唇はエゴイスティック 上

kuchibiru wa egoistic

唇はエゴイスティック 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神37
  • 萌×233
  • 萌11
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
9
得点
350
評価数
83
平均
4.2 / 5
神率
44.6%
著者
藤河るり 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
enigma COMICS
発売日
電子発売日
価格
¥736(税抜)  
ISBN
9784775529591

あらすじ

小さな工房である美杉カバンの優秀な営業マン・吉野は、売上が下がっていることに悩んでいた。そんな時、取引先から有名ブランドとのコラボを提案され、世界的なブランド・オルシーニへ出向く。壁は高いと思われたが、商談中にあらわれたのは、なんと社長のカルロで――!? 上下巻でお送りする、王道ラブストーリー!

表題作唇はエゴイスティック 上

カルロ,世界的ブランド・オルシーニの社長
吉野直純,美杉カバンの優秀な営業

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数9

ほどよい切なさと甘さがある

最初からお互いを意識して恋愛関係になるBLは多いとは思いますが、この作品は前半仕事メインで後半が恋愛メインです。
絵がとても綺麗で心理描写など、鮮明に描かれていると思います。
甘々なべたべたな恋愛というわけではなく、大人の恋愛。恋人になりますが、あることがきっかけで別れることに…。攻めが受けを大切にしていなかったと気づき、別れてからも受けとヨリを戻したくて攻めが毎日贈り物をする姿勢も良かったと思いました。
最初は受けのほうが惚れてたのに、後半になるにつれて攻めのほうが受けにベタ惚れになっていたのも萌ましたね。
甘くてきゅんっとする場面もあれば、切なくて胸が苦しくなる場面もあり、飽きずに最後まで楽しく読ませて頂きました。
可能であれば続編が読んでみたいと思えた作品でした。

5

エゴイストは美を欲す

※このレビューは下巻未読で書いています。下巻で覆る内容があったらご容赦下さい。

日本の小さなカバン工房「美杉カバン」の営業をしている実直な努力家の秀才・吉野直純(受け)と、イタリアの世界的老舗ブランド「オルシーニ」の若き社長で辣腕俺様系のカルロ(攻め)の、イタリアを舞台に二人の男が惹かれあうドラマチックラブストーリーです。こちらは上下巻のうちの上巻となります。
参考までに書くと、前半の方に、カルロが女性と致してるのをたまたま来た吉野が偶然見ちゃうシーンがあったりします。あと、本編はキスまでなのですが、書き下ろし?カバー裏?で突然二人が普通にセックスしてたりするので、もしかしたら下巻を読んだ後に見た方が話しの流れ上いいのかもしれません…。電子で読んだのですが、私はあとがきの次のページに表示されてビックリしましたネ。

美杉カバンとのコラボをプレゼンしにイタリアへ来て、カルロに資料の美しさと仕事への熱意、類まれなる能力を気に入られてしまった吉野。欲しいものはどんな手を使ってでも手に入れるカルロは美杉カバンへの融資を盾に吉野を自らの専属秘書にしてしまいます。そうして吉野とカルロがイタリアで過ごすうち、それぞれが見せるギャップやふとした瞬間に色気を感じ、唐突に湧き出た気持ちに二人とも戸惑ってしまうわけです、が。
吉野がカルロを意識したときの表情が何とも色っぽいです。カルロもまたグイグイ押せ押せで吉野を翻弄していくわけですが、手際が何ともスマートな肉食系で。これは草食系な吉野は色んな意味でたまらんだろうな、と思いましたね。

カルロは吉野に出会い、想い、どうなっていくのか。
吉野はカルロの想いをどんな風に受け入れるのか。
そして本気の恋とは何なのか?

