S社長と愛されすぎな花彼氏

sshacho to aisaresugi na hanakareshi

S社長と愛されすぎな花彼氏
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神47
  • 萌×262
  • 萌18
  • 中立3
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
18
得点
540
評価数
134
平均
4.1 / 5
神率
35.1%
著者
小中大豆 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
のあ子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784344839052

あらすじ

都内のフラワーショップで働く勇児は一人暮らしのマンションと職場を往復するだけの淋しい毎日。
唯一の楽しみは子供の頃から憧れの人・花澤秀とご飯を食べるひと時だけ。
若くして社長になった秀は王子様みたいなイケメンで優しくて、でも「好きな子ほど泣かせたくなる」人らしい。
……え、もしかしてこんなに甘やかされてる俺は恋愛対象外ってコト!?

表題作S社長と愛されすぎな花彼氏

花澤秀31歳,,コンサルティング会社社長
藤村勇児,24歳,フラワーショップのフローリスト

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数18

好きな子に意地悪したくなる

 秀(攻め)は、好きな子にはいじわるしちゃう癖があると聞いた勇児(受け)だが、自分には優しい。
 一緒に出かけてる時に偶然会った、部下(中性的で綺麗な外見)に対してからかったり構い倒してるのを見て、この人のことが好きなんだ……と誤解をする勇児。
 秀の、好きな子(勇児)にする意地悪は遠回しというか、鈍感には気づけない感じの意地悪。秀のこの発言も全部、勇児が落ち込んだり、ヤキモチ妬いてる姿が見たい故の発言だから、振り回されてる勇児が可愛い。
 経験積んでない処女は面倒だから俺が慣らしてあげる、とあの手この手でえろい事をする。吹っ切れた勇児が、「好きな人に告白できるように、他の人と付き合って経験を積む! これからは秀とエッチなこともしないし家で二人きりにもならない!」と告げると秀が「お前が好きなのは俺だろう!」と勇児かるの好意を知ってることをバラしちゃう。
 読んでて何度も呼吸が止まりそうになるくらい、やり取りが尊かった。可愛い。

 ただ、ただ! 攻めフェラはするくせに受けがフェラしようとしたら「駄目」って拒否するのなんで??? 受けにさせてこそ輝くのに。

 同棲してから攻めが尻に敷かれてるのが最高です。両片想い時期とは逆の立場!

 タグに攻めザマァがありますが、全然ザマァじゃないです。そんな醜いものじゃありません。

1

あーなるほどー!

フラワーショップで働く勇児とコンサルティング会社の社長をしている秀のお話。

秀と勇児は年の差はあるものの幼馴染みです。
勇児は昔から秀のことが好きなのですが
自分は秀の恋愛対象外だということを知ります。
これ…ほんとにひどかった。
はぁ!?って思いながら読みました。
秀は好きな子ほど泣かせたくなる人で、勇児は自分にはこんなにも優しい人だから
やっぱり自分じゃだめなんだなぁと思い知ります。
この部分がすごく切なくて…。
他にも秀が発する言葉に胸を痛めている勇児を見るのが辛かったです。


ですが、他の方も書いている通りこの作品は攻めザマァです。
今までスパダリだなぁと思っていた秀が勇児に振り回されて
挙げ句ボロボロになっていくさまを見ることが出来ます。
といっても勇児はわざと振り回しているわけではないし、
ボロボロになっていくのだった秀が今まで行った行動や言動のせいです。
見事にブーメランして突き刺さるところにはスカッとしましたね。
それぐらい秀は勇児に対してひどかったと思います。


最後はちゃんとまるっとおさまるのですが
秀…あなた…変態だったんだね…と最初のスパダリ感からは
想像出来ない事が起こり笑ってしまいました。
それ以外にも勇児の尻に敷かれている感じがあって
なんていうか微笑ましかったです(*´ω`*)

0

意地悪変態愛が暴走

Amazon unlimited。
電子版だから、表紙しかイラストが無い。・・この本は、紙版購読をお薦め。

文面から情景を想像するしかなかったけど、面白かった
あとがきにあるように、変態愛がどんどん暴走してやっと相愛に落着。

好きな子にいじわるをしたくなる秀。
読みながら、年上の癖に勇児にナニヤッテンダと呆れちゃう。
幼馴染の勇児が大好き。勇児の気持ちを知らないふりをして、焦らして虐めて喜んでいる。
自分の容姿に自信が無い勇児は、秀のドSな仕打ちに振り回される。

美男子の秀の笑顔には毒がある。
勇児は、性格美人。

思いやり深くて、で可愛げがある勇児は、誰にでも愛されるタイプ。
秀は、虐めて喜ぶ隠れ変態。
・・でも気が付くと、勇児に振り回されていた。


0

これは、いい意味で裏切られた!!


