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ほぼ時代物中心の短編集。
「葉隠の恋」
幼馴染で弟のような与次に迫られるが照れて受け入れられないド真面目浪人の元春。
何かと「葉隠」の武士道を持ち出して、グイグイくる与次を避けていたが…
与次は、貧乏でも不器用でもまっすぐな元春がやっぱり大好きです。与次もいい子。
「夢のかよい路」
若様は幼馴染の家臣に恋して恋文まで渡したが、家臣の藤十朗は身分が違うと固辞する。
若様は思い余って一夜だけ蔭間となって茶屋で藤十朗を迎える…
切なくて美しいの!でもちょっとのコミカルも加えて哀しさは薄まってる。この作品好きです。
「世界恋愛図譜」
黒船の提督が美しき東洋の花を欲しがり、悪徳商人が美少年・隼人を騙して軍艦に送り込む。隼人は乗組員たちに無理やり…
そこは痛々しいんだけど、提督は隼人を花として扱いその体も手に入れて、隼人は大事にされるなら、と提督についていく。一応ハッピーエンド?
「踊る沫に玉の肌」
明治?
九州?の高等学校に赴任した色白細身美形教師に、地元の日焼けした野生的な生徒たちは色めき立って…
一人本気の生徒がいて、先生ほだされて抱かれちゃいます。方言BLでもある。
「やさしい暗闇」
こちらはちょっと薄暗い変態系。昭和初期?
わがままな隣宅のお坊ちゃんを軟禁して、そのカラダをいたずらする官能小説家。
お坊ちゃんは家族の愛に飢えていて、こんな変態中年でも愛を求めてしまう…
「白雪のその胸に」
「葉隠の恋」の与次の親友・雪之丞は、与次の兄・景久に恋している。
健気な雪之丞の必死の誘いに景久も応えて…
雪之丞の涙が美しいのです。
美しい若衆、長い髪を乱す濡れ場、痛みと快楽、身分差…
ところどころ入るギャグは良いアクセントになって物語に楽しさをもたらしています。昔の作品ですが、今どきBLには無い面白さがあり、おすすめ。
1冊丸ごと純日本の雰囲気漂う作品集でした。
和服、武士、長髪の若侍など時代物がお好きな方にはお薦めです。
全部で6つの短編が収録されていますが、ラストに収録されている「白雪のその胸に」は描き下ろしで表題作のリンク作になります。
男前と美人なキャラが沢山登場するので、絵柄も好きな私には眼福でした。
H度は作品によって標準~エロエロという感じですが、度を超すようなH度ではないかと思います(初心者の方にはちょっと刺激が高いかもですが…)。
明るくてコミカルなものからちょっと切ない作品まで、キャラの設定や状況も色々含まれてるので、飽きることなく最後まで読めました。
日本男児たちが活躍してる短編集です。時代物がたっぷりと堪能できる1冊になってます。どれも面白いけど、『夢のかよい路』と『やさしい暗闇』の二つが特に好きです。
『夢のかよい路』
次期当主と家臣のお話です。お互いに好きなのに、身分が邪魔をして結ばれない恋。陰間茶屋をしている幼馴染の助けを借りて、別人に成りすましての、初めてで最後のエッチが切なくてキュンキュンします。自分の相手が次期当主だと知った家臣の、「一生忘れませぬ」のセリフも萌えます。次期当主がエッチの指南をしてもらってる様子や、子供時代の3人が可愛いです。
『やさしい暗闇』
SM小説家と窓ガラスを割った近所の少年のお話です。おしおきと称して、少年に自分の書いた小説になぞってイタズラします。少しずつ関係が変化していく二人にゾクゾクして萌えます。謝る代わりの、少年の好きの一言が良かったです。
お話以外でも、妖艶な着物姿やふんどし姿も楽しめて満足な1冊です。
未レビューありますが、水上センセイの作品コンプリート(・∀・)v
今回の作品も、かわらずの名作でした!!
時代物~ってやっぱりイイ。王道~な学園ものも好きダケドも。
■葉隠の恋
城のお勤めをクビになり、浪人になってしまった男とその幼馴染~の弟くんとのお話。
ヤンチャな誘い受!!
わりと陵辱シーンが御馴染みな水上作品にしてはホノボノな作品でした。
話の終わりの、後ろ上からのチュゥ顔な受!可愛かったww
こぅいう子好きなんです。可愛いのぉww
それに翻弄されてしまう大人って言うのもツボではありますが。
■夢の通い道
テーマは身分違い!!
主従の差は想いで埋まるのか!!!?というところ。
堅物すぎる攻に、どうやって触れてもらうかというのが見所であります。
最近のBLは、想い通じればすぐやっちゃうのが主流なので、このくらいかたくななほうが萌える。
あるいみ、「じらし」をテーマにした作品集とかいいと想うんですがどうなんでしょう。もどかしい・・・もどかしい・・だがしかし!みたいなw
どうせなら一夜限りで終わらせて欲しくないカップルであります。
■世界恋愛図譜
黒船に拉致され~な日本人の少年のお話。
簡単に落ちてしまった感がいたしますが、着物姿が妖艶w
■踊る沫に~
ふんどし!ふんどし!
■優しい暗闇
体を慣らしていく、慣らされていく。
魅せ方がウマイwwそう、少しずつ開いていく様子がwwはぁはぁ
ちょっと暗い目~な話かとおもえば、エンドはなにか微笑ましくてよかった。
■白雪のその胸に
雪の誘い方がエロいです!!
なにげに兄ちゃん初々しくて好き。
表題作~の脇カップルですね。
年の離れた兄弟ってこんなものなのかしら。
小さいころを知っている子が~・・と思うと感慨深いです。
表題作以下、全作品江戸~明治大正昭和時代の作品になっています。
和モノ好きな方にはオススメな1冊だと思います。
・葉隠れの恋
正直者ゆえに、殿様に注進してリストラされた侍の元春(攻)と、その教え子与次のラブストーリーです。
元春は真面目で堅物なので、与次が好きだと気付いても中々行動に移れないのですが(浪人中なのもあって)、与次は素直で元気なので押されっぱなしの元春が可愛いような(^^;
(でもガタイはいいです)
色々事件があって、なんとか最後まで行きますが、まだまだ波乱万丈な二人のような気がします。
ラストの「白雪のその胸に」は、この話の続編で、与次の兄と、与次の友人で家老の美少年の話になっています。どちらかと言うと私はこちらのCPの方が好きでした。
・夢のかよい路
家臣x若様
幼馴染みだけど、相手は自分の仕える相手。
若様も自分が好きだというけれど、当然手など出せる筈もない。
しかし、それに焦れた若様が、もう一人の幼馴染みで陰間茶屋の主人に協力して貰って、一夜限りの逢瀬を――。
あらすじだけ見るとシリアスっぽいですが、割とコメディタッチでもあります(笑)
でもちょっぴり切なさもあり、大変楽しめました。
・世界恋愛図譜
アメリカの提督x若侍
幕末に日本へやってきた提督が、若侍に一目ぼれをして、顔なじみの商人に連れてくるように命じ――。
意思疎通が全く出来ていないようで、出来ているような、そんな感じでちょっと笑いました(^^;
商人が適当にやっているから何ですが、ラストは彼も災難なので、まあ良し、という事で。
・踊る沫に玉の肌
九州の学生x新米教師
赴任した先の学校の教え子に揶われる日々の新米先生。
だけど、それは愛情の裏返しで――?
明治っぽい感じの時代ものです。
美人先生に欲情してしまう生徒の皆さんが可愛いです(笑)
・やさしい暗闇
小説家xお金持ちの若様