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tantei aoneko
『夜啼き鳥』
蜂王子刑事がひさびさに活躍(女装して)。
八王子もついに、青猫の魅力に陥落しそうな勢いです。
小林くーん、迷走か策略かは青猫本人にも分からないような気がするよw
てゆか小林くん早く成長しておくれよ。
『鵺狐』
この話、面白すぎ。
ピリッとブラックな短編です。
途中で真相は分かりましたが、そこに落としこんでいく手際にゾクゾクしました。情報の出し方が上手い。
青猫が攻めの絵づら、久々に見たかったなーw
『探偵の寝床』
鶯×青猫
主導権を握ろうとする、二人のむつごとが面白かったです。
このカップルはもう鉄板なのかなァ。
『夢見る小猫の昼と夜』
ついに硝子蝙蝠と探偵青猫の出会い編!
青猫が美少年だった。
切ないお話なんだけど、ちまちま混ぜこまれたユーモアがその切なさを程よく緩和してくれてました。
しかし青猫、四話ともお相手が違うってどーゆーことよ!w
これ、読む人によって好きなカップリングが変わってくるんだろうなァ。
私は小林×青猫がいいんですが、この二人がラブラブの日がくるのははるか先の話になりそうだな~。
バラエティに富んだ4巻めです^^
うぶ芽生え、探りあい、ムフフエロ、もどかしい男心・・・!
≪第拾譚 夜啼き鳥≫
蜂王子刑事が出てくると、最初から笑える回かと思う(笑)
本人は至って大真面目なのにね。
久々に硝子蝙蝠からの予告状に、何か頼られて青猫のお伴で付いていくことになった蜂王子刑事だが、何と女装する羽目に。
見目麗しいドレスの蜂王子、この時代に珍しいノースリーブの蜂、猫の王子様然とするハチ、猫にドキッとするループタイの・・・魅力満載でした。
虎人の突っ込み、グッジョブです♪
≪第拾壱譚 鵺狐≫
三角関係の殺傷事件を、酒を酌み交わし当人に聞く青猫。
興味ある真実と、華奢な女形俳優の誘いと・・・!
おっ?洵くんぶりの攻め役になるのかーっ?キャー!ドキドキ!
いえ、淡々と静かに進むドラマですので。
≪第拾弐譚 探偵の寝床≫
かわゆーっす!鶯と青猫のラブコント!
相手の色気に先に落ちるのはどっち?(にやにや)
鶯~ぅぅ、愛が深いぃー!そりゃあ青猫負けるわな~!
≪第拾参譚 夢見る小猫の昼と夜≫
誘拐された恭二郎と誘拐犯から助けた硝子蝙蝠の、愛と駆け引きの日々~帰還間近まで。
まず、愛される青猫男爵家ファミリーの団らん風景。
この青猫家には、愛される為の機能しか付いていないんだよね。
怪盗・硝子蝙蝠も陥落した訳で。
10~17才まで、想像と読書と硝子蝙蝠が恭二郎の世界。
孤独の中、恭二郎が恋しい家族とする想像の会話が切ないです(涙)!
2巻にあった硝子蝙蝠との別れ間際シーン(跪く硝子さん)、この回で前後が説明されて、、2人の強い結びつきに納得させられます。
時間軸が前後しているから、他の譚を読み返したくなるんだよね。
もっともっとと強請ってしまうんだよ。
ホント上手いよなぁ~♪
キャァァァァ!!
青猫を中心に蜂王子刑事、鶯、硝子蝙蝠とのそれぞれの関係が綴られる4つの短篇集。
【夜啼き鳥】
蜂王子刑事が実は強くて女装が似合う男前だった!とわかる話。
彼の真っ直ぐな翳りのない気性に青猫は惹かれたんだろうな。
虎人少年が土手に佇む姿が寂しげでカワイイ。
【鵺狐】
『鵺狐』という芝居の演目になぞらえた役者:笹村彬夫を巡る舞台上の刃傷沙汰。
情念の果てのオチはすぐにわかりますが、彬夫の積年の哀しさを知る青猫は野暮は言わない。
演じることはできても嘘はつけない夢現(うつつ)の境界の薄い舞台に存在する演者と観客。
「笹村彬夫は芝居をやっている。今度は珍しく立ち役で好評…」という台詞があるのですが、それはそのまま青猫にも該当します。
青猫のタチ(攻)は洵くん以来では?
