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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
長編です。丸々一冊、広川×須藤というリーマンカプを描いています。
広川は偶然、吉祥寺の街角で楽しそうに歌う路上ミュージシャンを目にした。それは綺麗な顔で女社員を食い散らかすという悪評高い須藤だった。
会社では投げやりで太々しい態度しか見せないけど、路上パフォーマンスでは弾けたような笑顔の須藤。そしてそのギャップが気になり始めた広川。
ノンケだけど同性愛に抵抗がないと言う須藤と、同じくノンケだけど実はバイだったとしかいいようがない広川。ノンケ同士の葛藤や戸惑いは殆どなくすんなり寝ちゃいます。須藤が広川に惹かれる理由は丁寧に描かれていたけど、広川が彼女を振ってまで須藤に惹かれる理由が薄いような…。
節操なく女を食い散らかすという須藤の噂の真実は意外なもので、理系育ちで実は不器用な須藤。
自分でも不器用で厄介な性格を自覚している須藤は自分の事を持て余し気味で、「歩く自己開発セミナー」だと思っている広川のスマートさが羨ましくて惹かれていってしまう。
須藤視点で進むので、広川に女のように抱かれる自分に戸惑いや抵抗を感じつつも、包容力のある広川に惹かれている過程が丁寧に描かれていました。
紺野さんの他作品に比べるとちょっと萌え度が低いけど、やっぱり好きです。
威嚇する猫のように、防御するハリネズミのように、所構わず周りに突っかかって、孤立し悪い噂を流されている開発部の須藤。
営業の広川は須藤が路上で屈託ない笑顔で歌っているのを見つけ、醒めてとんがった表面より楽しそうに笑う須藤が本当の彼ではないか、と興味を持つ。
須藤が関係していた女子社員の内輪話を聞いてしまい、須藤の傷ついた心に触れて好きになるのだけれど。
ノンケの広川が、しかも悪態つかれてたりしたのに、こうすんなり須藤を抱くまでになるのかな、という疑問はありますね〜。
一度寝てからもお互いのタイミングが合わないのか、なんか距離がある2人。というより、広川はかなり誠実にストレートに愛情を示すけど、須藤の方が心ではどんどんのめり込んでる感がありつつも、好きになりすぎるのが怖いという感じが伝わってくる。
広川が前カノ(仕事仲間)と別れた後も自然に何の問題もなく接しているのを見て激しく動揺する須藤。『あんたは 誰でもいるけど オレには あんたみたいな人は他に誰もいないんだよ』
この心の叫びは悲痛だと思った。そう感じている事を言葉にして広川に伝えられればいいのだけれど、不器用な須藤にはそれができない。
須藤がいるから彼女とは別れた、という広川。それは一見誠実。でも須藤にしてみれば『オレともそのうち別れるの』と感じてしまう。広川が呆気なく自分から離れていく事への恐怖感。そういうのなんかわかるなぁ。
口論した後のホテルの部屋で『バカに見えますか?』と拗ねる須藤のにじんだ涙をぬぐってくれる広川は良かった。永遠の愛の歌、ウソにしないでずっと須藤を見ていて。
初めてちゃんと恋をした須藤が可愛かったです!
ノンケ同士が結ばれるなんて、なかなか難しそうだけれど須藤が広川に惹かれていく様子が丁寧に描かれています!
それに対して、広川が男の須藤を好きになっちゃったのが展開が早かったような感じもあります。
広川の元カノ(セフレに近いけど信頼しあったパートナー)が素敵な女性なので、それを振り切ってまで好きになったんだと思うと広川は男前ですよね。
ちゃんとダラダラしないで精算してくれてよかったです。
須藤は見かけによらず悪い方悪い方へと考えてしまうようなので、広川と二人ならバランスが良いのかもしれないですね。
須藤が広川と付き合う事で人として成長しているのが目に見えるのがよかった!
お互いに良い影響を与え合う関係はいいですね。
紺野さんの作品は初めて読みましたが、他の作品も読んでみたくなりました!
紺野さん、好きだー!
