最愛の人を救うため何度だって時を駆ける

僕らはなんども恋をする

bokura wa nando mo koi wo suru

僕らはなんども恋をする
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神48
  • 萌×224
  • 萌16
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
13
得点
386
評価数
93
平均
4.2 / 5
神率
51.6%
著者
星名あんじ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
価格
¥675(税抜)  
ISBN
9784865893939

あらすじ

想い人の突然の死。
彼の運命を変えるため、想いを伝えるため、
タイムリープする。
今年、一番泣けるドラマティック・ラブストーリー。

自由を愛するバックパッカー×だらしないサラリーマン

◆あらすじ◆
サラリーマンの一成(いっせい)と自称カメラマンの萬(ばん)はセフレ同士。
萬の事が好きなのに、想いを伝えられないままズルズルと関係を続けて一年。一成は告白をしようと決意する。
ところがその矢先、萬が交通事故で死亡してしまう。
失意の中、階段から転げ落ちた一成は、萬が死ぬ前の時間に戻っていることに気づき…!?

表題作僕らはなんども恋をする

萬 バー店員兼カメラマン
一成 サラリーマン

その他の収録作品

  • これから
  • あとがき・人物紹介

レビュー投稿数13

何度でもめぐり逢い、恋をする

サラリーマンの一成とカメラマンの萬。一目惚れだと告白してきた萬を相手にせずセフレになった一成だけど、一緒に過ごすうちに萬を好きになっていて。いつも素直に愛を表現してくれる萬に自分も想いを告げようと決心した矢先、萬は交通事故で帰らぬ人に。不思議な香炉の力でタイムリープ出来る事に気づいた一成は、過去に戻り運命を変えようとするけれど…。
何度戻っても悲しい結末になってしまうのが苦しくて、一成の後悔と萬への愛に泣けてしまう。大切なものは見落としちゃいけないし、また諦めてしまっても手に入らないという事を教えてくれた。
何度でもめぐり逢い恋をする、運命の人。2人の新しい未来に感動の涙。タイムリープものって切ないけれど、とても良かった〜。

0

未来を変えようと何度もタイムリープするラブストーリー

写真家×リーマン セフレ同士の関係。

愛する人の死を受け入れられず、未来を変えようと何度もタイムリープするラブストーリー。
未来が分かっているからこそ、今大切な事は何かを考えもがく受け君の姿が見ていて切なく心に響きます。

彼が最後に選んだ選択も見方によっては切ないものだったけど、愛することが何か、を何度も繰り返すリープで彼が見つけた答えだったんだと思います。

リープもの、切ない話が多いんけど、
受け君がどんどん素直になって自分の気持ちを表現するようになるのがよかったです。
大好きなタイトル回収あります。

1冊丸ごと、映画を見ているような物語でとっても引き込まれた。絵がきれい。
えちシーンも程よくあります
ハピエンではあるから最後まで安心して読めます

0

あんじ先生に泣かされる日が来るとは…

そうなんです…!
まさかまさかエロのエキスパートと信じて疑わなかったあんじ先生にうっかり泣かされる日が来るなんて…!
もぉ…忘れられない1冊!!

所謂タイムリープものです
それ以外のネタバレはしないでおきますが泣かされるって書いちゃったからある程度感動作だとはお察しが付くと思うんですが、、、
あんじ先生ならでは!のずっしりシリアストーンではない読み易いトーンで進むからこそうっかりやられちゃう系です

泣かされちゃうけどエロはエロい!!!
エロいしラブだし切ないし…(*˘︶˘*).。.:*♡ 
全方向で楽しめる作品、あんじ先生の多彩さを感じる1冊

攻めの萬ちゃんのビジュアルもキャラも大好きだし受けの一成の奥深さにどんどん愛着が湧いて来て応援せずにはいられない
とっても素敵な2人のとっても素敵なお話し

久々に読んだけど何回読んでもドキハラしてしまうわぁ~

尚、ファンタジー素人の私なので読めるレベルの設定だと思います(多分)
もしかしたら色々と粗さもあるかも知れないので本格的な構成などを求めて読むと物足りなさを感じてしまう可能性もあるのであくまでも「うっかり系感動作」だと思って頂いたほうが良きかもです

