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utsukushii kimi ha otoko deshita
女装BLはもともと興味なかったんですが、平純さんの「ハルマニア」が私的神作だったのでこちらも読破。
いや~良かった!
女装BL苦手な私が求める、ほぼ全ての要素↓が含まれていました。
①スカート・カツラ・化粧の女装だが言動は男のまま、なおかつ非常に男らしく、どちらの時もカッコいい。タイトルどおり、美しい!
②女装は夜出歩く時とえいち時だけ
③女装する方=攻め
④受けが「男バージョンでシたい」と言う、つまり受けにとって攻めの女装は必須条件ではない
絵柄は美しい「ハルマニア」の頃(1年しか違いませんが)と比べてしまうとやや顔が長くなる時もありますが、全体的にスッキリしていて読みやすいです。
81ページしかないので展開の早さは否めませんし、2017年の作品なのでジェンダーロールやLGBT的にいろいろと「ん?」な描写はありますが、時代なのでもちろんそこは目をつむります。
相変わらず平純さんのお話はテンポ良く進むし、コミカルで、かつ読後感も爽やかなのでトータルで大満足です。
特に真っ赤になった攻めが発する決定的な発言が、昔ながらのあの食品に関するものだとは、嬉しい驚きでした。
ケンカップルとしても楽しめる(と言ってもほんの数ページ)本作ですが、温泉えいちがお好きな方や、特に私のように女装BL苦手な方に読んでいただきたいです。
そしてバーのマスターが執事っぽくてイケオジ!
そして先輩がオールバック&やや目つきの悪いイケオジー!(←テンションどうした)
女装もの。
主人公は、親からせっつかれて仕方なく婚活を考えるリーマンの佐藤。
先輩に紹介されたバーに行ってみると、カウンターにすごい美人が。
しかし、彼女はこれ見よがしに男子トイレに入って行き、普通に立ちション…
そう。佐藤はからかわれたのです。
ところが翌日。得意先に挨拶に行くとその美女(男)・立花が担当者で…!
…と始まります。
それから佐藤と立花は飲み友達になり、立花の部屋に出入りする仲に。
立花はバイなのかな?恋愛描写はないのに佐藤にキスしたり同じベッドで寝たり、と思わせぶりだし、料理が上手な佐藤に「嫁に欲しい」と言ったり。
はっきりと言葉にしないでいるうちに仕事が忙しくなり、なかなか会えない2人。
そんな時、立花が婚約した、という噂が⁉︎
動揺する佐藤だけど。
実は立花の方が焦って行動を起こしてたんですよね。まさに肉食系美女って感じで、佐藤を逃げ場のないコーナーに追い詰めて〜告白!みたいな。
対して佐藤は顔を真っ赤にして涙ぐんじゃう。
そのまま家にお持ち帰り〜の初Hへ。
もうお分かりでしょうが、立花は攻めです。
第3話では、同居しながらもお互い仕事のタイミングが合わずすれ違いの毎日。
ついケンカになり、仲直りの温泉旅行に行く、というエピソード。
お決まりの露天風呂Hです。
まあお決まりすぎて特に感想も無いのですが、絵柄はスッキリと綺麗で読みやすいです。「萌」で。