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nanimoiwanai
最後のお話以外ヤンデレです。
私もヤンデレ嫌いではないけど、思った以上にガチ病みでちょっと引いた部分もあったので萌にしました。でもそういうのが特に好きな方にはもっと高評価になるんじゃないかと思います。
以下ネタバレ含む各話感想です。
●何も言わない/何も知らない
病み度は軽めで、割とよくあるパターンでお話は萌でしたが、作画のせいでオマケの萌。
一話の絵は普通に綺麗だったのですが、二話でキャラの顔が変わりすぎて最初違うお話が始まったのかと思いました。老けたというか顎が伸びたというか・・・しかも二話の中でも特に片方の顔の作画が安定せず、登場人物が黒髪男と白髪男と女の子のみだったから見分けられていました。
あと、BLではよくありますが恋する乙女を当て馬にパターン苦手な人は注意です。
●染まる約束
「不幸中の幸い」とかこの母親の人間性ェ・・・
→なんだ母親普通の範疇だった普通に萌えた
→あれまだ話続いてる・・・え・・・オマワリサンコッチデス>(Д;゚;)σ ドロ【暗黒】ドロ
中立~しゅみじゃないの中間。これのせいで全体評価が萌2じゃなく萌になりました。ただ予想外のオチに驚かされたという意味では、面白かったと言っていいのかなと思います。
また私は萌えれませんでしたが、ドロドロ真っ黒なガチ病み大好きなお姐様ならとても気に入られるんじゃないかと思います。
●リセルとノイズ
中立・・・おしい。人によっては普通に萌えられるかもです。
人気者の双子の兄に劣等感を抱く暗い弟のお話です。
漫画だからと流せれば良いのですが、私はリセルの恋人に加え病院や警察すら2人の見分けが付かないのにどうしても納得できず、イマイチ萌きれられませんでした。
もちろん人によると思いますが、私は何組か一卵性双生児に会ったことがあるのですが、特に中学生以上になると結構見た目に差が出ていて、初対面や遠目とかだと分かりにくくても数回会えばすぐ見分けがつくようになりました。なのにリセルの恋人が、一瞬間違うならともかくずっと間違えっぱなしなのが腑に落ちませんでした。
また、一卵性双生児はDNAが一緒な天然のクローンですが、それ以外の身体的特徴はまったく同じにはならないので、ちゃんと血液や指紋、歯型等確認すればすぐにどっちがどっちか確認できるはずなのです。
なのに作中ノイズが目を覚ましたときにはノイズはリセル、リセルはノイズとして扱われていたので、警察や病院が間違えたということになるのですがそんな馬鹿なと釈然とせず・・・
モーリスが実はノイズの方を好きで嘘の証言をしたのかな、とかノイズをリセルの代わりにする為に敢えて間違えてる振りをしたのかも思ったのですが、はっきりとそういう描写があった訳でもないのでどっちにしろ微妙です・・・
●穂高くんのヒミツ
これが一番萌えました!これだけなら萌2!オネエヤンキーの笑顔がとても可愛かったです。
でもヤンデレ要素無しの、ちょっといい話なオネエヤンキー物ラブコメ風味って感じなので、ヤンデレ目的で購入された方には物足りないかもです。
メリバが読みたくてこちらの作品にたどり着いたんですが、リセルとノイズ以外はハピエンだと捉えてしまうので、萌。で‼︎
*何も言わない… 個人的に伊織目線の話は要らなかったかなぁ。。ちょっと説明し過ぎ感が出てきてしまってゾワっと感が薄れてしまった。
片思い同士からの両思い。って事で、やっぱハピエンでは??
*染まる約束…個人的にこの話が一番良かった!
