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wakatehaiyu to kyakuhonka
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
前作【小説家と家政婦】で「アテ馬として、もうちょっとひっかきまわして欲しかったなぁ…」と残念に思っていた脚本家:仁科春紀が主役として登場!
※最初にキャラクター紹介、【小説家と家政婦】の仙石原と尚樹がメインの話が1話だけ入っていますが前作を読んでいる方が楽しめます。
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ドラマ化される仙石原の作品の脚本家としてオーディションに立ち合った仁科は生意気な新人俳優:千葉怜史と出逢います。
オーディションの選考員と知りながら自分に向けられた「枕営業」という不躾な態度を諫めつつも、もともと好みのタイプである千葉に興味をもつ仁科。
自分の中のチャラい部分と真面目な部分に自身でグラグラ揺れてる仁科が可愛い(笑)
梶ヶ谷さんの描く性的にゆるめな大人、好きです。
偶然、行きつけのバーで再会し「商品に手は出さない」と線引きしようとする仁科を強引に口説く千葉。
そもそも、お互い嫌いなタイプじゃないからとサッサと店の外でフェラまでしちゃう、お早い展開。
尚樹にちょっかい出してる仁科はタチなの?と思ってたんですが千葉に攻められてる姿には、うんうん、キミは受けがいいよね、とひとり納得してしまった。
千葉は自信家で自分勝手なタイプ。
自分をピシャッとはねつける仁科に惹かれて、あれこれ接点を持とうと画策したり仙石原に嫉妬したり。
優しくしてくれるのに流されようとしない仁科と自分の温度差にヤキモキする姿は楽しかったです。
ドラマのオンエアーを商品の出来を作り手として冷静に見ているようで、千葉本人の成長を楽しんでいる仁科の目線のそらせ方が、関係の深入りを避ける仁科らしくて巧い表現だなぁと思いました。
最後、仁科のマンションで待ち伏せしていた千葉の確信に満ちた視線とひとつ間をおいてエレベーターにふたりで消える場面の作り方も印象的です。
今回の作品はふたりともゲイで、それなりに大人なので初々しさやキュンキュンはありませんでした。
大きな事件はなく淡々と物語はすすみます。
芸能界設定としては王道なので「定番~」と思いながらも安心して読めちゃう。
細い線で描かれる濡れ場には濃厚なエロさはないですが、梶ヶ谷さんの独特の空気感でふんわりとした愛情が漂います。
もうちょいラブラブ!を盛ってくれると嬉しい気もしますが、控えめな感じが年齢と大人の分別を理由に素直になれない仁科っぽくてこれはこれで良かったんだろうなぁ。
【小説家と家政婦】の主役だった作家:仙石原と尚樹も本筋に絡むので、ちょいちょい出てきます。
疲れている仙石原に「かしこまりました、ご主人さま」って癒しつつ誘う愛らしい幼い妻は、こちらも定番だけど好きだ~!
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カバーをとるとシンプルなデザインの題字のみが出てきますが、これは台本を意識しているのかな?
このデザイン、素敵です。
キャラクターや関係性から、同じ梶ヶ谷さんの【夜まで待てない】がお好きな方はお好きなんじゃないかな~と思いました。
前作未読ですが、楽しく読めました
このお話だけでも、キャラクターの個性が十分伝わってくるのですが、気にはなったので前作の方もいつかは読みたいと思います
今作はまるまる一冊、若手俳優と脚本家のお話でドラマチックな展開で、まさにドラマのような話でした
ストーリーや展開は、目新しいものではないのですが、それが逆にリアリティがあって面白かったです
脚本家さんのしたたかなところと、繊細なところと純情なところ、それぞれのギャップが良かったです
「小説家と家政夫」のスピンオフです。でも、作者様があとがきでも書かれているように、当初は「小説家と家政夫」の続編としてスタートしたのだそうです。