まずはこの本、ネタバレなしで読んで本当に良かった~!!と思った本です。
多少あらすじは読みましたが、少し記憶が薄れた頃に読みました。
結果、これが自分を褒めたいくらいに大正解!!

なので多少、内容を伏せつつご紹介させてください。
ネタバレを見たくない方はここでUターンして即購入してください(笑)

---------------

読み始めは、受け視点で片思いが続きます。
ザ・美形×平凡受けという感じで受けが一途で健気~!

攻めも若手社長で何でもこなすスパダリ。
受けの心理描写が幼少時から丁寧に描かれてあったので、片想いの切なさを味わえました。

そして後半あたりから、まさかの展開…!!

ああ、色々書きたい…!
アレコレ感想として書こうかすごく迷ったのですが、冒頭でも記載した通り私はネタバレなしで読んで本当に良かったなぁと思ったので、悔し涙を流しながらこれ以上は伏せさせていただきます…っ。

ただ言えることは、受け視点の良さが最大限に生かされていたこと、攻めの○○姿などが見たい方はオススメということ。
それはもう、今までの出来事が伏線のように…!

そしてこの本、とにかく受けが純粋で素直過ぎる…。
読み始めとのギャップも驚き、久しぶりにいい本に出会えたなぁ~と思えるハピエンの甘々本でした。

2

変態拗らせ社長と健気花彼氏

攻めザマァ作品が好きで、見つけた本作。
作者が小中大豆先生なので安定して読めました!
最初は電子で読もうかと思いましたが、電子は挿絵が入っていないとのことで紙で購入。水彩画のような素敵な挿絵に、紙で買ってよかったと思いました!

本作は受けの勇児視点で物語が進みます。勇児と攻めの秀は歳の離れた幼なじみ。秀の実家は名の知れた会社を経営しているお金持ち。勇児の父親が秀の家の庭師をしていたことがきっかけで幼い頃から秀に面倒を見てもらっていました。
いつも優しい秀に想いを寄せるようになった勇児ですが、秀が大学生の時に実家を継がずに会社を自分で作ることを父親に反対され、家を追い出される形で引っ越してしまい、疎遠になります。秀は引っ越す際に「いつでも遊びにおいで。」と勇児に告げますが、社交辞令だと思った勇児は連絡を断ち、月日が流れます。
勇児は高校卒業後にフローリストになるべく花屋に就職し、そのことを知った秀から連絡が入り再び会うようになります。
秀は勇児にとても優しく接してくれますが、「好きな子には意地悪しちゃう」と秀が言っていたことを思い出し、落胆します。
この後も、秀は事あるごとに勇児が傷つくような発言や行動を繰り返します。
秀は好きな子をいじめちゃうタイプみたいで、精神的に勇児を追い詰めます。後々この行動は勇児の自分への気持ちに気づき、告白させるための手段だったと分かりますが、健気で純粋な勇児を思うと胸が痛みます。そんな自分の行動が裏目に出て皆さんお待ちかねの攻めザマァ展開へ!!!!

秀はザマァでしたが、その行動は勇児を愛するが故で、もう一度読み返すとなんだか可愛く感じます。
勇児は本当に健気で、秀のために自分を変えようと努力したり、素敵なキャラクターでした。

二人の不器用な恋を応援したくなる、素敵な作品でした。

2

空回る愛

これは、攻めザマァなんですよね。きっと。
個人的に大好きなんですよ、ザマァ展開。
でも、そこまでスカッとしなかったんですよね……
それは、攻めが浮気をしたわけでも受けを蔑んだわけでもないから。
攻めが受けをすっごく好きなんですよ。好きすぎるの。
で、拗らせてるから(ドSなんだよね)、意地悪しちゃうの。
だから、なんだか可哀想になっちゃった^^;


勇児はずっと秀が好きだったけど、秀も勇児の事が大好き。
両片想いだし、秀は勇児の気持ちに気付いているのに、
からかったり弄んだりする言動をとってしまいます。

勇児を悲しませたり嫉妬させたりして喜んじゃう秀は、
かなりなSだし、かわいくない^^;
勇児に嫉妬されて大満足で家に帰ると、何故か別離を告げられてしまうーーというザマァ展開。

勇児の秀に対する気持ちを知っていることがバレ、勇児の気持ちを弄んでいたと思われてしまうんですよね。
もう、何を言っても信じてもらえない。
自分のやってきたことが全部自分に返ってきちゃって、
それに大ダメージ受けちゃうというね。

また、勇児が真面目だから取りつく島もない……
執拗なメールと電話にストーカー扱いされ、ボロボロの格好で会いに来ちゃう秀が、ちょっと切なかったかな。
もっと初めからなり振り構わずアタックしたら良かったのに、
多分プライドが邪魔しちゃったんだろうな……

それでも絶対に諦めなかった秀はちょっと怖いけど、
おバカで愚かで愛しいと思ってしまった。
勇児一筋でとても一途だったよね。
勇児の作った花束でのプロポーズも必死で良かったよ。