最終ページが秀逸です。
【探偵の寝床】
鶯と青猫のじゃれ合いに頬が緩みます!
互いを『人生最高の寝床』と認めているふたりが言葉を絡めて気持ちを絡めて舌を絡めています。
扉絵のしっとりした姿と言いくるめられる際のムギィッと歪んだ顔のギャップが素敵!
ああ!鶯ってなんてイイ男なんだ!
【夢見る子猫の昼と夜】
チビ猫と硝子蝙蝠との出逢い。
硝子蝙蝠は時折、様子を見に寄るほど大好きな青猫男爵一家の末息子が誘拐されたと知り犯人からチビ猫恭二郎を盗みだしますが、己の美学に反するとし男爵邸には返さず『盗品』として自邸に連れ帰ります。
その間、男爵一家を悲劇が襲いチビ猫の空白の7年が始まります。
青猫男爵一家は硝子蝙蝠が魅了されるほど華麗な一族です。
天国での天真爛漫な様子も可愛い!
特に兄猫が存命ならどんなロマンスが展開されたのかと思うと残念でなりません(泣)
恵まれた資質と好奇心に誘われ硝子蝙蝠の技術を盗みとるチビ猫の大人っぽさと家族を恋がって、えぐえぐと涙をこぼす幼さが堪らなく切なくて愛しい…硝子蝙蝠イチコロですよ。
そして思春期を迎え、恭二郎と硝子蝙蝠は相手の中に自分の姿を見い出します。
盗賊と盗品の関係を越えてふたりの心が強く結びつく、なれ初めともいえる話です。
3巻での鶯の口ぶりで初モノは強引に散らされたのだと思っていたのでホッとしました。
実の父と育ての父(?)の影響でチビ猫が探偵になるのは必然だと思われます。
出逢うべくして出逢ったふたりなんなぁ…と
ため息すら出てしまいました。
久しぶりに探偵らしいお話しへ戻り硝子蝙蝠と対決する「夜鳴き鳥」
暴漢に襲われる青猫を助ける蜂王子に刑事だったことを思い出します。
蜂王子とのフラグは策略なのか迷走なのか。
やはり思い悩んでしまうところです。
そして歌舞伎の舞台と現実が交錯する「鵺狐」
艶っぽい話しに引き込まれながら、抑圧された情念が静かに静かに立ち上ってくる感覚を覚えます。
ガラリと表情を変える彬夫の「ちゃんちゃら可笑しくて」
この台詞に含まれる毒に痺れている間に浮世離れしたまま締め括られる結末。
最後の蛇足で毒消しとなり、あまりの巧さにため息で満たされてしまいました。
その後続く「探偵の寝床」
青猫と鶯の攻防戦。
どっちがよりベタ惚れかを競い合うかのようなメモの数々にほっこりしてしまいます。
しかし何より怖いのはそもそものきっかけが虎人の策略だということなのですが、最後の最後でそれすら危うさを見せるところがミソ。
そうして、ようやく、待ちに待った硝子蝙蝠と青猫のエピソード。
「夢見る子猫の昼と夜」
青猫の神隠しの真相。
幼いながらも戻れない覚悟に健気すぎて泣けてきます。
幸いなことに好奇心旺盛な性格が寂しさを紛らわして、好奇心の赴くまま蝙蝠とのたどたどしい擬似親子関係を築いていく。
築いていくのですが、青猫が年頃になると蝙蝠のセックスアピールに刺激され気づけば下半身に興味深々な青猫。
最初は女が良かったなんて言いつつも、蝙蝠の愛撫にしっかり反応してしまう可愛らしさと、お互いの弱さと甘さに目を逸らしている2人の甘酸っぱいエピソードとなります。
今の青猫の3分の2位はこうやって出来上がってしまったのかと感慨深く、にやにやしながら思い至ってしまいました。
4巻。
4巻は4つのエピソード収録です。
(3巻で成長して超美男になったハズの虎人は、この巻ではまたコドモになってる…)
「夜啼き鳥」
蜂王子刑事活躍編!