もうBL描いてくれないのかなあ。
外資系サラリーマンの広川×その広川と仕事で組む須藤のお話です。
丸々一冊彼らの、というか須藤のジリジリしたマイナス思考っぷりが読めます(笑
須藤は小綺麗な顔をしながらも、普段無愛想な開発研究員です。
ちなみに下半身もだらしない。
しかし、路上ミュージシャンとして活躍している時は生き生きしていて、その下半身のだらしなさにも理由があったことを知り、広川は心を奪われてしまいます。
広川…可哀想だと思っても普通男の同僚を抱きしめないっしょ(苦笑
そして雪崩のように〜。
最初に惹かれたのは広川の方だったと思うのですが、あっという間に須藤も態度には出さずとも心は広川へ依存していきます。
広川に捨てられたらまた一人になると思い、怖がっていたり。
人付き合いに慣れていないですし、とにかく臆病。
そこでつい須藤は意地を張ってしまうのですが、広川そんなことでは引きません。
キチンと向き合っております。ひじょうに出来た男だ。鏡だ!
そして、『外国人か、広川!』というツッコミを入れたくなる男でもあります。
もう、挨拶代わりにチュッチュやってます。
うわー、こんな人に愛されたら最高でしょうねえ。現実にはいないだろうけど…
ココナッツさま
こんにちは!
この作品はわたしも大好きなので、ついコメントしてしまいました。
アマゾンで調べたら、確かに紺野さん、
最近の作品ないなぁ…って感じました。
そうですか、お休みされているのですね。
わざわざ調べてもらってスミマセン><
わたしも、ココナッツさまと一緒になって次作を期待します!
どうもお邪魔しましたm(__)m
あやちゅけさま
あやちゅけさま、こんにちはー。
紺野さんは一般描かれたこともありましたし最近まったくBLでお見かけしないので、てっきりまた一般描かれいるのかと思っていました(^^;;
すみません、不確かなことを書いてしまいまして。
いつ発信のものかわかりませんが、調べてみましたら漫画のお仕事はお休みしているとHPにありました。
どうりでお見かけしない…
あのリアル感がたまらなく好きなので、また描いて頂ければ良いですね!
ええっ、紺野さん、今はBL描いてないのですか…!?
というか、最近お姿を拝見していないので、
ファンとしては、寂しい限りです。(つд;*)
私も紺野さんのBLの次作、是非読みたいです!!
紺野さんの作品としては比較的最近に読んだのですが、萌え度としても他の作品と比べると、私にとってはちょっと低めかな~と思いました(それでも萌なんですけど)。
登場人物の性格や、主人公2人は元々ノンケなんですが、特に受け様が攻め様に少しずつ歩み寄っていく様子はとても丁寧に描かれていたと思います。
ただ、気になったのは、攻め様が受け様に惹かれていく過程が余り描かれてなかったかなと。最初にモーションをかけるのは攻め様なんですが、ここが少し唐突のように感じました。
攻め様は外見も男らしくてハンサムなんですが、性格も男前で誠実なのがとてもよかった。^^
顎鬚も見れましたしね(賛否両論だったみたいですが、私は好きです^^)。
受け様は理系なんですが、人付き合いがとっても苦手。その不器用さも可愛いと思うけど、実はとても純情なんですよね。
女性との初めての経験を攻め様に語るシーンはキュンキュンしました。
あと、ファッションもバンドをしているせいか結構オシャレで、須藤の服装も楽しめました。
もっと以前のものでも神作品は沢山あるのですが、
改めて思ってしまいました!!
今更…とツッコまれそうですけれども、じっくり読んだのは初めてな紺野さん。
小説の挿絵では結構お目にかかっていたんですけどねぇ…。
厚めの唇と、オトコらしい指や体がたまりませんでした!
勿論、絵だけじゃありません。
お話自体もノンケだったはずの二人が惹かれあっていく様子、
思っていたよりすぐ肌を重ねてしまっていましたが、
広川の優しさと包容力に身を委ねてしまう須藤の気持ちが
わからなくもない感じでした。
自分をちゃんとわかってくれようとする相手には
きっと心を開きたくなるのでしょう。
それでも、男というプライドを捨てられず、足掻く須藤がいじらしかったです。
今まで感じなかった気持ち、嫉妬や周りへの気遣い…。
人格でさえも変えられてしまう恋、一生に何度もできるものじゃないでしょう。
不器用な生き方さえも、広川は包み込んでくれる。
全部ひっくるめて愛してくれる男に、もっと早く出会えていたら
「きっともっと上手にこの人に好きだ、と伝えられた」
というモノローグ、非常にグッときました!!