彼らなりの想いのかたちが見れることを願って、下巻を読みに行こうと思います。

3

唇はエゴイスティック上

ハーレクインBLなんて文字を見ながらどういうことかしらと読むと納得のストーリーでした

上巻ではまだお仕事感が強いですが、それでも攻めの色男ぶりにはやられます
女性との絡みもあるので苦手な方はちょっとお気をつけいただく方が良いかと思います

受けちゃんが不憫というほどでもないですが、なかなか幸薄い感じ

攻めの言葉や仕草がいちいち色っぽくてそれも非常に楽しく読みました

8年越しのお話とのことですが、そんなこと全く感じないお話でした

2

上巻の吉野は可哀想

8年かけてこの作品を作り上げたと知り、驚きです。最初から最後まで美しい絵柄で引き込まれました。完成させてくださってありがとうございます。

ノンケ✖️ノンケのカプですが、カルロはバイですよね?今まで男の人と付き合った事はないみたいですけど、恐らく美しければOKみたいな所はあったんじゃないかな。彼の審美眼に適う男は吉野しか居なかったんだと思います。上巻を読んだところでは、まだカルロの魅力は明らかにされてませんね。
自分の欲求に正直で欲しいものは手に入れるタイプ。いい物を作るために頑張っている姿はキュンとしましたが・・・

吉野は才能があるところを評価されて、そのおかげで美杉カバンはどうにかなっているけれど。カルロにはもっとカバンを評価してもらいたかったですね。J.Jでも良かったけど、カバンが・・・ 人質のように秘書をしている彼が可哀想。そしてカルロなんかに惚れてしまって(泣)

下巻ではドラマティックな展開が待っている気がします。

2

色気のある表情が好き

上下巻同時発売という事で楽しみにしてました。

知らなかったのですが、途中で闘病なさってて、こちらのコミックスは8年前に連載が始まったそうです。無事に完結して良かったです。泣

藤河るり先生の絵が大好きなんです。今回は特にカルロの垂れ目が色っぽくてドキッとしていまいました。吉野が意識しちゃう気持ちが、すごく良く分かります。

さて内容に触れてしまいますが、上巻では2人はまだくっ付いていません。

欲しいものは何としても手に入れるカルロに吉野が翻弄されてます。
ハッキリいってカルロはよりどりみどりなので、単に吉野に興味が湧いてちょっかい出しているだけにしか見えません。

2人は仕事面では理解し合っているようですが、生真面目な吉野がカルロに傷付けられないかとても心配になる展開で上巻が終わってます。

因みにカバー下漫画はは下巻まで読了してから読む事をお勧めします。

カルロの肉体美は眼福でした。

1

美しきエピキュリアン…カルロという男

美麗です〜、正に眼福。

イタリアの有名ブランドの若き美青年社長の、美と恋に囲まれたラグジュアリーな世界。
この冒頭だけで、彼・カルロが欲しいものは手に入れる系の男であることがわかる。
特に仕事には厳しく、常にスピードと成果を求めている。
一方、日本の小さい鞄工房の営業マン・吉野。
彼は自社の販路をなんとか広げようとイタリアを訪れ、そこでカルロと出会う。
そしてその熱意をカルロに認められ、強引に専属秘書に引き抜かれる…
初めは本当に社長と秘書。
やり手だけど自由すぎる社長と、生真面目で有能な秘書。
カルロは、吉野が余りにも真面目で、逆に興味を抱く。
きっかけは、日本で工房の社長が倒れたという知らせに吉野が動揺した事。
吉野の、いつもは動かない表情が崩れた時、カルロはオちるわけです。
「カルロが落ちる」と書きましたが、それは私の読み方。
物語の展開としては、恋多き男(ノンケ)カルロが、初めて男に欲情し、お堅い吉野に戯れの駆け引き、そして当然のようにモノにする。
吉野〜!
やっぱり落ちちゃったのね…カルロは真剣じゃない、って思いながら、自分が少しずつ溺れていく。
カルロって自分の魅力をよくわかってんのよね。その上お家騒動みたいのも絡んでちょっとの弱みもみせて。
あーカルロにハラ立つ!
吉野を軽くあしらったらただじゃおかねーぞ…という気分で下巻へ。

