水の記憶

mizu no kioku

水の記憶
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
27
評価数
10
平均
2.9 / 5
神率
0%
著者
桜城やや 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784048535878

あらすじ

生徒×教師の水中ラブ・バトル!臨時で水泳部顧問となった椎名だったが過去のトラウマのためどうも親身になれない。そんなとき部員の門倉から詰め寄られ、からかい半分でキスをしかけてしまうのだが…。

表題作水の記憶

高校生 門倉
高校教師 椎名

同時収録作品青春開花予報

高校一年生  青山美朝
高校二年生  君塚松太郎

同時収録作品こどものモチモノ

四篠貴教
高校生 柄本紘人

同時収録作品Sweet home,bitter brother

高校生 遠野洋介
高校生 遠野淳広

同時収録作品パラダイス・ゲーム

大学二年生 畠中亮二
大学二年生 葉月淳也

レビュー投稿数7

ここから恋が始まる

桜城ややの初期短編集。いずれもHなしキス止まりの短編5編を収録している。

「水の記憶」
高校時代は将来を嘱望された水泳選手でありながら、現在はしがない高校教師の椎名。椎名が臨時顧問を務める水泳部の門倉は偶然ビデオで見た椎名の泳ぎに心惹かれ、泳ぎを見せて欲しいと頼むが、断られてしまう。椎名が水泳を止めた理由とは……?

教師と高校生。
勝負の世界から降りた選手とスランプに悩む現役選手。
現在と過去が交差し、それぞれのプライドが衝突する。
勝負とは、勝者とは何かという重いトーンにも展開できるお話だが、あえて最後は水泳勝負で決着をつけて爽やかに幕を閉じる。短いながらもバランスよくまとまった一作。

「青春開花予報」
父はイギリス庭園研究家、母はフラワーデザイナー。ガーデニング界のサラブレット・青山は高校入学を機に花の世界から離れるつもりだった。しかし〈呪われた手〉を持つ君塚に誘われて園芸部に入部することに。
ちょこっとファンタジーな学園コメディ作品。

「こどものモチモノ」
両親を亡くした高校生・柄本紘人は四篠貴教という男と援助交際をしている。彼と制服姿で食事に付き合うだけで月10万円も貰えるのだ。しかし紘人は四篠がそれ以上求めてこないことが気になってきて……。

収録作品中、個人的ベスト。
年下に敬語を使う男と俺様タイプの若者という組み合わせが好き。オヤジと若さゆえに突っ走る高校生のこれからを想像すると楽しい。

「Sweet home,bitter brother」
義兄弟で幼馴染み。洋介は義理の兄・淳広への想いに悩んでいた。遠くの大学へ進学し自立しようと考えていたが……。
BLでは定番の義兄弟もの。しかし桜城ややが描くと、俺様だが憎めない受けの魅力でいっそう楽しめる物語に仕上がっている。

「パラダイス・ゲーム」
葉月淳也のアルバイトするゲーム雑誌編集部に新入りの畠中亮二がやってきた。二人でゲーム攻略のバイトを進めるうちに距離が近付いていく。
バーチャルゲームに対して終わりが見えないのが現実の恋愛ゲーム。二人のゲームはまだ始まったばかり。

収録作品はすべて恋が始まった瞬間を描いている。ここから彼らがどんな道を歩むのかは読者の想像に委ねられているが、きっと未来は明るいと本を閉じた後も信じられる。そんな爽やかな読後感だった。

2

健全な艶っぽさ

収録作全編を通じて厭らしい湿っぽさが無いので
穏やかに読めます。
健全なトーンに抑えてあるとは言えそれなりの色香も
漂っておりますので、手に汗握る展開も楽しめます。
とは言え全編寸止めで終わっている訳ですが。

個人としては表題作の続編があるともっと一冊の
トーンが引き締まったのではないかと感じます。
表題作は実に良いバランスを内包した話です。

2

安心して読めます

 5つの読みきりが収録されています。
 表題作は教師と高校生が水泳をきっかけに親しくなる物語。
 二作目は園芸部の高校生達のちょっぴりファンタジーな物語。
 三作目は、援交(Hなし)を始めた高校生が主役。
 四作目は血が繋がっていない兄弟の恋愛。
 五作目はゲームマニアの若者の恋物語。
 ・・・と、なっています。

