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俺が許可するまで、イクんじゃないぞ――
hatsujoji no shituskekata
「指先から媚薬」あるいは「シークレット ルール」あるいは…どこからでもいいけど、ゆるく、もしくは密接に繋がっていたシリーズの総まとめの様な一冊です。
ずっと何となく追っかけてた身としては、彼等の関わり、血の繋がり、系譜が分かったのはマニアック的な喜びがあります‼︎特に巻末の相関図とか、彼等のその後的なおまけ4コマにはニマニマしちゃいます。そうよね、そうだと思ったんだ〜から、え?そうなの?そっちも繋がってたんだぁ〜まで。
本編から拡がる世界観を楽しんで頂ければと思います♬結構な登場人物数なので、先生凄いなぁと感心してしまいます。
さて。も一個ネタバレしときますと。描き下ろしで、ショタがイケメンに成長して、幼い頃から恋していた受けを狙いに来ます‼︎ショートストーリーで、後日談ですが、きゃー♡
読み手側へのご褒美感凄いです。ありがとうございます‼︎続きが欲しいです‼︎
なので、先生の気分次第ではこのシリーズまだまだ続きそうな期待です!
あと。エロいです。笑。統也くんが感じやすい身体をしていて、それに溺れていくって話です。わぁ書いてみると単純‼︎特に面白いプレイをするわけでは無いのですが、ものっそい色っぽいので。
多分シリーズとしても最新なのですが、先生の絵の感じの成長ぶり(なんか上から目線で失礼します。)も見られて嬉しいです。どんどん受けが色っぽくなってるかと思い。
四角めの体躯の攻めの硬さも特徴的ですが、そういった楽しみ方もありますよん♬
大学生の受けと、金持ちイケメン強引鬼畜な攻め、というカプです。
受けの自宅が火事になり、逃げ出す際に攻めの車に傷をつけてしまって、住み込みがてら4歳児のシッターをすることになる、という流れ。
すごくありがちながら、最初はちょっとコメディ調で楽しく読んでいたのですが、急に受けが淫夢を見るようになり攻めを意識し始めて…という展開が無理やりすぎる印象でした。てっきり攻めがこっそり寝込みを襲ってたのかと思ったら、普通に淫夢。童貞で、それまで攻めに惹かれるなどもなかったのにいきなり淫夢。
その後のエッチへの流れも急展開すぎてびっくり。ふとしたことから受けがエロい? 感じやすい? のを知った攻めが手を出すのですが、それまでは女好きのヤリチンだったのがいきなり「これはいい拾い物をした」的に受けに執着するようになるのがどうも納得いきませんでした。
4歳男児はなかなかいい味を出してました。けれどいつ受けに懐くようになったのかもイマイチ分かりませんでした。
特に地雷もないし、攻め様のビジュアルも黒髪にエリートスーツで大変麗しいのですがあまり萌えませんでした。どうやら、この攻め様、『指先から媚薬』から続いているシリーズのセレブたちと親戚関係にあるようなのですが、読んだことがないか、残念ながらあまり記憶になくて。シリーズの最初から読んだ方が楽しめたのかもしれません。
私があまり興奮しなかったのは、たぶん、受けの統也が目が大きすぎたり、ビックリ眼だったり、面長だったりで男子大学生と言うより、女っぽく見えるからです。それと、二人が体目当てで引っ付いて、快楽に溺れてまではよいとしても、最後までそこしか好きになった理由が分からなかったから。訳ありな子供まで登場させているので、もっとお互いの優しい一面とか思いがけない表情とか日常的なことで惹かれ合って欲しかったです。英之のところに面接に来たエピソードも英之側からも統也側からもあまりに急展開だし、一足飛びに永久就職と言うのもちょっとついていけない感じでした。
ケチばかりつけてしまいましたが、たぶんシリーズで読んだらもっと攻めの英之の性格とかこの一族のこととかがわかっていてもっと深く読めたのかもしれません。なんとかシリーズを探して読み直してみようと思いました。