DMMの修正が酷過ぎるのだけが許せないレベル、、、
紙や他サイト情報は未確認ですがDMMの修正はおススメしません…

0

表紙とあらすじにひかれて読みました。

絵がきれいですね。
底抜けに明るくてどんな一成も愛してくれて世話を焼いてくれるセフレの萬。
運命だと言われてセフレのまま一年。一成も本当は萬が好きなのに言えず…。

そして一周年の待ちあわせの日、萬は交差点で車に…。

タイムリープしてなんとか萬を助けようとする一成。
何度戻っても必ず萬は助からない。
とうとう、もっともっと前に戻るために東京タワーから飛び降り二人の出会う前まで遡って。

絵もきれい、ネタもいい、一度のタイムリープで助けられないのもいい、なのに絵が綺麗すぎなのか悲壮感や追い詰められ、鬼気迫る感が淡く見えて。

無事な未来をやっと迎えた二人が出会うのも感動なのに、淡さのためか盛り上がれず。
エッチもきれいでエロさを感じず。

世界中のどこへ行って誰と出会っても絶対に自分のところへ帰ってきてくれる攻め、いいですね。

1

胸打たれる

あんじ先生のアホエロハッピーも大好きだけど、
今回はとっても狂おしく切なくて、胸いっぱいになりました。

セフレから脱却しようと決意したのに突然の別れ。
タイムリープものなので、何度も何度も絶望と後悔が…
好きを伝える、取り戻すために無気力リーマンがどんどん必死になるの、汗水握る。
心からの言葉が響く、響く…

本当に素敵な物語でぐわ~~~~ってなって
おススメしたい!ってくらい良かったんですが!
帯で「今年一番の~」は煽りすぎじゃない?って気になりました。
読んだ後は確かに!!ってなりましたけど!!泣きましたけど!
期待度高くなりすぎて、そんなに?と感じられたら勿体ないなと思っちゃいました。

1

何度も

萬と一成は性格や言動は対象的だけど
とても相性の良いふたり。
セフレとしての関係から恋人同士になるために、一成が告白しようとしたタイミングで
萬は交通事故に遭って亡くなってしまうのです。
それを回避するため、一成が何度も何度も未来を変えようとするその姿は
健気で感動的だけど、苦しくて切なくて本当に胸が締め付けられました。
その未来を変えられない度に愛する人が死にいく姿を見なければいけないなんて
こんな悲しいことはあるだろうか、と。

萬が生きていてくれるために、出会わないことを選択した一成の2度目の人生は
とても寂しくてツラいものだっただろうな…。
でもやっぱりまた出会えたので、運命的な繋がりがあったんでしょうね。
再会の場面は大感動でした。

運命の番人みたいなおじさんが出てくることで
ミステリーっぽくもあってすごく面白かったです。

1

映画のような壮大なラブストーリー

〖DMM電子書籍〗
修正 : 濃霧
カバー折り返し : なし
カバー下 : なし
帯 : ありver.となしver.の両方
裏表紙 : あり(帯あり・帯なし)
カバーデザイン : 川名潤さん
電子限定特典 : なし
備考 :
ひと言 : 『30までに死にたい』のイメージで読み始めたらとんでもないラブストーリーで泣いた。

〖紙媒体〗
未読

0

絵も綺麗で、とても素敵な作品です

星あんじ先生は、コメディからシリアスまで幅広いジャンルの作品を描かれている、とても振り幅の大きい作家さんです。
コメディの印象が強く、もちろんそれも好きなのですが、
実はシリアス作品が秀逸だったりします。
遅ればせながら拝読させていただいた本作は、
シリアスかつ切ない良作でした。

