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ohayou to oyasumi to sonoatoni
「おはようとおやすみとそのあとに」の番外編でp37の短編です。
新しいベッドを買いに来た開人と伊介の二人。
その帰り道、新しいバイトが19歳で同棲している話から、伊介も開人と暮らし始めたのは19歳だったという話になり、開人は初めて伊介に触ったときのことを思い出します。
あの夜の次の朝、急展開だったことに動揺し、どういう顔をすればいいのか分からなくなってしまった開人。
仕事場ではバイト統括として伊介にも厳しくと張り切るのですが、必要以上に厳しくしてしまい、やっぱりどういうふうに接すればよいか混乱します。
結局気まずいのも二人してお腹を満たしたら治まって「開人」呼びを要請して仲良く家に帰るというほのぼのしたお話でした。
初めての夜の次の日のおたおたする開人が可愛いです。
思いがけず進展した仲に、今までの経験がちっとも役に立たなくて動揺する開人が誰かと比べるのではなく伊介自身と向き合おうと決める姿が、まだまだ余裕がない若い開人ですが伊介のことを真剣に思っているんだと思いました。
本編の3話で、実家に帰った伊介が「思ったことは自分の言葉で伝えろ」と開人に言われたことを思い出しているシーンの伏線がこちらで回収されていました。
いつから伊介が「開人」と呼んでいたのか気になっていたのですが、これも回収されていました。「開人」呼びを慣れようと何度も繰り返す伊介が可愛いです。
ちなみにエッチはなくキスだけです。
過去を思い出して始まった話なのに、現在に戻らずお話は終わってしまっていたし、タイトルにも(1)とついているみたいだし、もしかしてまだ続くのでしょうか。