狐の魂呼い

kitsune no tamayobai

狐の魂呼い
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×24
  • 萌6
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
8
得点
70
評価数
18
平均
3.9 / 5
神率
38.9%
著者
カメイ与五郎太 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
松文館
レーベル
ダイヤモンドコミックス
シリーズ
狐の魂呼い
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784790111948

あらすじ

今年も桑の芽吹く季節──村を囲む山一帯を 治める飯鋼天狗が嫁を迎える時期──がやって来た。 男であるにも拘わらず、今年の嫁に選ばれた柚々は、 次第に使いの天狗・棕櫚に魅かれていく──。「狐の嫁とり」「黒白」の両長編に 短編「狐」を併録した、著者初となる作品集。 圧巻の描き下ろし「黒白」完結編32枚を加え、 和風ファンタジックBLワールド、いよいよ登場!!
(出版社より)

表題作狐の魂呼い

棕櫚【遠鏡】 天狗
柚々 嫁に選ばれた少年

同時収録作品

狐(天狗)
狐(天狗)

同時収録作品黒白

黒羽 烏天狗
白栲 狐

その他の収録作品

  • 狐の嫁とり(表題作)

レビュー投稿数8

ファンタジーBL!

神と評価するしかあるまい…!!
カメイさん素晴らしいです!

女ばかりの家庭に住む、一人だけ男の受け。
村には昔からの仕来りで、ある時期女の子は外に出てはいけない事に。
なぜなら天狗が花嫁を探しにくるから。気に入られれば、捧げものになるしかない。
そんな中、外に出れない兄妹に変わって一人で外に仕事に出るはめに。
そこで天狗の使い(攻め)に女の子と勘違いされ見つかってしまいーー。

はぁ~、神!
ここまでお話が作り込まれたBLを見た事がありません。
天狗を差し置いて、恋に落ちる2人をどうか見てみてください。
後半ショタ要素があるので苦手な方は注意してくださいね。

4

可愛いの一言に尽きます

カメイ与五郎太さんの作品で一番好きです。好きで、同人誌まで入手したほどです。何回読んでも、柚々とシロタエの可愛さに萌えます。

受けの柚々は、親や姉たちにこき使われる毎日でも、頑張る健気でいい子です。天狗の嫁になるのが嫌で逃げ出したのに、棕櫚が危なくなった時には、自分の身を犠牲にしようとするところにキュンキュンしました。
棕櫚は、天狗に使える身分だったのに、地位よりも自分の安全よりも、柚々を選んだのが嬉しかったです。
そして、二人の初々しい買い物という名のデートにも萌えます。

シロタエは、本当にショタです。コンコンしか話せないけど、狐の耳とシッポを付けて、小さくて可愛い顔をしてるので、黒羽や飯綱天狗に狙われるのも納得です。
シロタエと黒羽のエッチシーンもあるけど、身体が小さいのに大丈夫なのかと心配しながら萌えました。

可愛いだけでなく、お話もしっかりしていて、切なくて、面白いです。

2

このショタは可愛い!

1冊丸ごと同じシリーズのお話が収録されています。
全部で3組のカップルが登場するのですが、そのうち完全にショタと言えるのは、「黒白」のカップルかなと思います。
幼く見える絵柄だと思うのですが、「コンコン」しか話せない幼い白栲が可愛いです。
私はショタは時々苦手な時があるのですが、体格差が気になりながらも、可愛いから思わず応援してました(笑)。
一番最初に登場するカップルの柚々以外は皆人外というファンタジーなお話なんですが、まるでお伽噺のような感じで、ほのぼの心温まるエピソードが詰まっていました。
もふもふ可愛いキャラや和風ファンタジーがお好きならお薦めです。

2

ショタ万歳!

みごとにショタな一冊でした。
天狗に惚れて嫁にいく少年のお話
見事なファンタジーでした!
なんとなく、この手のお話ってエロ重視でお話は王道で似たり寄ったりな感じがするのですが、
これはすごかったw
エロではあるのですが、ストーリーがしっかりしている。
切ない;;
そして可愛かった!それだけに、家族であるはずの女たちが許せないほど憎いですw
やっぱBLに出てくる女って必要価値が低いのですかね?

そのあとのお話もよかったです!
シロタエかわゆーーーーい^^/
さっきまでショタにしか見えなかった柚々が大人っぽくみえるほど
シロタエが幼い・・・w
大好きな絵本をとられて泣いてしまう姿は萌です!!

