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エリート忠犬×野生の猟犬、因縁のスパイBL完結!!
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作家さんの新作発表
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1巻が殺伐としていたから2巻に手を伸ばすか迷っているという方がいれば、2巻には間違いなく萌えがあると伝えたいです。もちろん、1巻から引き続きノーバートの謎を解明し、彼との決着をつける流れにはなるのだけど。ウィルとオズの関係性は2巻で一気に濃いものになるので、1巻では2人の絡みが物足りないと思った方も2巻では満足できるのではないでしょうか。何と言っても、ノーバートの下で喘いでいたウィルが、対オズでは挿れる側になるのがたまらなかったです。カリダにビッチ呼ばわりされ、いかにも受けらしいビジュアルだった彼も、好いた相手を抱きたいという男としての欲求があるんだなぁと。それを受け止めるオズも、普段は生意気なくせにウィルに責められて乱れる様は最高でした。
ノーバートの心は、元々はウィルやオズとそう違わないところにあったはずだけど、研究していく内にいつの間にか本末転倒な結果になっていて。自虐的な破滅願望なのか、研究資金を得ることに執心し過ぎたのか、その複雑な後悔や恨みは他人にはなかなか共感できないかもしれないけれど。彼も歪められた側なのだと、同情の余地が1ミリくらいは見出せたかな。そのお陰で、彼の跡を継いだウィルがこれだけ早く結果を出せたわけですもんね。搾取されるしかなかった人々が、必死に足掻いた結果、希望の道に踏み出せた。ストーリーも良質な作品でした。
1巻に比べて2巻の評価を入れている方が少ない…。
さらにレビューがないという事実に驚いております。
たしかにBLか?と問われれば「イイエ」としか答えようのなかった1巻。
謎の解明に興味が持てなかったら2巻は読まないですよね。
面白かったけどなあ。
2巻ではノーバート教授(39)が隠密裏に進めていた研究とその理由が明らかになります。
かなりネタバレをするので、これから読もうと思っている方はここまででお願いします。
ノーバート教授(39)もケラブ出身というのは1巻にもありましたが、ケラブに幼い妹と母を残して医師として働いていた若き日のノーバート教授。
故郷に蔓延する疫病・モルサドの特効薬を作ろうと働きかけるものの、当時は「貧民の病」「お金にならない」と見向きもされません。兄の力を信じたままモルサドで逝った妹の名前を会社名にして、自ら特効薬作りに乗り出すのですが…。
うーむ、ですよ。
会食の際に貴族階級にモルサドの菌を摂取させて、「貧民層だけの病ではない」と知らしめて資金を集めるのかと思いきや、モルサドになった貴族にお金を積ませて、ケラブから攫った子どもの臓器を移植する、だけ。だけです。特効薬は…。貴族層も他人事じゃないよと公表しないとパニックも起こらないのに…。この展開にはちょっとがっかり。
その後にウィルが特効薬を作ることに成功!オズとウィルの再会というイベントもあります。
オズとウィルに関しては1回目の行為は愛情からくるものではなくて、単にオズを慰めるための行動で、2回目は作戦が成功して危ない状況から脱出した興奮と、一緒に作戦を実行したことによる連帯感、これでもうお別れという名残惜しさでからで、愛情があったのかははっきり分かりません。
なのでお互いを好きになったのが吊り橋効果ではないのかなという気がするのですが、結構続いているようなので「相棒」みたいな感じでベタベタし過ぎず、長く続いていくんだろうな、という気がしました。
面白かったですよ。