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kuchiduke wa uso no aji
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
受けは詐欺師、攻めはそのカモって、受け最強のシリーズ、
巻数が増えるたびに、その関係も少しずつ変化してきましたが、、、
4巻はひたすら甘い♪
和智は、高校からの友人で、今は副社長として支えてもらっている伊勢に、槙尾を紹介する。
そんな親しい人に、恋人として男を紹介するなんて、和智の本気度が伝わってくる~♪と思ったら、、、
槙尾に加倉井の香水の匂いがついているから、浮気を疑い、伊瀬を紹介することで外堀を埋めてやろうって魂胆ですw
でも槙尾の和智への気持ちに関しては疑う必要なんかない。
槙尾は、和智を危険な目に遭わせるくらいなら離れた方がいいと、浮気を演出していただけんなんです。
それも、自分が離れて傷ついた和智を、伊瀬が支えることができるかトラップを仕掛けて事前確認までしてる!
槙尾が離れたいなら、ただ和智の前から姿を消せば良いだけなのに、そうしないのは槙尾自身も和智と離れたくなくて迷っているから…
カモと詐欺師だった二人の恋し合う気持ちがこそばゆい!
そんな時、和智は大きな広告賞を受賞すると、元同級生の美女に声をかけられる。
議員秘書だと名乗るその女は胸元開いたセクシードレスでどう考えても愛人で、和智のことも手玉に取る気満々。
まー、和智がそんな女に引っかかるわけはなく、それどころか
「いつだって自分が特別扱いされると思わない方がいいぞ」と清々しく振ってやる!
それでこそ和智だわ~♪
そして和智がトロフィーを引っ提げて槙尾に会いに行くと、
槙尾と深いつながりがありそうなヤクザ若頭・杜江がいて、和智は嫉妬して、すごい賞を取った、稼ぎも良くなると、子供みたいに自分を良く見せようと頑張ってる。
ついさっき美女に見向きもしなかった和智とはまるで別人!
でも、和智は心配することなんてない。
槙尾が杜江に、和智が「おかえり」と言ってくれると嬉しそうにノロケていただけ。
顔が赤かったのは杜江じゃなくて、和智のことを想っていたから…
槙尾が「どこにも行きゃあしねェよ」と言ってあげると、和智は泣いちゃうんですよ。
あの高慢な和智が!槙尾の前ではただの恋する少年です。
あっ、和智に袖にされたクソ美女は、権力駆使して嫌がらせをしてきて、槙尾もなんとかしてやろうと動きますが、元いたヤクザが和智のこととは関係無く潰してくれてます。
槙尾はまたいつ危険な状態になって、和智を巻き込むかもしれないのに、もう和智と離れることはできない。
今までは槙尾が死んでも泣く人はいなかったから気楽だったのに、和智は絶対に泣くから、槙尾はもう身軽じゃない…
でも、それって大切な重荷だよね?
そして和智も、家に槙尾がいるってだけでたまらなく嬉しい。
もーう、ラブアフェアな経験は豊富なはずの二人が、お互いを大切に想いはじめてるのが、まるで初恋みたいでキュキュキューンとさせられます!
カモと詐欺師がこんなに甘い関係になるなんて!めっちゃ萌えます!!!!!
和智のほぼプロポーズに、小っちゃい声で「おぅ」とだけ答える槙尾!
その後に照れちゃってるのもかわいすぎて萌え転がりました~♪
4巻だけ読むと、大きな事件も起こらず、問題も簡単に鎮静化するので、物語的には平坦に感じるかもしれません。
でも1巻から読み返して4巻に至ると、和智の一方的な執着愛に槙尾も応戦して、こんなに甘くなっちゃうなんて…と、感慨深いです♪
シリーズを愛する一人として、読みながらずっと顔がニマニマしてました!
