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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
寂しさを覚えつつも、充分満足な終わり方をしてくれたアドリアン・イングリッシュのシリーズ。またあの面々に出会えるとは思わなかった。
番外編だと軽く見てはいけません。必読の一冊です。
3つのお話のあらすじをざっと書きます。
「雪の天使」(私は電子で既読。アフターストーリー付き)
過去に宝石泥棒をしていたノエル・スノウは牧場を経営しながら小説を書いている。彼の書く物語の主人公は、過去の彼自身と彼を捉えようとしていたFBIのロバート・カフェがモデル。ノエルがカフェにこだわるのは1度だけ関係を持ち、その思い出に捕らわれているから。物語の最終刊を出版した後、クリスマスシーズンを過ごそうと向かった牧場に、カフェが現れ、身に覚えのない宝石泥棒の嫌疑を欠けられるのだが……
「欠けた景色」(こちらも電子で既読)
地方警察向けの研修のため派遣されたFBI捜査官ナッシュはグレンと出会い、愛を育む。研修期間が終わり、その恋も終わるはずだった。しかし、ナッシュを送った帰り、グレンは忽然と姿を消してしまう。グレンを探すべく休暇を取り、研修先に戻ったナッシュが目にしたのは、地方警察内のゲイに対する偏見とそれによって評価されなかったグレンの過去だった。周りの人達が言う様にグレンは失踪または自殺してしまったのか……
「So This is Christmas」(物語の前にssあり)
「瞑き流れ」後日談。
イギリスでアドリアンの家族と共に休暇を過ごしたアドリアンとジェイク。戻って来て早々、ケヴィン・オライリーが恋人であるアイヴァーの失踪について相談をするためにアドリアンを訪れる。ケヴィンはつきあいをアイヴァーの家族に反対されており、失踪は家族がらみの事件だと確信している。同時期、探偵を始めたジェイクはアイヴァーの家族から『アイヴァー探し』を依頼されて……
3つ通してお話を読んで心に残ったのは、登場人物の抱える深い孤独。
あれだけのことがあって、ジェイクと深く結びついているアドリアンでさえ、時折孤独の影がよぎってしまうのは、このシリーズの大きな魅力であると私は思うのです。なんだかんだ言って、どんなに愛し合っていたとしても、自分の抱える問題は自分で立ち向かっていくしかないし、いくら言葉を尽くしても他者と完全に解り合うことはないのですから。
登場人物たちも、それを解っています。だから、自分で努力します。ぶつくさ言いながら、あるいは淡々と。ため息をついたり、自虐的なユーモアを滲ませたりしながら。彼らは、人生を自分で切り開きたいのだと思います。結果を人任せにせず、納得するために。その姿勢に心打たれました。
象徴的なのは、心臓手術をしても体を気使って過ごさなければならないアドリアンが「普通の生活ができることを大事にしすぎて普通の生活をこわごわ送るような人生は嫌だ」と、皮肉な形で思ってしまこと。うん、私もそう思うのよ。その願いを貫くことはとても怖くてしんどいことだと解っていても。
そういう想いを完全に理解できなくとも「おまえを信頼している」と態度で示してくれる人が側にいること。
それは『光』です。
孤独の闇の中で、その光は途方もない救いだと思うのです。
本編の蛇足ではない、美しい愛の物語でした。
余談
おーっ!
ジェイクとアドリアンのラブシーンで驚きがっ!