スピンオフと思って読み始めたところ、1話目が「小説家と家政夫」の2人が主役のお話だったので、ちょっと不思議だったのですが、事情を知り、なるほどね・・・と思いました。
私は、「小説家・・・」既読だったので2人の登場は嬉しかったですし、当て馬の仁科さんが、尚樹に思いっきり手をだしかけたりするという当て馬らしい姿が見られて良かったです。
1話目で、攻めっぽい姿を見せた仁科さんが、受け側になる(元々どちらも経験はある模様)という展開、個人的には萌えました。仁科さん、仕事はできるし、一見清潔感のある外見ながら恋愛にはやさぐれている・・・というこのギャップが良かったです。
仁科さん、きれいでした。
悲しい…。
関連作品にうち、この作品を一番最初に読みました。
1話で描かれている小説家と家政夫のあまあまっぷりが可愛くて「小説家と家政夫」も購入したものの、思っていたような説得力ある馴れ初めではなくて、本作までの1年間を描いたのが「小説家と家政夫 2巻」だ!と思い込んで電子版を購入しました。
高かったのに…、「小説家と家政夫 2巻」=「若手俳優と脚本家」だったなんて…。
というわけで「どこか加筆訂正されてるかも!」とiPadと本を交互に見比べる作業をしました。暇人です。
同じでした…。ボーナストラックの7ページとあとがき以外全部…。
しかもこちらを読んだときにあとがきをしっかり読んでいたら気付けたことでした。自業自得すぎて。1巻で感じきれなかったメインCPの心の動きが読みたいという願望が強すぎてツライ。
というわけで再読したので感想文を。
友人の小説家に奇跡のように現れた可愛い恋人兼家政夫の存在が羨ましい仁科。
自分にも自分だけを一途に愛してくれる「奇跡ちゃん」がほしいと願う日々。
そんなとき仙石原の小説のドラマ化が決まり、仁科は脚本担当として制作に関わることになったが…。
仁科と若手俳優・千葉は出会いから最悪。その後も千葉の渾身の挑発がありつつ、お互いに意識しまくりです。仁科はこれまで培ってきた駆け引きテクと大人の良識で完璧な壁を用意するものの、好みの顔と体の前では百戦錬磨風の遊び人もかたなし。
ふつうであれば「体目当て!!ふしだら!」と目くじらを立ててしまいそうな状況ですが、なぜでしょうか。本作では「それは運命の導き。遺伝子レベルで呼び合ってるのよ!」と思えてしまう不思議。ゆるいけど憎めない仁科の人柄のせいでしょうか。
千葉は「本能の人」というイメージで、好きという感情よりも「抱きたい」押しが激しいのですが、仙石原に嫉妬したり、目が合わないだけでイライラしたり、自覚のない「好き」がどんどん募っていってるので、「こっちも体目当て!!」とやきもきしませんでした。
仁科の「大人かつ仕事をする人間としての盾」が千葉の「若さと情熱をはらんだ本能の矢」にどこまで通用するのか、この攻防が面白かったです。
でも仁科は千葉からの攻撃だけじゃなくて、自分の心という内からの攻撃も受けているので勝ち目は…ないですよね。
仙石原と尚樹カップルよりもこころの動きや惹かれていく過程が丁寧に描写されていたので、もやもやもどきどきも楽しめました。
ただ「続編の予定がメインで扱うCPを途中で変更した」感が丸出しのままの作品なので、そこがもったいない!
面白かったです!
『小説家と家政婦』のスピンオフ。
続編?という感じで始まるのですが、次第にスピンオフにシフトしていく感じでした。
今回は、仙石原の友人で脚本家の仁科が主人公。
奔放な仁科が、グイグイくる年下攻めには大人な対応を見せるところに萌えました♡
焦らす仁科と焦れる若手俳優、という構図がワクワクして楽しかったです!
本当は近付きたいと思っているのに、大人の矜持と言いますか、脚本家という立場が故にといいますか……
とにかく、気持ち(欲望)を抑えて冷静を装っている仁科が良き。
千葉は、いい意味で空気が読めない。
このくらいじゃないと仁科を振り回すことは出来ないよね。
なかなかいい年下攻めだったと思います。
一番好きだったのは、ラストのエレベーターでのキスシーン♡
映画やドラマのラストシーンみたいで、とても素敵でした!
