嫁ぎませんからっ!

嫁ぎませんからっ!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神25
  • 萌×244
  • 萌36
  • 中立9
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
19
得点
418
評価数
121
平均
3.6 / 5
神率
20.7%
著者
すなこ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
発売日
価格
¥675(税抜)  
ISBN
9784865893465

あらすじ

庶民ですけど御曹司の嫁候補になりました。

オレ様な跡取り息子×健気で明るい貧乏高校生
嫁オーディションを勝ち抜き目指せ、玉の輿!

身分違いな2人のドキドキ嫁取り物語
金持ち一族・天明家の後継である天明 仁(てんめいじん)の"嫁オーディション"に参加させられる事になった貧乏学生・天宮(あまみや)いつき。仁はオレ様の上、いちいち揶揄ってくるムカつく男。ヤツと結婚はしたくないが、天明家に嫁げば実家は安泰…。いつきは嫌々ながらも脱・貧乏を目指して花嫁修行をする事になるがーー!?

表題作嫁ぎませんからっ!

天明 仁、天明グループ本家の後継ぎ、高校3年、α
天宮 いつき、天明家分家の息子、高校3年、Ω

その他の収録作品

  • 天満さんの話
  • 初夜の話

レビュー投稿数19

すごい良かった…!

ふと、オメガバースものでピュアなものが見たかったのでお試し程度に購入させていただきました。表紙と帯だけ見させていただくと、攻めが受けのことを気に入ったけど受けは攻めが気に入らない、みたいなやつかなぁ、とか思ってました。読ませていただくと思ったよりかわいくて純粋で真っ直ぐなストーリーにほっこり癒やされました。

登場人物は天明グループの御曹司で高校3年生の天明仁(α)、天宮家と遠い繋がりのある同じく高校3年生の天宮いつき(Ω)の2人です。

ある日、高校3年生のいつきは夏休みの間だけとあるところにバイトに行って欲しい、と親に伝えられます。渋々バイトに行くことにしたいつきでしたが、バイト先にいくと思わぬ出来事が。なんと、そのバイト先は天宮家の分家のΩを集めて行われる、天明グループの御曹司の嫁オーディションでした。親にまんまと騙されたいつきは天明家の分家の息子ということもあり、オーディションに参加せざるを得なくなってしまいます。しかも、相手が俺様の上、身勝手な仁ということに不満が積もってばかり。初めのうちは、いつきと仁はお互いに、変なやつ、といった印象を抱いていました。

ですが、ここで引き下がるわけにはいかないのがいつきです。ここまで来たのなら、むしろ仁の嫁になってアイツを見返してやる、と意気込みます。そして、仁の方も少しおっちょこちょいで元気ないつきが気になってしまうようで、他の候補者より近い存在になっていきます。しかし、それをよく思わない候補者はいつきに嫌がらをしたりしますが、いつきと気が合うような候補者はいつきの味方をしてくれます。果たしていつきは御曹司との玉の輿に乗れるのか…?

攻めはとにかくビジュアルが好みだったし、少し強気だけど健気な受けもとても可愛かったです。絵柄も可愛らしく、ストーリーもゴチャゴチャしすぎていなかったので読みやすくて良かったです。ストーリーのラストシーンもキレイにまとまっていて読んだあとの後味も良かったです。良かったずくめの作品ですね。

全体的に恋愛シーンなどはさっぱりしていて、本作品はオメガバースに苦手意識を持っている方やオメガバース初心者の方も読みやすい作品だと思います。是非たくさんの方に読んでいただきたい作品です。

拡がれ、オメガバースの輪☆

3

嫁ぎませんからっ(嫁ぐ)

評価を見て購入したので期待値は高くはなかったのですが、結果から言うとこのオメガバース、これはこれで最高でした!

分家から年頃のΩを集め、本家のα様の嫁選びのオーディションが行われることになりました。
主人公のいつき(Ω)は親に騙されてオーディションに参加させられただけだったうえに、α様の仁とは相性最悪(?!)で始まりは散々でした。しかしお互いのいろんな面をみて惹かれあっていきます。
しかし・・・ほかの嫁候補が黙って見ているわけもなく・・・・・・


α様が高校生には見えない老け顔(←)ではありますが、中身はまだまだ子供で、展開自体も王道展開ではありますが、起承転結がしっかりしておりとてもきゅんきゅんしました!

でもやっぱり!初夜がみたいよーーー!(エロなし作品)
オメガバースなのに!えっちが!ない!発情期えっちがみたいよーーーー!!!

0

攻の顔は老けてるが良い!