 恋愛と友情の中間のお話が多く、安心して読めます。続編が読みたい!と思う話(私の場合は『こどものモチモノ』です)もあって、楽しく読むことが出来ました。
 ちなみに、高校生が主役の物語が多いので制服(特に学ラン)がたくさん登場して、目の保養になりました(笑)。学ラン好きにはオススメです。

 

2

初心者さんにも安心^^

短編集で、作品が描かれた時期は1998年~2002年と少し幅広い。
今と比べてもですが、この1冊の中でも絵柄の違いが少し感じられます。
今の絵柄よりクセがなくて、人物が若く見えます。高校生でも違和感ありません。^^
別の作品のレビューでも書いたのですが、実は私は桜城さんが描かれる困ったちゃんの表情(眉をハの字にする描写。この作家さんの特徴的な表情だと思うのですが…)が少し苦手なんです。この時期の絵ではそれが出てこないので、絵柄としてはこの時期が結構好きです。

お話はどれも爽やかな若い恋という感じのお話ばかりでした。
妄想の中で少しHなシーンがありますが、ほんのさわりだけという感じなので、BL初心者の方にも向いている作品かなと思います。
評価は萌にしましたが少し甘めで、健全な、お付き合いが始まるまでの過程の作品と考えたら…ということを考慮してますので、ガッツリBLモノを読みたい方には物足りなさを感じるであろうと思われます。

表題作は水泳部員が主役で、水着が見れたのが嬉しかったかな。
学ランもよく登場します。

2

その後が気になる

おおっっ、最近の絵柄との違いが凄い! 年代も掲載されてた雑誌もバラバラで、それを集めた1冊になってます。 歳の差が好きなので表題作と「こどものモチモノ」が好きでした。 が、うん健全! 笑ってしまうほど健全なお話で終了。 その後のストーリーがあれば、もちろんそういったシーンも含まれてくるのでしょうが、残念ながらショートの描きおろしとかでも収録されてなかった。 「こどものモチモノ」で途中本気になったような「怖い目にあうよ」のセリフの続きが凄く読みたいのに…。残念

1

記録の為が

ライバルだった真田に負け教師になった椎名。
授業はダラダラ。そんな椎名を中断する門倉。面影が真田に似ていた。

水泳部の顧問が倒れて、仕方なく面倒をみることになるが、そこにも門倉が!
門倉は椎名に泳ぎをみせてほしいという。
やる気のない仕草なのに、時折、適切なアドバイス。それによってチームメートはタイムをあげていた。
門倉は何も指摘されない。
門倉にいたいところを突かれ勝負することになる。
頭の中が真っ白。
何も考えずに泳いだら、
門倉は自己新!

2人が急接近。

1

5作収録された短編集‼

凄く懐かしい気持で再読しました。
古さに時間の流れを感じます‼
それでも、やや先生の長身で男前な受攻は健在でした。

今の方が絵の綺麗さはもちろん、艶っぽさ、エロスもUPしてますから少し違和感を感じる方もいるかも⁉
ストーリーやシリアスさはあまりなく、軽いコメディー系のお話ばかりでした。

5作共に、学生がメインになっていて、そこに、教師やサラリーマンが絡む感じのお話。

どの話も、普通の健全なBLなので、Hなしのキス止まりでした。

最近のやや先生の作品に比べると、軽過ぎるので消化不良だったかもしれません。
ここからって所でどのお話も終わっているので(笑)

その中でも1番笑えて、好きだったお話が、『子供のモチモノ』でした。
学ランを脱がせたくない攻めが、
浪漫を熱く語ってる所に大爆笑(笑)
「その色 その形 どれを取っても良し…特に首元まできっちりガードされた詰襟には 侵し難いエロティシズムすら感じる まさにストイックの象徴」
の台詞には、オヤジスキーな私にはツボでした♡

BL初心者の方とか、いろんな学生服が見れるので、学ラン好きさんにはいいかなあと思います。

1

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