きこえた恋の秒針音

kikoeta koi no byoushinon

きこえた恋の秒針音
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×26
  • 萌13
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
97
評価数
29
平均
3.5 / 5
神率
20.7%
著者
香山アオリ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
アプレコミックス
発売日
価格
¥666(税抜)  
ISBN
9784864422956

あらすじ

優大(ゆうだい)には忘れたくても忘れられない愛した男がいた。
7年前――
「重いんだよセフレとして見てたのに」
当時付き合っていた千秋(ちあき)に
ひどい言葉を浴びせ最悪の別れ方をした。孤児で家族に憧れる千秋の将来のために選んだ別れだったが、
優大は千秋の壊れた時計を今でも捨てられずにいた。
そんなある日、偶然にも二人は再開し――。
二人の男の止まっていた刻の針が、再び動き出す。

表題作きこえた恋の秒針音

優大,千秋の元彼
千秋,孤児

その他の収録作品

  • アフターストーリー
  • あとがき

レビュー投稿数5

テンプレにもほどがある

あんまりにも捻りのないテンプレストーリーで逆にびっくりしました。
ゲイだから不幸な相手に家族を作ってあげられない、だから自分は身を引きますっていう自己満足の極みからの再会。

再会後も、話が動くきっかけが今一つぼんやりしてるというか、
何の工夫もないあらすじをそのまま出されたみたいで
読み応えを感じませんでした。

もう少し捻りを加えるとか肉付けするとか
独自エピソードを入れるとか、
どうにかならなかったんでしょうか。

過去に酷いことをした攻めには
後悔・反省・今後への強い決意のどれかをもっと見せて欲しかったです。

0

もう、バカだなぁ…

電子書籍サイトで1話目が無料になっていたのを見つけたのがきっかけです。
分冊版で5話まで読みました。
表紙の淡いカラーの使い方も好みです。
電子版の方にはもうレビューできないようなので、こちらに書きます。

主人公はゲイの優大と元ノンケの千秋で主に優大視点でお話が進んでいきます。
2人はもう別れているのですが、7年ぶりに再会し、家を追い出されたという千秋を放っておけなくて優大が自宅に連れてきます。
でも7年前に2人は酷い別れ方をしていて、優大に借りを作りたくない千秋は宿代だと言って体で借りを返そうとするのですが…。

7年前になぜ2人で話し合わなかったのか?と言ってしまえばこのお話は成り立たないのですが、すれ違ったことで切なさは十分に堪能しました。
優大が再会した後も千秋に優しくて、何も言わなくても好きなのバレバレなのですが、いざという時にすごくヘタレるのがもう!じれったかったです(笑)。
反対に千秋の方が真っ直ぐ気持ちを伝えることができるのは男前だな~と。
先が読める展開ではあるのですが、後半はジワッときたので萌評価です。

0

再会愛

ゲイの攻めと孤児で人から愛されることがなく育った受けの再会ストーリーです。
以前は付き合っていた二人だったが、家族に憧れる孤児の受けのことを考えた末に別れたという過去あり。
ただその別れる際に「重いんだよ セフレとして見てたのに マジになられて冷めたわ」という酷い言葉を投げつけたため、結局受けはずっとその後も傷ついたまま…という。

再会したらもう誤解を解いてくっつくしかない訳でストーリー展開としては読めてしまうし、それ以上もそれ以下もない王道なんだけど、元に戻れなかったら一生独りで生きる覚悟をしていた受けが攻めと一緒になれたのがとっても幸せそうなので、あぁ元に戻って良かったなぁと思わせるものがありました。

どうせなら家族の元へカミングアウトしに行ったのだから、カミングアウトをした後まで描いてくれれば良かったのに。

ブックパス読み放題

0

設定はとてもツボなのですが

あらすじを拝見して面白そうだなと思って購入。好きなのに相手を想うがゆえに身を引く。こういう切ない系のお話が大好きなのです。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。








はっきり言っちゃうと、あらすじ以上の内容はない。というのが読後の感想。

主人公は優大(攻め)。彼視点でほぼほぼ描かれています。
優大が告白し、恋人同士になるのが、優大のバイト仲間の千秋。
けれど元々はノンケの千秋。孤児だったという過去を持つ千秋は「家族」という形にあこがれを持っていて。
結婚して、家庭を持って、子をなして。
そういった「普通の家庭」を自分と付き合っている以上持つことはできないと、千秋のために別れを告げる。

うん、設定はとてもツボ。
なんですが、まあ、それだけ、というか…。

たぶん話に深みを与えるのが、そういった彼らのバックボーンだったり、過去の話だったりすると思うのだけれど、そういう所まで描かれていないのでサラ~と話が進んでしまう。
話の展開も先の先まで見通せてしまうし、読み進めてもその予想通りの展開なので新鮮味に欠ける。

攻め・受ともに思考が乙女っぽいというのか、子どもっぽいというのか…。私個人の好みとして、もう少し芯のあるキャラが好き、という好みの問題もあるかもしれない。

彼らが恋人同士だったのは7年前。
そして、再会した二人。
という事はビジュアルにもっと変化があっても良いと思うのだけれどそのあたりの違いがはっきりと描かれていないので「過去」と「現在」の区別がつきにくい。

設定はとてもツボだし絵柄もきれい。萌えなかったというわけではないのですが、もう一声欲しかった、というのが正直な感想です。

1

ゲイとノンケの再会愛

ゲイの攻めと、ノンケで孤児の受けの、7年ぶりの再会のお話です。
7年前に付き合っていたけれど、孤児である受けには家族に憧れがあり、その将来を奪ってはいけないと思った攻めが手酷い言葉を投げつけて振った、というのが過去の因縁です。

ゲイの方がノンケの将来を考えて別れを告げる、ありがちなストーリーで、新鮮味は少なかったです。割と読み流してしまえるというか、コマにあまり情報量が詰まっていないような感じ。
でもじんわりしんみりする、王道ならではの良さはありました。

ただ気になったのがラスト。家族が欲しかった受けが攻めの家族に「家族同然」と言われて喜び、それからカミングアウトの寸前で終わり。
カミングアウトして拒絶されるパターンとか考えちゃって、なんかラストの余韻が台無しでした。

1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う