3

和風ファンタジー&ショタ

■狐の嫁とり■
棕櫚(“遠鏡”天狗)×柚々(嫁に選ばれた少年)

今年も桑の芽吹く季節──村を囲む山一帯を治める飯鋼天狗が嫁を迎える時期──がやって来た。
男であるにも拘わらず、今年の嫁に選ばれた柚々は、次第に使いの天狗・棕櫚に魅かれていく──。

読み始め、狐(゚Д゚;≡;゚Д゚) どこ!?ってなりました。
ちゃんといたよ、狐。
人里に降りる時に狐に変幻することが多い模様。
その割には天狗の姿でお買い物デートしてましたが(ノ∀`*)ンフフ♪

それにしても柚々(ユユ)の家族がなぁ…こき使うし、態度悪いしなんなのか。
まるでシンデレラのような状態ですよ。

※“遠鏡”ってなんぞ?
→飯鋼天狗が居室の鏡と配下の天狗の目を通して遠くのものを視るのですが、その役割を担っている天狗が“遠鏡”と呼ばれています。

主人の嫁を「下さい」なんて言おうものならとんでもないことになるのは容易に考えられますよね。
幸いにもお年を召しておられたので、気性も幾分丸くなっていたみたいで、棕櫚(シュロ)は右眼(遠鏡として居室の鏡と繋がってた)と神通力を奪われて追放処分。
柚々に至ってはお咎め無しのようで良かったですε-(´∀`*)ホッ
ってか棕櫚、ちゃんと訂正しようよ。
柚々が勘違いしたまま神輿に乗った時はどうなるかと冷や冷やしたじゃないか。

■狐■
天狗(“迎火”)×天狗(“迎火”)

棕櫚と柚々の一件から少し時が経ち、飯鋼天狗も代替わり。
新しい飯鋼天狗は先代と異なり、締め付けが厳しくて…。

柚々の家を覗きに来たあの二匹の狐のお話。
またまた二人で柚々の生家を覗きに来てました。
新しい飯綱天狗の締め付けが非常に厳しくて、先代が手を出さなかったものたちにまで処罰を与えていたから気になったんでしょうかね。
柚々の住んでいた家は跡形もなく…。
正直、柚々の家族は酷かったからどうでもいいけど…棕櫚と柚々には無事に逃げ延びてもらいたいです。

狐の姿のままで繋がってたら(後背位)、ちびっ子にガン見されるというwww
しかもそのまま続けるんかいΣ\(゚Д゚;)
※受け狐がたまらず切れたwww

■黒白■
黒羽(烏天狗)×白栲(棕櫚の弟・半妖)

人間の言葉はわかるが人語を喋ることが出来ず、狐の耳と尻尾を持つその姿のせいで、祖父母のもとで暮らしていた頃は疎まれ、隔離されていた。
そんな白栲を迎えに来てくれた優しい兄とともに幸せいっぱいだったのに、ある日そこに柚々が加わって…。
大好きな兄をとられてしまった寂しさでなかなか柚々とうまく付き合えない白栲だったが、それ以上に会うたびにちょっかいを出してくる天狗の黒羽が気になるようになってきて…。

白栲めちゃくちゃ可愛い(*゚∀゚*)ムッハー♡
柚々の「だめぇっ(エロ)」を「部屋はいってくんな」と思い違いしてショボーンとするのとかめちゃくちゃ可愛い。
でも夜中に行くのはやめたげて。

それにしても棕櫚お兄ちゃんに迎えられるまでいた環境(祖父母宅)が可哀想で…。
暗い場所に独り、首には縄まで掛けられて…。
「コンコン」しか喋れないのは、育った環境も影響するのかな?
大きくなったら話せるようになるのかな?

ってか飯綱天狗は先代といい当代といいどっちも変態だな。
でもまだ先代の方がマシだと思ったわ…。
まぁ…当代も白栲が泣いたりしたらオタオタしながら泣きやまそうとしたりするんだけどね…。
化けたチビ狐可愛いのにやること変態親父だというね。
何もわからない白栲の下衣の中に入り込んでペロペロしやがって(っ・д・)≡⊃)3゚)∵

黒羽いい( *˙ω˙*)و グッ!
ちょっと不器用なのがまたニヤニヤさせられる。

4人でお風呂入ってる絵、可愛い(*ˊ˘ˋ*)♪.。.:*♡
柚々が白栲を洗ってあげてて、棕櫚と黒羽は湯に浸かってるんだけど「見るな」とばかりに棕櫚が黒羽に目隠ししてるの。

本編でもちらちら窺える、可愛い弟に手を出されて(`・ω・´)ムッキー!ってなる棕櫚がここでも健在です。

※“魂呼い”
読み終わって、ふとどんな意味なんだろうって調べてみた。
ずっと「たまよい」だと思ってた(ノ∀`*)ンフフ♪
「たまよばい」と読むようです。
肝心の意味ですが…【臨終のときに死者の名を呼び蘇生させようとする習俗】…Σ( ̄□ ̄)!
…ご、ご臨終場面はないので安心してくださ、い?