表紙のデザインがいいですね!
オメガバースの世界ですが、一般的なお話とは少し雰囲気が違くて、こんなオメバもいいなぁと思いました。

親に騙され、御曹司の嫁オーディションに参加されられることになったいつき。相手は俺様な仁。
あまり深く考えないで突っ走る主人公だからこそ、楽しく読めました。
周りの候補者からの嫌がらせもありますが、その中でも意気投合し仲良くなっていく友だちもできたり、仁とは文句を言い合いながらも親友のような雰囲気になります。
でも、仁は花嫁候補というのが頭にあるのか、いつきが花嫁だったらと口にします。
その一言でいつきも考え方が変わったのかなぁ。
親友でもいいじゃん!と思うところですが、ここでオメガバースが出てくるのです!描き方がうまい!!
最後には結ばれる二人ですが、H場面はなし。でも読後の満足度があります!
幸せな2人を見られるし、みんないい人なんです。それは、いつきの性格の良さからなんだろうなぁ。
読んで幸せになれる作品です。

5

金持ちと庶民の王道ラブストーリー

きっとBLに慣れてしまった人には物足りない。
でも、まだ心が純粋な乙女たちには読みやすくて楽しい作品。

傲慢俺様なお金持ち、元気が取り柄な貧乏少年。
攻・仁の嫁を決めるため、仁の家筋の人間(Ω)を集めて嫁候補を探す一か月が始まった。
受・いつきは親に騙されてこの嫁地位争奪戦に参加。とんでもないところに来てしまったと辞退を申し出るが、仁から「小さいから座布団だと思った」と踏まれて、売り言葉に買い言葉的なアレで「やったらーい!!!」って参加してしまう。

いつきは、ド庶民だが、他の家から出てきた候補生たちは皆日舞やお花など家柄がいい様子。
もちろん、そんないつきが気に食わないいじわるなΩも出現。
いじめられながらも、いつきの味方になってくれるΩも出てきて、嫁争奪戦は日増しに白熱する。

そんな中、起こった事件とは……。

いい意味でいえば王道な金持ち×庶民の物語。
エロもないので、少女漫画のような気楽さで楽しめる。
BL初めて!って方には大変オススメ。

悪い意味でいうと既視感満載な物語。
歴戦の腐女子には「エロねえのかよ!!」「純愛かよ!!」と暴動が起きかねない。
もちろん、エロのない純愛で美しい作品はたくさんある。だが、これはどこかで見たことあるストーリーなので、歴戦の腐女子というか、物語フェチには刺さらないだろうな。
そして、かくいう私も歴戦の腐女子みたいなところあるから、しゅみじゃなくなってしまった。つまり、純潔が失われたタイプの女だ。ピュアってなんでしたっけ?オムライスよりおいしいの?

1

どピュアなオメガバース。

オメガバース設定、童貞×童貞で検索してヒットした数少ない作品だったので購入してみました。

天明グループ本家の後継ぎ・天明仁(α)と、分家の息子・天宮いつき(Ω)による身分差ラブストーリー。

貧乏学生のいつきは、夏休みの期間中だけ使用人として働くために本家のお屋敷を訪ねますが、そこは分家のΩの男子がかき集められて行われる“花嫁オーディション”会場でした。
(なにゆえ男子だけかは不明)

嫁ぐつもりなんてさらさら無かったけど、仁の俺様っぷりに腹を立てたいつきは「お金だけぶん取って即離婚してやる!」と参加を決意します。

一ヶ月半の花嫁修行中、いちいち揶揄ってくる仁に、いつきも遠慮なく噛みつき返すんですよね。
喉から手が出るほど嫁の座が欲しい家のΩからしたら、大した特技もないくせに仁と馴れ馴れしくしているいつきが気に入りません。

理不尽ないじめに耐えるいつきは、自分を慰めようとする仁の優しさにふれたり、彼が後継ぎとして一生懸命努力していることを知り…
いつしか本当に仁のお嫁さんになりたいと思うようになります。

でも、才色兼備で最有力の嫁候補・天堂桐がいて…
三角関係になってしまうのです。
桐さんが嫌な奴だったらどれだけよかったか…(涙)
とてもいい子だから、桐の片思いがめちゃくちゃ切なかったです。

いったいどんな気持ちで結婚式に出たんだろう。
お美しかった御髪もバッサリお切りになられて…TT
未練を断ち切った、ということなのでしょうか?
それにしても本編後の番外編はいただけない。
おい天ヶ瀬!!
冗談でも桐さんの前でいつきの初夜の話♡とか言わないで!!