私は例え周囲がどれだけ不幸になろうと、当人が同じ熱量で思い合える事が出来ればハピエンだと思ってます。
全部を思い出しても、頬を染めながらゼンと抱擁してる真代の闇の深さ。というか、想いの強さは良かった。
間違ってるとは思うけど、他に誰もいらない。ってこういう事なんだろうなぁって思えた。
*リセルとノイズ…一般小説とかで時々見かける設定。。だから、BLと言われると。。?んっ??と思う。
モーリスがどうこうってより、リセルに対する劣等感のが話のメインな印象。
*穂高くんの秘密…可愛らしい話。うーん。コメントが難しい。個人的には趣味じゃない。です
BLに限らず、バッドエンドやメリバに見られる、比較的ベーシックな小ネタを集めた短編集。
表紙もそうですが、描き込みの少ない、白と黒のコントラストのキツさが、底知れない恐怖を煽ります。
◆「何も言わない」
非常によくある話。好きな相手に近づく女子の目を逸らして、自分に向くように仕向け、そうしておいて、振る。女子の顔は最後まで見えない。徹底してモブとして扱われる。
◆「何も知らない」
表題作「何も言わない」の種明し。というか、表題作が伊織視点だったのが、江見視点で描かれる。
最初から両想いなのに。お互いの胸の内が計り知れないというので、試す様な事になってしまった。
という、ハタ迷惑な二人。
◆「染まる約束」
残酷な記憶を、ショックで失くしてしまった真代。
それは、染もきっと同じ。
親戚の子だと家に預かった染は、真代に異常な執着と愛情を見せていて。
真代はそれを受け入れる。
心配した両親は、二人を引き離そうとするが…。
いつまでも二人で、二人だけでいる為に真代が取った行動とは…。
とても薄ら寒い結末で、古くから語られている、ありふれたパターンなんだけど。
見開きで、顔の見えない真代のページがとても怖い。怖いです。
◆「リセルとノイズ」
これもよくある、双子取り違えもの。早々に出オチ感凄いですけど。
モーリスが、本当はどちらに恋をしていたのか。よくは分からないまま。
双子のどちらでも良かったのかも知れなくて。
しかし、「ノイズ」って酷い名前だと思う。せめて「ノエル」にして欲しかった。
◆「穂高くんの秘密」
この薄暗い作品群の中で、唯一、関係無く可愛い物語。
絵のタッチも、この作品だけ違うので、旧作なのかも。
強面で不良だと思われているから、虚勢を張って過ごしている穂高は、実は可愛いものが好きな乙女なオネエ。ひょんなコトからその秘密を蔵央に知られてしまうが、蔵央は、趣味で少女漫画を描いている様な地味な男の子。共通の話題で、友達になった二人だったが、実は蔵央にも秘密があって。という、少女漫画なストーリー。
この作品があるから、ホッとするんだけど、不気味な作品群としては不要だったかも。
全体を通して、シニカルなまでにベーシックな恐怖をテーマにしているのですが、一つの作品、一つのネタを膨らませて、あっと驚くものにして欲しかったかも。
ショートで終わるからこそ、不気味な余韻が残るというのも分かるんですけど、ね。
人間の怖さをいろんな角度から描いた短編集です。
「萌」で評価できない作品ばかりでした。
萌えたか萌えなかったか、というより、抉られたかどうか。
【何も言わない】【何も知らない】
2人の幼馴染の想いを同じ時間軸で江見サイド、伊織サイドで描いた作品。
ひとりの女の子の登場によって動き出す話なので、何も知らない女の子がダシに使われたりするのは嫌、ヤンデレきもい、という方には合わないかも。
ひと(相手も含めて)を傷つけても何とも思わないほどの盲目的に重い気持ちの怖さがありました。
【染まる約束】
記憶喪失もの。
高校時代の欠けた記憶、教育実習で戻った母校で見覚えのある生徒との出会い。
失われた記憶が紐解かれていくのですが、ラストが…。
最後の5ページ分がなかったら感動で終わるところ、その5ページで背筋が完全に冷えました。
人間の業ってこわい。
【リセルとノイズ】
陰と陽とばかりに性格が違う一卵性双生児の話。
人気者と地味くん。よくある設定だけどしんどい。重い。
作品の内容を引きずってしまう方は回避した方が良いです。
【穂高くんのヒミツ】
見た目だけで恐れられて最強ヤンキーと噂される穂高くんのひみつが明らかに!
この作品のおかげで精神的に死なずに済みました。
主役のふたりがギャップも含めてかわいいです。
最後の作品がなかったら、しばらく嫌な気分を引きずり倒したかも。
作品に影響を受けやすい方はほんと、気をつけてください。
「リセルとノイズ」以外は大丈夫だと思いますが、これはいろいろ抉られすぎてきついかったです。一歩引いて楽しめる上級者向きですかね。