋もれていくんだろうなぁという印象でした。^^;