青に溶けるは春の匂い

ao ni tokeru wa haru no nioi

青に溶けるは春の匂い
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×24
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

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レビュー数
2
得点
66
評価数
20
平均
3.5 / 5
神率
30%
著者
椎名まうみ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784758076685

あらすじ

「逃げ場なんてない」
そう言い放つ小池を受け止めたのは、
「オレのとこ来てもいいよ」
という大鳥のたった一言。
愛し方も愛され方も知らない小池に、大鳥はぬくもりを教えていく。
はじめは戸惑っていた小池も、だんだん大鳥の隣にいたいと思うようになり――。

表題作青に溶けるは春の匂い

(?)大鳥槇弘・高校教師(理科)
(?)小池秀也・高校3年生

同時収録作品Hole e.p. #1〜4

(?)阿部翔真・高校生
(?)田代裕哉・高校生

その他の収録作品

  • ハロー、スローメロー
  • アマイアイマイアイマイマイン

レビュー投稿数2

あと少し、何かがあれば!

中編が2つ収録されています。
どちらも大人の階段をうまく登れない高校生の話でした。

【青に溶けるは春の匂い/ハロー、スローメロー/アマイアイマイアイマイマイン】
親の過剰な期待に押し潰されて理解されることを諦めた高校生と、高校教師の話です。
小さい頃から100点が当たり前という親に失望ばかりされてきた小池。高3になって進路希望を決める時期になったが、自分の未来に希望が持てないでいた。そんなときに新任の大鳥先生に出会って…。という始まり。
諦めた風でも本当はずっと大鳥のような人間が現れるのを待っていたんだろうな、という勢いで小池は先生に心を開くし、大鳥も1話目後編で「今年の新卒、怖いものなしだナー」と言われるような大胆行動に出るので、そこからの小池の成長がメインになります。
大鳥の考え方はまだ社会に出たての理想と希望に満ち溢れているので、小池には大人に見えるかもしれないけれど、社会の荒波に揉まれまくったわたしたちには「青いなー」と感じます。でもそういう風に揉まれたわたしたちにはもう言えないことが言えるのが大鳥の強みなのかなと思いました、いい意味で言えば。
悪く取ってしまうと「子供が思う理想の先生」の枠を出ないキャラなので、少し物足りなさを感じてしまいました。
関係が始まる表題作は描写が紋切り型で何か特別なものは感じませんでしたが、「スロー…」の先生がくれる想いを小池が受け取る描写は良かったです。
「いつか」というのが「スロー…」と「アマイ…」のラストで対になっているキーワードなのですが、両方が指す「いつか」が真逆になっているのも上手いなと思いました。どう真逆かはぜひご一読を。
カバー裏にふたりの一番最初の出会いの話も隠れています。

【Hole e.p. #1〜4】
「人当たりがいい人気者と、その裏の顔を知ってしまった同級生の話です」
というだけでも大体予想がつくストーリーでした。

どうやら作者さんの初コミックのようです。
既視感のある設定と人物描写がちょっと甘いところ、決め台詞と決めモノローグを使いがちなところはあるけれど、絵も安定していてストーリー進行も面白いと思うので、今後「作者さんならではの何か」(人物描写でも設定でも)が見つかることに期待してます!

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最高…

先生×生徒です。
キラキラしていて爽やかな雰囲気ですがストーリーがしっかりしていてキャラクターにも魅力があるので大好きな作品です。
他の収録作品もとても良かったです。

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