ヤリ○ンと噂されていた須藤が、人間性ですら向上していく様子が
とても嬉しく思えましたよ♪
恋って人を変えるものですね……。
思いやりのある誠実な攻めっていうのは、安心して読み進められます。
おまけにH方面も努力家とか、最高でした!!w
紺野さん、既刊も気になってしまいました♪
恋愛を通して包容力のある前向きな攻にひっぱられてコンプレックスな受が人間的に成長していくストーリー。馬鹿な人間たちに傷つけられてハリネズミみたいになっている受が格好悪い自分にいつも正直にぶつかって凹むんだけど人間的に大人な攻や周りの人たちに影響されてちょっとづつ心の鎧が剥がれて前向きになってくのがいいですね。
紺野さんの作品で唯一読み残していたこの作品。
や~・・・ウマイヽ(゚`∀´゚)ノウヒョ
部署でも、とっつきにくくて無愛想。そんでもて挙句は社内の女を食いまくってはポイポイと捨てるといううわさの須藤くん。
そんな須藤くんの、違う顔を道端で見てしまう。
まるで少年のように道端で歌う姿を見た広川。
そこから急激に距離は縮まり、思いもかけないホントウを知っていく・・!?
不器用な須藤君がなんだかんだ言っても可愛かった。
あんなにやりチン、すけこましなうわさとは裏腹に、けなげにご奉仕しちゃってる姿とか想像すると胸がザワザワしてしまうよw
攻とのバランスもいいよね。
なんだかんだで、好きな子は大事にしたい~なフェロモンむんむんな攻。
うまーーーーーーーーーーーーーーーw
“もっと 上手に 好きだと 伝えられた”
ココのシーンが好きです。
なんかな~あーゆーのに弱いんだ
いっぱい愛されて、いっぱい愛して、もっと楽しい毎日
想像してしまいました。ありがとうございます
当時、流行った(?)包容力がある攻め×コンプレックスな受け(「どうしても触れたくない」、「どうしようもないけれど」的な。)。でもそこはさすが紺野さん読ませます。筆力のある作家さんにこうゆうわかりやすい作品をもっと描いてほしいな 。ベタな私としては。
同じ会社の開発部員・須藤は、女関係の悪い噂が絶えない男。
そんな須藤が楽しそうに路上ライブをやっている姿を見た広川は、彼に興味を抱き…
須藤は美形なのにドライでクールな冷徹人間…かと思いきや、実は不器用で繊細な、コンプレックスまみれの男でした。
そんな須藤の素顔を知り、惹かれていく広川。
広川は仕事も出来、誰とでも上手に関係を作れる、男から見てもかっこいい男。
そんな広川に、嫉妬にも似た憧れを抱く須藤。
そしてそれは次第に恋へと変わっていく…
須藤の不器用な恋愛にキュンキュンしました。
不器用だけど強がりで、コンプレックスまみれで繊細だけど、男としてもプライドも高い。
なんともメンドくさい男なんだけど、自分の中で葛藤しながらも、なんとか自分自身と向き合おうとしているところがいいんです。
そして、そんな彼を側で支えるのが広川。
広川は須藤が欲しいものを全部持っている、須藤の理想の男性像なんでしょう。
二人の距離はどんどん近付いていきます。
最初は広川のほうが“恋愛対象として”須藤を好きになったんだと思います。
自分のことを理解して、やさしくしてくれて、そんな広川に頭をなでなでされて、ほだされちゃう須藤も可愛いww
二人が関係を持ち始めてからは、須藤のほうが広川に嫉妬したり、男同士であることに葛藤したりグルグルしてましたね。
本当に最初と全然キャラが違うんだよ、須藤!
そのギャップがまた可愛いのですがw
男同士だからこそ、「彼女」のように扱われるのは困る。
こういう葛藤があってこそのBLですよね!
それでも、女じゃなくて、お前がいいんだ!!…というところがBLの醍醐味だと思うのです。
広川も、何でもソツなくこなす完璧男でしたが、肝心の須藤には振り回され続け、
彼との恋愛に関しては不器用でした。
そんなところがとても愛おしかった。
ホテルで須藤に愛を語るシーン。須藤と一緒に私も泣きそうになった。
広川…かっこいいよ!
須藤に関しては広川と関わるようになって、世界が変わりましたね。
人間付き合いに関しても、自分自身の成長につながりました。
そういうことを自覚しているからこそ、さらに広川がいなくなったら自分はどうなってしまうんだ…?!
という依存状態?に陥る原因なんでしょうが。
恋愛面だけでなく、自分を成長させてくれる恋っていうのは本当にいいですよね。
不器用な大人の男がじわじわと歩み寄る姿は、最高にときめきました!
愛を伝えるのが下手な須藤と、須藤になかなかうまく愛が伝わらない広川。
そんな二人の物語は愛に溢れています。
読んだあと、とても幸せな気分になれる一冊でした。