そう来たか。「ああ、お嫌い(地雷)の方がいるかも」と心配しつつ(私は大好物です)この二人の関係ならば「それもまた真実。確かにそれ以外ないっ!」と、鼻息を荒くしたのでした。
(長くてすみません。でも、実はもっと語りたい……アホですね)
アドリアンシリーズ作者の短編集に、アドリアンシリーズの番外編が入っています。短編をポツポツ翻訳してくれるなんてなかなかないと思いますので、とても豪華だなあと思う。嬉しいです。
(これからも出来たら短編集出して欲しいなあ…)
一番最初の「雪の天使」は再会もので、怪盗と刑事というちょっとファンタジー(?)な組み合わせなんですが、敵味方なのに惹かれてしまうポピュラーな組み合わせなのかもしれない。
短編なので、2人の出会いなどかなり端折られていてちょっと唐突な設定がポンポン入ってくる感じはありますが、大人の恋愛だなあと思える部分はじっくり描かれています。
私はその後のお話で入っていたショートストーリーのほうが好きかも。
ずっと、好きで読んで来たこの作者のカップル感というか、ケンカしながら相手を受け止めるという雰囲気が好きです。
この人の描く攻め側の男性像で、いつも共通してドキドキする部分があるのですが、この短編でもそれが健在でした。
強引で口が悪いところがあるけど、例えば女性がヒステリックに喚いても男性らしい冷静さを残して相手を包もうとする所というか。カッコいいな…て思いますね。
「欠けた景色」
こちらは行方不明になった恋人の足取りを辿るお話。
事故にまきこまれたのか、自分から姿を消したのか、それとも…?という、ミステリー要素の強い作品でした。
ストーリーは面白くて最後まで一気読みしたくなりますが、如何せん、好きな人が行方不明という出だしなので、ほぼ主人公視点です。相手が出てこないので、相手の人となりがわかりにくいため、恋愛もので感じるきゅんとした感じやドキドキ感は薄めでしたが、ミステリーとしては面白いです。ミステリー好きの方にはオススメです。
最後に入っているのは肝心の、アドリアンシリーズのその後のお話。
主人公のアドリアンとジェイクはようやく一緒に暮らしていて、周りの環境も本編の時とは変わっていて、色々大変そう。それでも幸せそうです。
やはり最初の2作を上回る、恋愛ものとしての至上のドキドキを味わえました。
ドキドキきゅんきゅんというのでは全然ないですが…。
長く読んだからこそ、ここまできたなあという感じです。
言葉に表しにくいですが、一字一句がずしっときます。
ゆっくり読みました。
二人がケンカしたり、軽い皮肉めいた言い争いをしてる時はいつまでも読んでたくなります。けど重たい話をしているときはゆっくり読みたくて、終わってしまうのが惜しい。読み終わりたくない気持ちになります。
この人の描くカップルは、いつもケンカすっごいするんですけど、パートナー感があります。
ちゃんとケンカしている、という感じです。対等感があります。相手を愛しているから譲らないというのも伝わります。
本当に素敵なカップルでした。終わってしまいたくないです。
一番最後のシーン、まあ、当たり前のシーンです。恋人だから。
でもここまで読んだので、別に自分のことじゃないのに泣けてきました。
最後に、訳者さんによって、お話の良さは80%にも120%にもなると思います。
BLじゃなくてもそうですが翻訳モノを読むときにはいつも思います。
この翻訳者の方で本当に良かったと思います。ありがとうございます。
アドリアン新作待ってました!