その後の2人も気になるなあ……
スピン元が好きでこちらも読みました。
序盤「小説家と家政夫」の2人の続編がらぶらぶでかわいかった。
そこへ仁科が訪れて尚をかわいがるのが微笑ましい〜と喜んでいたらいらぬちょっかいをし、そりゃ仙石原は怒ります。
そんな仁科の話に切り替わるわけですが、千葉の若さまっすぐさに当てられつつ大人な対応をするのがいい。
遊び人でありながら仕事人でもあるわけで、その辺の仁科の線引き、揺れ具合がちょうどよかった。
千葉が若く暑苦しいんだけど、引くところは引いて仕事をがんばるのもちょうどいい。
スピン元とはまた趣の異なる大人っぽいカップリングがよかったです。
「小説家と家政夫」の続編的な始まり方から、徐々に仙石原のゲイ友達、脚本家の仁科が中心のスピンオフ的作品となります。
仙石原の小説がTVドラマ化となり、その脚本は仁科が担当。そのドラマのオーディションに来たモデル出身の千葉怜史が仁科に喰いついてきて…という展開です。
怜史は一貫して仁科一筋にグイグイ。とはいえ、仁科に認めてもらいたいから演技にもかなり真摯に取り組んでいて。
結局そのドラマ「白夜の墓標」で新人賞を獲った怜史は約束通り仁科と寝ます。
軽さを装って本気の関係には怖気づいているような仁科は、若くて有望株の怜史との関係にもどこか線引きをしているよう。
怜史はサラリと本気で、怖がりの仁科を何気なく包んでるみたい。
「Bonus track」
収録後廊下で仁科と行き交う怜史。でも仁科は目を合わせてくれない。
その夜部屋に訪ねた怜史が不安がると「見たらキスしたくなるからだろ」。仁科も観念したのかな?
カバー下は多分「台本」を意識した作りで、お洒落です。
元々は「小説家と家政夫・2」をまとめたものを改題したものの様です。
ふんわりと当て馬として登場した仁科の物語。
「小説家と家政夫」で、登場した際は、過去に仙石原と身体込みの関係もあったようなのだが、
線の細い、神経質そうな感じで。再登場の本作では、「放課後の不純」に登場した修ちゃんの様な。
魔性の美人さんになっている。そこはかとなく、いや色気ダダ漏れ、新人俳優の怜史を一目で夢中にさせる。翻弄してしまうのだ。
人気小説家の仙石原の作品が、ドラマ化される事になり、その脚本を手掛けることになる仁科。
ゆるーい感じで、物語は無理無く芸能界の話へと移行して行く。
オーディションで採用された新進俳優の怜史は、原作者の仙石原と仁科の並びを見ては嫉妬したり。
劇中劇の様に、物語の進行と共に、恋募っていく様子や、人気が出始めて忙しくなっていく、成功して行く怜史とのスリリングな恋模様にもなっていて。
大人であり、色事には多分経験豊富な仁科が常にスマートにリードして行くんだけど、
怜史の必死さに観念するというか、絡め取られていくようでもあって。
そこは修ちゃんと一緒。ちょっと強引に攫ってくれないと、ダメなんですー!っていう、
きゃわきゃわ感♡
ちゃんと応える男前に成長した怜史も素敵です。
ところで、ちょいちょい出て来るセリフ、「あんにゃろう」みたいな。
リアルでまず聞かない、梶ヶ谷先生の作品に出て来る小さいセリフ。
何故だかこの絵にはピッタリしていて。ふふふ。笑ってしまいます。
それはコナン君のよく言う「バーロー」みたいなもので。リアルには聞かない言葉なんだけど、
しっくり来ているような気になってしまう。
とっても独自な世界観。
ゆるくてふわりとしていて、それでいてしっとりしている。
クセになりそう。
小説家と家政夫の続きですね。
あの二人はあれから数ヶ月通いでその後同居して一年とのこと。ラブラブですね。
今回は元の腐れ縁脚本家仁科のお話。
ドラマのオーディションに現れた若手俳優千葉に気に入られて。
普段なら速攻やってるところですが、話題ドラマの準主役に迂闊に手は出せません。
でもヒラリとかわしてるのが千葉を煽るらしい。かなりの執着さんです。鼻先にニンジンぶら下げてドラマで大活躍。
賞も取れてとうとう…。
忙しくてなかなか会えない二人ですが会えた時は仲良くやってますね。
千葉の執着にあっぱれ!
『小説家と家政夫』の続編です。
前作の主人公、仙石原x尚樹ももちろん登場するのですが、表紙からも分かる通りメインカップルは仙石原の旧友、仁科へと移行しています。
仙石原x尚樹の方は尚樹が住込みの家政夫となってもうすぐ1年経つというところから始まるのですが、尚樹が良妻ぶりを発揮していて成長ぶりを垣間見れます。
このカップルは新婚さんという感じですが、もう落ち着いた雰囲気もあって安心してみてられました。
仁科の方ですが、結構これが個人的に好みのツボが嵌って、前作よりこちらの方が好みかもと思ったほど。
軽そうに思われた仁科が大人な所を発揮して、予想外のクーデレぶりを見せてくれたり、その仁科に夢中になる強気で年下、ワンコな所も垣間見せる千葉。
2人ともクールとデレの加減や俺様や男前な具合が好みで素敵でした。