完結前のシリーズものには基本「神」をつけないと決めています。
途中で「神」にしてしまうと、天井を知ってしまった後の基準が微妙になってしまうからです。
悩んだ…。すごく悩みました。
もう「神」でいいんじゃないかと何度も思いました。
槙尾、デレる。
何ということでしょう。
4巻はひたすら槙尾が可愛くなっちゃってました。
白洲に存在意義を知られたことで、和智から離れようとするものの失敗。
さらに危ない橋を渡るのを覚悟の上で、和智を救おうとする。
ついには和智のプロポーズのような言葉に「ぉぅ」と返してしまう。
あまい。
槙尾があまい。
バーにやって来た杜江に和智のことを聞かれて赤面する槙尾もあまい…。
そこにやって来て、槙尾の表情を見て杜江に嫉妬する和智はあおい…。
あなたです、そんな「見たことない表情」を引き出してるのは!
今回も和智を嵌めようとする不遜な人間が現れますが、高校で3年連続ミスコン優勝したくらいの同級生が槙尾に勝てるわけもなく。
ただ気掛かりなのは槙尾が和智のために作ってしまった白洲への「貸し」。
一体どんな代償を支払うことになるのか…。
10年来の友人で副社長の伊勢にも槙尾を紹介して、伊勢の隠れた想いも判明したところで、伊勢から槙尾に送られたものが…。
あれを受けての「今とこれからでいいや」には倒れました。
やっぱり槙尾があまい…。
外デートまでして、しあわせ絶頂な2人をこんなに見せられたら…。
もはやフラグとしか思えません。
絶叫マシンの落下級の出来事が…、きっと…。うう。
これは1~4巻の中で一番甘い!
攻めが受けにもっと弱くなってる…。
そしてやっっと認めた受け…!
外では優秀で表情を変えることが少ない利己的主義なのに、受けの一言で泣いちゃう受けが本当にワンコで好き…。
そりゃあ絆されちゃうよ受けも。
恋に一喜一憂してしまう攻めを見て、お前そんなんじゃなかっただろ、と旧友に言われてしまう。
そんな攻め、最高じゃないですか!?!
そう、今作は攻めの高校からの友達であり副社長の男が登場。
彼がいい役してるし、彼にも幸せになってほしいな…。
描き下ろしのデートも甘々で、カバー裏の絵も良かったです。
サガミさん、好きな作家さんで、このシリーズも大好きなのですけれど、
今回はちょっと路線が違ってきたかなと。
いや、路線が違うというよりも、キャラクターが違ってきたというか……
和智と槙尾が仲がいいのは何よりなんですけどね!
槙尾は相変わらず胡散臭い中にも、
和智に対する甘さが見え隠れし始め、
和智はもう槙尾にめろめろであります。
それはいいんですけどね!
和智がちょっと受化してる気が(あくまでも本社比)。
和智にはもう少し、槙尾に負けないくらいふてぶてしく、
どーんと構えていて欲しい派であります!
まぁ槙尾さんと和智の
住んでいる世界が違うというのが根本にはあるのですが、
それにしても和智はちょっと受け身過ぎかな。
あれを受け身と取るか、懐が深いと取るかで評価は分かれるかと。
今までの展開が面白かった分、
出来上がってしまうとこうなっちゃうのかとちょっと残念。
伊勢くんもなんか可哀想だし!
しかし、これからまだまだ展開はありそうなので、今後に期待!
サガミさん好きですから!
……と、期待を込めての「萌×1」!
まだ続くそうなのですが、5巻はスピンオフの様相を呈していて、メインカプの恋物語としてはこの4巻でいったん一区切りのようです。
4巻は、和智が女性にストーカーされたり、槇尾が実家に帰らされたりとお互いに色々あった巻でした。
5巻では、和智のトラブルがメインになります。
仕事で和智に心酔している部下の伊勢。
槇尾は、自分がそばにいては危険だからと、伊勢に和智を託して消えようとする。でもできなくてラブラブになっちゃう。
和智のお仕事関係では、大きな賞をとるも、近づいてきた議員の愛人の陰謀で仕事を切られそうになる。
その議員の黒い部分をついて、和智の窮地を救った槇尾なのでした。
そしてついに、和智のプロポーズとも言うべき台詞が。ここまできたら、甘々なので結果は分かっているのですが、槇尾もいいかげん和智にメロメロで、ごちそうさまでした、という気分です。