英語が全くなので原書が読めずずっと待ってたのでうれしいです。
前作から半年後の設定のアドリアンとジェイク。
二人の心情と取り巻く環境の変化、読み応えのある中編小説です。
個人的に気になっていた過去作の登場人物が出てきてくれたのがうれしかった。
以下、タイトルに書いたことなのですが(ベッドシーンに関するネタバレ注意です)
今までのアドリアンシリーズではベッドシーンはジェイク×アドリアンのみでしたが
今作のベッドシーンはリバ描写あります。
匂わす程度ではなく挿入もきっちりと。
M/M作品だと普通にリバはあるので読み慣れてる気にしない方も多いと思うのですが・・・
もし苦手な方がいらっしゃったらご注意を。
「雪の天使」
田舎の屋敷で静かに暮らすノエルの秘密は、元・宝石泥棒であること。当時自分を捕まえようとしていた捜査官のロバートへの想いを小説と年の暮れにかけるいたずら電話にぶつけて10年経ったある日、ロバートが訪れる。最近頻発している窃盗事件の犯人をノエルだと言ってきかないロバートの監視のもと、ノエルのクリスマスイブが始まる…
泥棒仕事や生い立ちのせいで付き合いには壁が必要、日常生活も気を抜けず、孤独を抱えた主人公ノエル。受け入れて、一生このままだと決まっているような諦め姿勢。切ないです。それでも、長年片思いし続ける相手への酔っ払い電話や過去への遠回しな謝罪も気遣いの方向が明後日でポンコツ加減や微妙な図々しさが可愛い。
昔ノエルとの捜査以上の駆け引きの末、逃走されたロバートは目的をはっきりさせないままノエルに容疑の目を向ける。なのに時折思わせぶりなものだから、ノエルは気持ちがぐらぐらしていて読んでいるうちに、はっきりしてあげて!と。(ただノエルも翻弄されてもしょうがないことやらかしてるからなあ…)
そんなロバートだけど、態度に見えるのは優しさや両親を亡くしたばかりの孤独。2人とも胸のうちを完全に明かすことはないけど、お互いに1人でクリスマスを過ごすことへの気まずさを持っているもの同士、言い合ったり振り回しあってでも一緒にいてくれることにどこかほっとするというか。
モノロマ文庫のラニヨンさん作品はミステリやアクション色が強い中、これは穏やか。こんなに静かなのに心の揺れ動きを描ける文章力にうっとりします。ノエルの寂しさに慣れつつも可哀想になりすぎない性格のさじ加減も素晴らしい!
「欠けた景色」
仕事先で運命のような出会いを果たした警察官グレンの失踪を聞きつけ、個人的に捜査に乗り出したFBI捜査官のナッシュ。彼らの逢瀬はたった1週間。それでも2人の間に生まれたものにすがるように探し求めるナッシュは初めて知るグレンの姿に彼への想いを強めていくが…
こちらもしっとりした短編です。
まず始まりの、もう会うことはないだろうが口惜しい…それだけでは言い切れないくらいに別れがたいけど引き留めたり呼び寄せたりもできないという空港での別れのシーンが、ラスト!?というくらい胸に迫ります。想っているのにままならない、という恋人たちの感情の描写、ラニヨンさん流石です。
大きくハラハラする展開はないけれど、自覚しているよりもずっと深いグレンへの思いに戸惑ったり吹っ切れたりで、はたから見れば暴走しているかのようなナッシュのグレンを求める気持ちにぐいぐい引き込まれます。
また、都会で地位を築いているナッシュの目で暴かれる地方の偏見や息苦しさも濃厚でした。
ラストには少し物申したい…けども、読後にも残る切迫した中での諦めきれない執着や増していく恋しさのひりつきが読み応えありました!
「So This is Christmas 」
クローク&ダガー書店を経営するアドリアンは、忙しない家族とのロンドン旅行を終えても従業員と義妹の色恋沙汰や、家族との距離に苦しむ恋人ジェイクへの心配などで悩みは尽きない。そんなとき、三年前に巻き込まれた事件関係者ケヴィンから恋人の行方不明について相談されるが、探偵業を営むジェイクにも同じ人物の捜索依頼が舞い込んでいて…
小説家兼本屋さんと刑事が送る「アドリアン・イングリッシュ」シリーズ、本編完結後の外伝です。
未読でも一応〜大丈夫だけも、読んでるとキレッキレの皮肉、人物の関係だとかが楽しい(知らないとやけに深刻な2人だな?ってなるでしょう…)
重い持病のせいで自立心の強いお人好しアドリアンと、やっとくっついたジェイクが小言や喧嘩をしつつもやれやれベイビーと言うこのパターンに涙しそうになりました。2人がここまで!ここまで、来たのか〜…!