1

フェロモン

言葉では上手く言えないのですが藤河先生の描く、
妖艶な雰囲気が好きなのでこちらを購入しました。
なんというか…フェロモンが飛んでるんですよね…。



美杉カバンの優秀な営業マンの吉野(受け)は、
美杉カバンの売り上げが下がっていることに悩んでいました。
そんな時、有名ブランドとのコラボを提案されてイタリアに行くことに。
その商談先で現れたのが社長のカルロでー…。

上巻ではくっつきません。
仕事のお話が多い中恋愛も絡まってくる感じなのですが
ノンケの恋多き男のカルロに翻弄される吉野。
吉野はすごく真面目な男の人なのでカルロのことで傷つかないように…と思いながら上巻を読み終えました。

やはりこちらの作品でもカルロにフェロモンが飛びまくっていました。
下巻を読むのが楽しみです。

0

その唇が、とろけて開くのはいつ?

藤河るり先生が、闘病の為に休筆されていたのは知らなかった。
先日も、「最高の小説家」の番外編とか、全くの新作「マーキングオメガ」とか。
コンスタントに新作を発表されている方だと思っていたので。
先生は絵の乱れ、などを気にされている様だが、素人目には気にならない。どちらかと言うと、昔の絵に近付いている様な気がしてしまう。

冒頭は、2006年の「プラダを着た悪魔」のワンシーンの様で面白い。私の好きな映画だ。
ミラノのファッション界を牛耳っているカルロはUSヴォーグの編集長、アン・ウィンターに耳打ちする。「ヴォーグの社長が貴方に代わる編集長を探しています。」
これは映画の後半に出て来る有名なシーンでもあって。るり先生もこの映画をご覧になったのかな、とワクワクする。
日本で小さな工房を守る営業マンの吉野は、工房の危機を救いたいとミラノのブランドとのコラボ企画を進める筈が、カルロに気に入られ、工房に融資する代わりに専属秘書になる。
ちょっと待って。融資は助かるけど、コラボ企画は⁈っていう。
後半にはこのブランドが老舗の家族経営で。ミラノやフィレンツェ、ローマに拠点を置くブランドにはありがちな、家族経営のブランドだと分かって来る。
モデルにしているのは、今だとフェンディかな。かのブランドも、故・カール・ラガーフェルドを始め、海外からのデザイナーやアート・ディレクターを、老舗の家族経営に新しい風を送り込む事に積極的だったかと思う。

カルロは、吉野の硬い色気に興味から惹かれて行く。互いにノンケの筈なのに。
吉野は吉野で、カルロの圧倒的な雄っぷりに陥落寸前。さぁ、どうなる⁈というところで上巻は終わる。

ミラノやパリのラグジュアリーブランドは、大抵、服よりも、バッグやアクセサリー、香水やコスメティックでその売り上げを支えている。カルロのブランドが、吉野が守ろうとしている美杉という工房の職人の手によって、素晴らしいバッグを作る、というお話になれば良いなぁ。日本の職人や工房の繊細な技術で、世界のラグジュアリーを支えているという話はよく聞くところだ。安易安定路線だけれど。そういうのも期待している。

0

真面目秘書とチャラいCEO

少女漫画!という感じの設定。作者さんいわくハーレクインBLとのこと。
その名の通り、イタリアの鞄メーカーのCEOに見初められるというお話。

主人公は、日本の老舗鞄メーカー勤務。しかし最近のトレンドに乗れず業績は悪化している。
一方、よいものは伝統にとらわれず取り入れるという新進気鋭のイタリア老舗ブランドの若きCEO。主人公の直純は、そこへ単身営業をかける。
向上心が強く熱意にあふれた直純に目をとめたCEO、カルロは直純を引き抜いて秘書にする。

という設定でした。
上巻ではまだつきあっていませんが、女性大好きパーティー大好きでチャラいカルロが、有能な直純のことを恋愛感情でも気になり始め、アタックをするというところまで。

ハーレクイン的なあれよ展開ですが、直純が仕事に熱意を持って取り組むところは好感が持てます。

0

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