でもその「初夜の話」(描き下ろし)、よかったです。
なかなか良いムードを作れないピュアなふたり。
そうそう、こういうウブい感じが見たかった。
キス止まりなのでエロ必須の方はご注意くださいね。

2

読んだことがあるような少女マンガ的設定と展開

オメガバースものだったのですね、知らずに買ってしまいました。でも大丈夫です?あまりそれらしいことはそこまで書かれてません。

なんというか一昔前の少女マンガのようですね。
御曹司の嫁候補が集められ1ヶ月半修行をして勝ち抜く。
嫁候補同士足の引っ張りあいや友情も芽生えて。
オメガバース的な所は嫁候補が男の子だったり、男の子同士で好きになっちゃったり?
桐さん良かったですね。いいキャラです。

主人公のいつきが初対面から仁とケンカしてだんだん一人だけ仲良くなっていくのも既視感が…。少女マンガにあったよね?こういう展開。

初夜のお話も面白かったです。二人でゆっくり頑張ろう!でもいざ発情期が来たら仁がオロオロ。
早く可愛い赤ちゃんを授かるといいですね。

1

ヒートセックスの無いオメガバースなんて⁈ と、当時は思ってたんだけどね

今、レビューしようと思って読み直したら、自分的には「萌」評価だな!と、思ったんですが、過去に評価のみしていたので、変えられないんですね!はい。以前読んだ時は、やはりこれ、BLである必要は無い!と思ったのでした。ドタバタNL。少女漫画風味。元気いっぱいガサツな(でも顔は可愛い)女の子が、意地っ張りな男の子の心を開く。そしてめでたし‼︎ オメガバースである必要すら感じられなかったんですね。けれど、本能が欲するのだぁー‼︎ とか、運命に逆らえないのだぁー‼︎‼︎などという、重くて苦しいオメガバースばかり読んでいると、またワガママなもので。それに飽きてしまったのでしょう。何だか平和なこの物語が微笑ましく、楽しく感じられるのです。

前半は、金持ちの本家の跡取りの為、嫁オーディションというので、分家や遠縁からかき集められたΩたちが、嫁修行というカタチで競争をさせられる。足の引っ張り合いをしたりする子も出て来て。つまらない展開です。多分、その可愛い顔とか、物怖じしない気さくさに最初っから気に入っていたのでしょう。跡取りの仁は、何かといつきにだけ構いたがり、いつきは妬む者たちの標的にされます。
落ち込んで涙ぐむいつきを見て、この時、仁は射抜かれてるんだと思うのですが、自分のざわつく気持ちにすら気づかない仁は、そこらでむしった花をいつきに贈ります。威張ってる割に、仁もまた、まだ高校生。子供なのです。物語は、常にいつき目線で進行するのですが、仁目線があったなら、良かったのかも。仁の尊敬する父が、ヒートをコントロールする抑制剤の開発を進めていたり。そうする事で、不幸な事故が起こらない様に、この社会に役立つ人間でありたいと仁も願ってもいる。粗野だけど、良い子なのだと分かります。
嫁候補の一人、桐くんがまさかいつきを好きになるとは思いませんでした。逆は予想してたけど。
最も優秀な嫁候補の桐くんこそ、心に決めた人が既に居て、その人と駆け落ちすると思っていました。まさか悪質なストーカーに付きまとわれているとは⁈ 桐くんと仲良いところを見せるいつきに、ギリギリする仁。というのは、攻めザマァな絵面で良いものですが、桐くんは本当に良い子なので、どうか幸せになって欲しい。
大抵そうだけど、突然起こったヒートでΩを傷付けないようにと。自分の手をガリガリと噛む、というのはいつ見ても良いですね。理性と本能の闘い。それでも剥き出しの本能の前に、トラウマになってしまうほどの恐怖を感じるいつき。
もちろん最後はハッピーエンドですが、物語が終わっても、結婚しても、初夜を迎えても⁈
ヒートセックスを絶対に描かないオメガバースは稀有だと思いました‼︎
この子供たちでそれを想像するのがまずもぅ無理な気もする。フツーにチャラついてもいない仁がそれこそ童貞でしたしね。彼は意外と奥手‼︎ それすらも二人で何とかやっていこうとしてる‼︎
ものすごく可愛い物語でした。

ところで、下町夏祭りデートの際、付かず離れずで尾行していたSPの館林さんは、仁といつきの淡い恋心に気付いてたよね⁈ (そして、仁ママに逐一報告してる気がする。)桐くんの相手は彼でも良いなぁ。彼は結構良い男なんじゃないかと思う。