ジェイクもアドリアンもお互いに対して少しビクビクしている。並んで歩けることが夢のようで神経質になったり卑屈になったり、それでも譲れないこだわりではガンガン言い合う。読んでいてヒヤヒヤハラハラは相変わらずだけど、離れまいとする深い思いが根底にあるのを感じます。
思い合っていても、完璧に全ての気持ちが伝わるわけではないし、愛していても分かちがたい感情が横たわっている。いつか幸せは壊れるかもしれない。それらへの寂しさは拭えない。けれど少しずつ許し歩み寄り寂しさをこえていくアドリアンとジェイクにはシリーズが終わってからもやっぱり胸が締め付けられるような切なさと希望を感じます。
店舗拡張で繁盛の書店に舞い込むサイン会開催の依頼者にもニヤリ。1人は3作目のキーマン、もう1人はラニヨンさんの「Holmes&Moriarit's」シリーズの主人公、の片割れ(まだ翻訳されていませんが、3作目deでサイン会が開催されているとのこと)。アドリアンの強烈な母親リサや元恋人ガイの登場、リサ譲り?のアドリアンの家族への想いの強さも面白い、ラニヨンさんの作品への愛を感じる素敵な一編でした!
が!一応苦手な人もいるかな…ってシーンがあるのでシリーズ愛読者の方は読むときには心の準備を!!
「So This is Christmas 」
皆さんのレビューで地雷シチュがあると聞いて拝読。
おお、これは確かに凄い。ぼかすわけでもない、はっきりとしたリバ表現。やはりM/Mは凄いなと思いました。これ多分、国産BLの人気シリーズでやったら大問題になるタイプのお話。レビューがすんごい事になりそう(笑)けれど、そうならないのがこの作品のいい所。二人の愛が本物であると、ジェイクとアドリアンの絆をたっぷりと感じられました。凄くいいシーン。感動しました。短編でもいいので時々、この二人の物語が読みたいです。ありがとうございました。
みなさん!!!
アドリアン・イングリッシュシリーズ完結後のお話がでましたよ!!
5巻読後すぐ読んで欲しいです。なんと、「死者の囁き」で出てきた発掘チームのあの青年が登場します...!!!ジェイクが嫉妬深くなってるのも、今までの道程を知っているこちらとしては嬉しく感じてしまいます...(笑)(アドリアンは信用して欲しいようですが!笑)
ラスト、とてもとても幸せで大満足でした。これぞ最高のシリーズの締めくくり!
(でももっとこの2人を見ていたいよ〜!!)
アンガスとナタリーの2人もなんだかんだ言ってお似合いだと思うなぁ。2人とも、今ではすっかり愛着が沸いたキャラクターです!
短編2篇は既に単話配信のものを既読済みでした!アドリアンイングリッシュとは関係ありませんが、両方共とても大好きなストーリーです!短編なのに作り込みが深くて楽しめます。
アドリアンイングリッシュはこれを読んでこそ本当の終わりだと思うけどので、迷っている方は是非!絶対後悔させません。
◾︎ノエルとカフェ
「雪の天使」
「Another Christmas」
一冊丸っとアドリアンとジェイクのお話かと勘違いしてたので、途中から出てくるのかと身構えてしまいました。勘違い。でもこちらを読んで、ジョシュ・ニョラン先生の他の作品も絶対読もうと思えました。どれも面白いのね。
◾︎ナッシュとグレン
「欠けた景色」
そんなわけでアドリアンとジェイクに期待して読み始めたけれど、この作品はこのコンパクトさではたまらなく好きな作品となりました。そもそも警察という属性に大変好かれる自分は、好きにならずにいられない、というやつで。
なんと美しいラストシーンでしょう……
◾︎アドリアンとジェイク
「Christmas in London」
「So This is Christmas」
