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kimi ha boku wo kannri suru
初読みの作家さん。
あまり電子書籍は読まないのですが、あまりの表紙の美しさに思わずジャケ買い。
中のイラストも表紙と違わずめっちゃ綺麗です。
ストーリーは、というと。
主人公は大学生の須藤くん。
彼は、とある理由から手料理が食べられない。そのためコンビニ弁当しか食べない。
その日もコンビニでコンビニ弁当を買おうとするが、レジのお兄さんに「これ食べてみて」と手作りのお弁当を手渡されます。初めて会う、まったく知らない人からもらった手作り弁当。気持ち悪い、と思う彼ですが、変質者に襲われた須藤くんを助けてくれたのもまた、そのコンビニ店員の長谷川くんで。
変質者から助けてもらったことで急速に仲良くなる二人だけれど…。
最後のオチに、全部持ってかれました。
視点は須藤くんで、ストーリーは須藤くんをメインに展開していきます。
が、この作品の主人公は、長谷川くんなんです。そのストーリー展開の仕方が非常にお上手でした。
長谷川くんの、須藤くんへの想い。執着心。
キモッ!
と思うか、
萌え☆
と思うかは、読み手次第かなと思います。
個人的にはめちゃめちゃ萌えました…。
とにかく絵柄が壮絶に綺麗なんです。
この綺麗な絵柄が、独特なストーリーに非常にマッチしていて、相乗効果でもってこの作品の世界観を生み出している。
しいて言えば彼らがセックスに至る過程が若干甘かった気もしますが、それを差し引いてもなかなか面白い展開でした。
紙媒体で発売してほしいな。
と切望しています。