renachi
yokogao to kousai
深視点で語られる、「ゴーゴーダッシュ」最終回を竜起と一緒に観る話。表面的なストーリーはそれだけだが、内面的には深が失ったものと得たものの話。
竜起と深は一緒に何を食べるか、ただそれだけの会話もスムーズに進むことはなく、二人らしくごちゃごちゃ言い合いながら決めていく。
深はなんだかんだ言い返しながらも、竜起には失うことなく何でも得続ける人生であって欲しいと願っている。そこについていく覚悟がすでにできてるってのはかなりの萌えポイントじゃないかな。
思い入れの強い番組の最終回を観て、何を失い何を得たのか。分かっていても失うことが辛くて泣いてしまう深は、同時に安心して心ゆくまで惜しみ泣ける理由にも気付く。大丈夫だと思えるのはなぜなのか。
まあ答えは一つに決まってるんだけど、その表現方法は鮮やか。余韻の残る終わり方も好き。
宅配ピザを頼んで、コンビニに買い出しに行って、「ゴーゴーダッシュ」の最終回を視る2人。
ピザのオーダーの内容とか、コンビニの店内でなっちゃんが皆川にツッコミ入れたり。
こういうたわいも無い日常の仲良しって可愛くて素敵。
大泣きしちゃったなっちゃんが、最初は机につっぷしてたのに。皆川が側に来てくれて、皆川の胸の中で泣けた事にとても胸キュンでした。
この2人はまだ始まったばかりで。
なっちゃんは恋愛初心者だし。皆川も独り占めしたいと思った相手はなっちゃんが初めてで。
27歳とはいえ、まだまだ経験の浅い2人が、これからお互いに影響し合って大人になっていくんだろうなぁと。
2人の末永い幸せを祈るような気持ちになりました。