甘い!!本の半分ほどこの2人のお話です。すこぶる甘い!!!会いたい気持ち、共にいたい気持ち、生きて行きたいを言葉にして伝え合う2人。ここまでたどり着けたんだなと感慨深いです。
リバシーンとプロポーズシーンはもうアドレナリンが出まくってどうしようかと思いました。どうしようもない。レビューでも詳しく書けばいいのかもしれませんが、興奮しすぎて何もかけないです。はぁー……深いため息
3カプ収録の短編集。各作品につながりはないため、どこから読んでも問題ない。私は我慢できずにアドリアンシリーズから読んだ。このシリーズはロンドンでクリスマスを過ごす二人のSSと、また二人で事件を解決する中編の二本。
他2カプについてはそのうち短編の方に書くつもりなため、ここでは割愛。短編売りのものとこちらは絵師が違い、こちらの方が挿絵枚数は少ない。
「Christmas in London」
アドリアンの家族と過ごすクリスマスを、早めに切り上げようとする二人の短いお話。その後の中編の前日譚のようなもの。
なんだかんだ言いながらも、上手くいってるんだなあと分かる会話に心が温まる。相手を信頼しきった様子が見れて良かった。
「So This is Christmas」
シリーズ二冊目に出てきたワンコキャラ・ケヴィンが再登場し、二人が事件に巻き込まれていくお話。いろんなところでプチトラブルが発生して忙しい。
すっかり恋人らしくなった二人には、甘い空気が漂っていた。
最終巻時点ではまだジェイクの変化に毎度驚き、人前で触れてくることに戸惑っていたアドリアンが、この話の中ではそれを普通に受け止めている。
相変わらずキャンキャン言うアドリアンに対するジェイクは、驚くほどストレートに口説いたり折れたりしていて、その変化もとても良かった。アドリアンの家に住むという提案も、プライドから突っぱねそうなイメージだったジェイクが、それなりに受け入れていた。
二人に良い時間が流れたんだなあと思わせてくれ、幸せな気分になれた。
事件を解決した後は、二人にとっての大きな山場、ジェイクの家族との新年パーティへ。心配したほどの辛辣な描写はなく、希望が見える様子にほっとした。
ラストはご褒美のような甘々。本当にあのジェイクか?と疑い、本当にアドリアンシリーズか?と確かめたくなった。一冊目を読んだときには、まさかこんな結末が待ち受けているとは思わなかった。
しばらく余韻に浸りたい、読めて嬉しかったシリーズ。
表題作と、他読み切り作品が収録された短編集。
アドリアンシリーズは表題作のみ。それでも半分以上、170ページ分ほどありました。
電子はそれぞれ単話売りもあり。
よかった。やっと笑顔の2人が見れました。
自分の殻を破った人は強いね。揺るぎないものを持ってる。
人前でアドリアンのうなじにキスなんて、2年前は考えられなかったろうな。
もうベタ惚れしてますってひしひしと伝わってくる。
ベッドの上でもね。
ジェイクが初めて受け身になる描写あり。
あと今回はシリーズで一番笑いました。
笑う場面ではないと思うけれど、絵面を想像したら思わず。
大人二人がアドリアンを挟んで怒鳴り合ってる。
一人はアドリアンの耳に、一人はアドリアンの顔に向かって。
(アドリアンの皮肉であって、取り合っている訳ではない。)
こういったシュールさに弱いです。アドリアンはコメディアンだなあ。
やっぱり彼の皮肉集が欲しい。
番外編とのことですが、他にシリーズ以外の短編が入っていてました。全部ジェイクとアドリアンの話かと早とちりして「やった〜いっぱい読める!」とぬか喜びしてしまった・・・
シリーズ番外編は殺人事件は起こりませんが、行方不明のケヴィンの恋人を探すというストーリーを主軸に、ナタリーの妊娠ややジェイクの家族との対面などあれこれが絡んで、とても面白く読めました。ホント、ストーリーテラーですなぁ。
そして、ラストがパーフェクトでした。これで安心して眠れます!