2

和風ファンタジー

一応、ショタということになっていますが、柚々はたぶん高校生ぐらい???

柚々は女所帯だけの中に唯一の男。
でも、ひよわゆえ冷遇されています。まるでシンデレラ!?

いわゆる健気受けです。
それにしても、攻めの天狗・棕櫚がさりげなくカッコイイ。
やさしくて、でもどこかいいかげんなところがあってw
天狗というとちょっと怖いイメージがありますが、棕櫚は天狗というよりも青年妖精のよう。

もう一つは棕櫚の弟で、人と狐天狗の混血児・シロタエと烏天狗の黒羽のカップル。
シロタエが10歳前後のように見えるしっぽつきなんですが、とにかく可愛い。

1

ふわり、骨太

狐狸天狗の絡むファンタジーと言う体裁を
とりながら、心情の描き出し方は繊細かつ
骨太。
心の結びつきで何を超えようと試みるのか、
実に味わい深い作品世界が醸し出されて
いる。

0

私には合いませんでした

私はいわゆるショタってものがダメみたい。
後、お話自体は面白いと思うけど、
なんというかそこに求めるものが私の好みとは違うんだろうなと思うものでした。

神様へのお嫁入りのお話。
お嫁さん候補として神様から白羽の矢が当てられた柚々。
半ば強制的な印象の神様へのお嫁入りですが、
近年はちゃんとお嫁さんの気持ちも尊重してかららしく、
シンデレラ状態で家の者にこき使われてる柚々に神様である棕櫚は優しく接し、お嫁入りの日までに答えを決めて欲しいと伝えます。
柚々は棕櫚に惹かれてお嫁入りを決心するんですけど、
いざお嫁入りしてみると、棕櫚は神様じゃなくお遣いの身であって、本物の神様じゃなかったというお話。

その後どうなったかというと、
2人は下界に落とされてハッピーエンド。
ただ下界に落とされる前、
神様に反旗を翻す所がこの話で1番面白い所なんじゃないかなーと思うんですけど、回想という形で神様に懇願して許される所のみなので、
既に棕櫚は兵士?達に組み伏せられてるし、
親玉は大して怖くない。
私としては棕櫚の苦悩や反旗を翻す瞬間が見たかったので、ちょっと物足りなかった。
で、
2人下界に落とされて森の木陰でしちゃう訳ですが、
柚々が絵の印象や仕草からどうしても子どもなので
そのアンバランスからあんまり楽しめず、
先程の肩透かしもあって、
色々あって結ばれた2人なのに「良かったね」となれない。
うーん…話は面白いと思うけどなんだかなぁ。
話ってやっぱり盛り上がる所とか名シーンみたいなのがあったりと「流れ」とか「波」みたいなのがあると思うんですけど、それがない。
面白い設定だと思うけど、なんか残念な感じがしました。

で後半。
棕櫚の弟、白栲のお話。
白栲は可愛らしくてもふもふ系。
言葉が喋れず「コンコン」としか話せない。
「コンコン」とあのつぶらな瞳で見上げられちゃったら、
もうなんでも許してあげたくなりますね。
いくらでも絵本読みますわ。
そんな白栲の事が大好きな黒羽がいたり
棕櫚を捕まえに来た奴に捕まってしまったりと色々ある訳ですが、
その悪い奴に何されてるのか解らないまま悪戯されちゃったり、助けてくれた黒羽としちゃったりするんですが、
白栲は何も解ってないままなんですよね。
うーん…ちょっとこれは…。
私には合わなかった。

木原さんの「B.L.T.」だったかな?「甘い生活」だったかな?は好きだったんですけど、
やっぱり小説だったからなのかな。
小説の分、内容がやっぱり濃くなるし、
その後もあるので面白いと思うんですけど、
コミックだからか話が簡単すぎに感じてしまう。
最後悪い奴の尻尾切っちゃう所とか、
なんというか全体的に若い女の子世代が読むものに感じ、
そういうのでこういうのだと
うーん…ちょっと「大丈夫かな」と唸ってしまった。

可愛い絵がダメってのじゃなくて
私が真面目すぎるのかもだけど…ダメだわ。
私には合いませんでした。

0

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う