最愛の人・萬を救うため何度もタイツリープする一成が、
運命に抗って本当の愛に気付く純愛ストーリーです。

事故で亡くなってしまう萬を助けるべく、
何度も何度もタイムリープする一成。
不思議なお香を焚き、高いところからジャンプする……
それが時間を戻すための条件です。
飛ぶ位置が高ければ高いほど、時間は大きく巻き戻ります。

駅の階段、病院の屋上、ついには……
何度巻き戻しても変えられない運命に疲弊していく一成が辛過ぎます……

〝全ての因果は出会いから始まる〟

どうしても萬を救いたい。
この世界で萬が笑っていてくれるだけでいい。
そんな一成がとった行動は、
2人が出会う前に時間を巻き戻す事……

萬に会わないように僻地で生活する一成の背中が本当に切なくて。
「寂しくない」と何度も呟く姿に涙が出ました(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

運命は変えられるのか?
2人の出会いは運命なのか?
萬と一成の因果とは……?

どうしても萬が好きで会いたくて泣き続ける一成……
2人の再会は、一成が自分の力で掴み取った運命だと思います。
とても素敵なラストに胸が熱くなりました。
描き下ろしも素敵です。

一成がみせた一成らしい愛のカタチとタイトルの意味を、
ぜひたくさんの方に知って欲しいと思いました。

7

”運命の人”

あんじ先生も作風が幅広い作家さん。
生死をテーマにした繊細な『希うオリゾンテ』と、頭おかしいぶっ飛び系の『てんしくん』、絵柄は同じでも別人の作品みたいです。
そして本作では、SFのスペクタクル感と運命の恋のドキドキ感がミックスされていて、あんじ先生のまた新しい引出しを楽しませてもらいました!


世界中をフラフラ旅する自称カメラマンの萬と、ズボラなリーマンの一成。
一成が彼氏に振られた直後に出会ったのが、レストランでバイトしていた萬。
スタイルが良くて美形の店員を好みだなと眺めていたら、その店員は店の飾り花を一輪抜いて、ひざまずきながら「付き合ってください。運命の人」と告白してきて…
一成は「俺とセックスしてみない」と返し、二人はそうゆう関係に。

萬は素直すぎるワンコタイプで一成のことが大好きなのに、一成は恋愛トラウマからセックスだけで良いとクールな態度。それでも萬は「自分が好きならそれで良いよね」と、大らかで明るい。
だんだん一成の恋愛トラウマも癒され、萬に告白して、ちゃんと恋人になろうと決心した矢先、一成の目の前で萬は事故に遭って還らぬ人に…

そして一成は、萬が不思議な部族からもらった香を焚いて高い所から飛ぶ(落ちる)と、過去に戻れることに気付き、また会えた萬に今度は自分の気持ちを伝えて、萬が事故に遭わないように、運命を変えようと奮闘する。
でも何度戻っても、萬が消えてしまう未来を変えることができない…

ワンコを意地っ張りがうるさがる、二人はそんな間柄だったのに、萬を失いたくない一成は一生懸命すぎて、思い詰めているのが刹那的で、見ているのが辛い。

一成が萬に事実を話すと、萬は「俺が事故に遭っても今度は戻らないで幸せになってよ」と、自分のことより一成の幸せを願って笑う。

その言葉を聞いて、一成は自分が一番大切にしたいこと ”萬が存在する未来” を選択する。
街ですれ違った占い師の言葉「すべての因果は出会いから」をヒントに、萬が存在する未来のために、自分と萬が出会わない過去にしようとする。
戻れる時間は飛んだ距離に比例するから、日本で二番目に高いところから飛んで、二人の出会いよりもずっとずっと前に戻り、一成は萬と出会うことがないように、大学も勤務地も以前と違うところにして、ずっと一人で生きてきた。
萬がどこかで生きていてくれることだけが心の支えな孤独な人生。