硝子蝙蝠の挑戦状、「夜啼き鳥」と名付けられたダイヤモンドの盗難予告に対抗して、青猫が蜂王子を「生き人形」として女装させて…
…という展開で、美しい貴婦人になった姿と、硝子蝙蝠と対決する凛々しい姿が拝めると同時に、青猫と蜂王子の間に何やら甘い空気があるような無いような…
「鵺狐(ぬえぎつね)」
当代人気の女形・笹村彬夫の当たり舞台「鵺狐」、別名「不死心中(しなずしんじゅう)」の演目中、相手役の養父哉之介がすり替えられた本物の匕首で腹を突いてしまった。
だが同時に間夫役の浩太郎がその匕首を引き抜いて、自分の胸を突いてそのまま死亡し…
…という大事件。
解決できず警察が青猫に協力依頼をしてきて、料亭「よしの」にて彬夫と青猫が酒を酌み交わしているのだが…
14の齢から養父に女にされて芸を仕込まれ、今は役者の情人も持ち、心中芝居と現実が重なってしまった彬夫と青猫とのスリリングな会話劇。2人は結局寝たのかしら?
そして変わらず彬夫は舞台に立っているのです。
「探偵の寝床」
鶯の巻。
「よしの」の座敷での、鶯との言葉遊び…
猫が負けた?でも鶯は自分の方があなたが好きなんだ、と言ってくれてるみたい。勝ち負けは無し、攻め受けも無し、でしょう、きっと。
「夢見る小猫の昼と夜」(上)(下)
青猫恭二郎の過去。
父男爵を陥れようとする叔父に誘拐されてしまった10才の恭二郎。人買いに売られる直前に硝子蝙蝠が恭二郎を助ける!
が、硝子蝙蝠は恭二郎を青猫家には返さずに共に暮らしていた…
10才の恭二郎の可愛らしさったら…!家に帰るとは言わずに。助けてくれた硝子蝙蝠に報いようとしている健気さ!
そうこうしているうちに1年後、青猫男爵一家が皆殺しに…
…数年経って子供から少年になった恭二郎の前にライバルが。硝子蝙蝠の弟子が新しくやってきて、硝子蝙蝠にベタベタと。(弟子ということはもしやコイツは後の魔多々美?)
そしてついに硝子蝙蝠は恭二郎の初めてを奪う…(雲の上からお母様が見ていらっしゃいます)
同じ夜の硝子蝙蝠の『一生私を追わせてやる……』が、今の青猫にずっと続いているんですね…
また青猫と蜂王子のわちゃわちゃが見れて嬉しかったです。分かっていたけれど、女装がまったく違和感ないほど、蜂王子の顔立ちって整っていたんですね。女装時は完全な淑女でしたが、一肌脱げば誰よりも勇ましく頼りになる刑事に変わる。硝子蝙蝠によって頭上に連れ去られかけた青猫に、迷わずちゃんとキャッチするから飛べと言える勇気と行動力。恐れ入りました。この2人は絡んでも絡まなくてもいいから、これからも末長くお付き合いして欲しいです。
青猫が幼少時誘拐されてからの話もようやく全貌が見えてきました。人攫いに売られそうになっていたところを、硝子蝙蝠が助けてくれたのですね。両親も兄もとても穏やかで青猫にたっぷりの愛を注いでくれていた。そんな彼らと二度と会えなくなってしまった青猫の気持ちを想像するのは辛いです。でも、蝙蝠のおかげで豊富な知識も手に入れ、1人でやっていく術を得たのは不幸中の幸いでしょうか。もちろん、青猫本来の気性もなかなか豪胆ですしね。蝙蝠とは互いに愛おしさと憎らしさを抱えているようなので、最終巻までに今後何か進展があるのか楽しみです。