0

辛口でごめんなさい…

表紙と絵の可愛さから期待していたんですが、すみません私には合いませんでした…。

まず設定が擦りまくられた王道展開すぎて、このパターンか…と先が予想できてしまい萎えます。
キャラもこの設定でこのキャラ設定だと新鮮味が全然なく、セリフや行動にも古臭さを感じてしまい読むのが退屈になってしまいました。

キャラ設定が全然違う目新しい感じだとまた感じ方が違ったかもしれません。
もしくは脇で登場した桐さんとのΩ×Ωの禁断的展開とか…。(このキャラは好きでした)
オメガバースである必要性も感じずに終わってしまったので残念です。

一昔前の少女漫画が好きな方やBL初心者の方にお勧めします。
絵は可愛いので今後違う作風の物も読んでみたいです。

3

夜食が何なのか気になる

悲壮感溢れるオメガバースではなくて、「細腕奮闘記」的な明るい作品でした。

本家の跡継ぎのαの花嫁候補として集められた分家のΩたち。
1ヶ月半に及ぶ花嫁修行の末に、花嫁が決められることになったのだが…。

オメガバースやBLに限らず、少女漫画やレディースコミックなどでもよくある設定なので、ストーリー自体に目新しさはありませんでした。
自分の家に利益を!と意気込むΩたちの中で事情を知らずに来た元気な若者。
跡継ぎにも物怖じしない態度でもう結末は見えているのですが、他の候補たちからの陰湿ないじめ、跡継ぎとの触れ合い、主人公の無鉄砲で人情味溢れる性格をアピールできる事件、跡継ぎと主人公が決別せざるを得ない何かというようなイベントをこなさないとゴールにはたどり着けないので、想定内の出来事を見守る形になります。
終始温かい気持ちで読めます。

ただ桐さん。
あのひとが切ない役割を引き受けてくれたのが萌ポイントでした。
完璧な花嫁候補筆頭の想い人…、違うパターンを想定していたので、そうか、そういうのもありだよね、とここは想定外でした。
「幽☆遊☆○書」は蔵馬派という方は桐さん萌するはずです。

わたしの場合、オメガバースが苦手なのは発情期にαに襲われるとか、運命の番に翻弄されるとか、妊娠・出産で男性を女性扱いする感じ、ビッチ化するΩというのが多いからで、同じような理由で苦手な方なら、この作品は楽しめると思います。

跡継ぎに持っていく夜食、あれは何でしょうね?
四角くて、中に丸いものが入っているように見えるのですが、ご相伴にあずかった主人公が包み紙を持っているので、お饅頭?

4

新鮮

表紙買いです。

オメガバースですが最後まで健全だったので、とても新鮮でした。

少女漫画でよく見る大嫌いから好きへの変化、主人公の邪魔をするキャラの登場、結婚エンドetc.

よく見るような話の筋ですが、王道は王道ならではの楽しみがあると個人的には思います。
いっつもけんかしている受け(Ω)が涙目で、なんとか元気づけようとαが花を差し出すシーンはめっちゃ好きです!!

不器用ながら互いに惹かれていく2人が微笑ましいです。

BL作品にありがちな「女の子みたいな受け」は個人的に好きではないので、この作品はツボでした。


オメガバースプロジェクトの世界観の説明には、「同種間での結婚をするのが通例」と書かれていますが、本作では嫁候補として分家からΩをかき集めています。

一見矛盾しているようですが、これはΩ用の発情抑制剤で日本一のシェアを誇っているという一族ならではのこととなっています。

αの一族がΩを嫁にする事に抵抗を示さないのは、オメガバースの作品の中でも珍しいです。


オメガバースの醍醐味とも言える「階級差」ですが、Ωの子自身はあまりΩであるという事に引け目を感じていません。物語の後半の家族の描写から、優しくて温かい家庭で育ちまっすぐ育ったのためだと思われます。

αからの差別もなく、Ωから漂う孤独や辛さなども無い。そんな優しい世界の中にいると思いきや、発情してしまったらΩは…。

ここのトラウマのシーンがあっさりしてて、あまり感情移入できなかったので、残念でした(^_^;)
ここがグッときてたら、結婚エンドがダイジェストでもジーンとするものがあったかもしれない。

ヒートになったαが、Ωの「嫌だ」という言葉で踏みとどまるシーンは、“好きな子を傷つけまいとする愛情が、本来なら抗えない欲望を押し留めた”という慈愛に満ちているように感じるので、とても好きです。(元々Ωをヒートで傷つけたくないという信念をαが持っているので、私の過大解釈かもしれませんが…)

エロがなかったのはやっぱり残念ですが、個人的なツボも多く十分楽しめたので満足でした!

12

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