最初の頃は、萬をうるさがっていた一成が、萬だけを想って孤独の中にいることに胸が締めつけられます…

そして、”あの日”が過ぎて、萬に会いたくて会いたくて仕方がない一成は…


出会いの時、萬は一成を一目見て、”運命の人”と言った。
萬がそう思ったのは何か不思議が力が動いていたのかもしれない。
”運命” はこんな風に二人を弄んで、でもより強い絆で結び直したんと思える物語。

だらしがなくて恋愛なんかーって言っていた一成が、自分より何より萬のことだけを考えているのが本当に切なかったけど、萬の底抜けな明るさのおかげで、適度に息抜きができて、ずーっと重たいだけのストーリーではありません。


あと、私はあんじ先生が描く背景の絵が大好きなんです。
その場の空気を感じられそうなくらい臨場感がある絵。
描き下ろしはイタリアのベネチアが舞台で、狭い路地、石畳、運河に堕ちる夕日を反射した雲、今回も背景絵がキラキラしていて素敵でした!

電子化までに9ヶ月もかかったことは出版社に文句言いたいですけど…
でも表・裏表紙どちらも帯有りと帯無しバージョンを収録してくれてるのは嬉しい!

11

「今年、一番泣ける」かどうかは、読み手によると思う。

星名あんじさんって絵が綺麗なので連載中も含め全部読んでるのですが、こちらの一冊は「てんしくん」とか連載中の「30までに死にたい」のようなぶっとびエロ系ではなく、「希うオリゾンテ」のような切ないストーリー系です。まぁこの表紙を見てぶっとびエロ系を想像する人はいないでしょうけど…。

お話はタイムトラベルものです。
セフレ同士の萬と一成。萬は出会った時から情熱的に思いをぶつけてくるのだけど、一成はそっけない態度をとり続けています。
出会って一年、ようやく萬の気持ちに応えて告白しようと決意した矢先、一成の目前で彼は交通事故に遭い帰らぬ人になります。
どん底の中、誤って階段から転げ落ちてしまうのですが、一成の意識が戻ると、ちょうど萬が海外から戻ってきた日に時間が巻き戻っていて…

生前の萬はカメラマンで世界の秘境に出かけては写真を撮ってくる超ワイルドな男。
とある秘境の地で土産に持たされた香炉には、悪いことがあったときは香を炊いて崖から飛び降りると奇跡が起きるという言い伝えがあり、そのお陰で萬が生きていた頃まで巻き戻るという奇跡が起きたのです。

生きていた頃の萬は、一成に対して大好き全開でその愛を隠そうともしなかった直球ワンコ男。
一成はそれを素直に受け止められず、何も返そうとせずただ受け身だった自分を深く後悔していています。
高いところからジャンプすれば、その分だけ過去に戻れるという法則を発見した一成は、屋上からから飛び降りて時間を巻き戻すのだけど、どうやっても萬は死ぬ運命から逃れられず…。

好きな男が何度も死ぬ…
これって回数をこなしたからといって慣れることはないと思うので、どんなに辛いだろう…って思うんです。
そして萬を死なせたくないという一心で、再び会えなくなる可能性もあるのに二人が出会う以前にまで戻る覚悟で、ある高いところから飛び降りるのですが、この「ある高いところ」ですっかり興ざめに…。

ネタバレします。


その高いところは、東京タワー。
確かに日本で2番目に高いよ。

だけど、東京タワーは一般人は鉄骨部分の飛び降り可能なところまで行けないのに、簡単にそんなところへ行けてしまった非現実さに萎えてしまった。
そして未開の部族から貰った不思議な香とか、タイムループという非現実なファンタジー話なのに、ここだけ妙にリアルな建物が出てしまったことで、やっぱり一成もチケット並んで買ったのかなぁとか色々冷静になってしまい、一挙に現実に引き戻されてしまいました。

というわけで「今年、一番泣けるドラマティック・ラブストーリー」とあって期待してたのですが、残念ながら泣けませんでした。
細かいところ気にせず読める方なら、泣けるかもしれません。

6

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