元々両想いだもんね。
最後は文句なしのハッピーエンドでしょ!
そして、秀は勇児の尻に敷かれるといいと思う(笑)

1

「S社長」の「S」は


ネタバレ混ぜた感想だけ。

*

攻めザマァ小説、そしてタイトルの「S社長」ということで私は最初「レイプは当然出てくるだろうな」って思いながら読み始めました。で、中半まで読んだとき「S社長」の「S」は「Super darling」の「S」だったのか?って(笑)私にとっては花澤さんは結構スパダリに近い方だったので、どうやって攻めザマァになるのかなってドキドキしながら読み進めました。

*

えっとですね。

私、この小説と皆様のレビューのおかげで自分がどれだけ攻めさん贔屓してるのか再確認できました。私は花澤さんのこと世の中、攻めさんたちのキャッチフレーズみたいな「可愛い子ほどイジメたくなる」を自ら実践してるんだなって思っただけですね。

後で藤村さんの反応を読んで「そうだよな。当事者にとっては大問題だろうな」と思いながらも「でもそんなに好きだったのに言い訳とか解明の機会も与えずにあっさりサヨナラって、すごいな」とも思いました。まあ、あの時点で「サヨナラ」が出てからこそ「ここから攻めザマァを皆様にお届けします」が出来るのでしょうがないなって感じ。

*

最終的には攻めザマァ小説じゃなく、ラブコメとして楽しめました。花澤さんは私から見れば可愛い程度の意地悪い人だったし、むしろ最初はウブでいちいち可愛らしい反応してた藤村さんが主導権を握った途端クールで大人しい雰囲気になったので淋しい気持ちになりました。

1

ブーメランのような強烈なしっぺ返しにスカッ!

シーモアのあらすじで
「攻めは好きな子ほど泣かせたくなる人らしいのに、こんなに甘やかされてる俺は恋愛対象外ってコト!?」
とあるけど、「んなわけない!」ってやつでしょー、どうせ愛されまくちゃってて受けが鈍感なだけでしょーと思いながら手に取りました。
実際、冒頭から15%くらいまではスパダリだったし。

15%過ぎたあたりから、優しくしつつもチラチラ嫌な感じになってきて、例えば「ゲイだけど君の事はタイプじゃない」と牽制してみたり、「処女は面倒」だの言ってのけたりする姿に、コイツ……絶対に受けの気持ちがわかってて、あえて意地悪な事言ってやがるな……とムカムカ。
そして途中で、あれ?これ確か<攻めざまぁ>作品としてどこかでオススメされていた気が?と、思い出した頃にきましたよ!
強烈なしっぺ返しを食らう攻めざまぁが。

過去の言動がブーメランのように突き刺さって、何一つ信じてもらえない姿に、ぷぷっ!!と笑みが思わずこぼれました。
まさに、ざまぁ!
攻めが呆然としてる姿が美味しくて、その箇所を3回繰り返して読んでしまいました。

だけど思ったよりも呆気なく許しちゃうんです……受けが。
同じく小中先生のラプンツェルを読んでしまった後では、少し物足りなく感じてしまいました。

でも、ラストでは攻めの変態コレクションが受けにバレてしまい「頼むから怒らないでくれ!!」とガバッと抱きついてくる姿がなんか可愛かったし、受けが攻めを尻に敷いてる様子が見られて良かったです。

5

Sではないかも?

攻めと受けは7歳差の幼馴染で、面倒見の良い兄と弟のような関係でした。
攻めの起業云々で離れていた時期もあったけど再開し、攻めが食事を奢る代わりに花屋に勤める受けは毎回花束をプレゼントしています。
スキンシップの多い攻めが始終受けの腰に手をやったり頬を撫でたりしてるのが良かったですね。
攻めの変態さとナルシストさも良かったです。変態なところは隠して受けにかっこつけてますが最後にはバレます。
Sというより気を引きたくて意地の悪いことを言ってるって感じでしょうか。受けに嫌われるかもしれないとは考えてなさそうな自信の強さだったので少しハラハラしましたね。後半は自業自得な展開になりました。やったー
攻めの言動に受けは傷ついたりもしますが、幼馴染という付き合いの長さと片想いしてきた時期の長さがあるので、許せてしまうのも分かります(変態な部分も含め)。幼馴染は強いですね。

2

すっごいナルシストだなぁ……(笑)

電子書籍で読了。挿絵なし。

「恋の相手が好きすぎて暴走し変態じみた行動をする攻め」は大好きなのですが、どうもこの社長さんは、あまりにも変化球すぎて、好きというより「?」となってしまいました。
何と言っても勇司くんが中学3年生の時から22(23かも)歳の時まで離れていたのにも関わらず、ずっと自分を好きなままでいると思い込めるその根拠はなんなのよ、と。
ドSぶりよりも、そのとんでもないナルシストぶりが空回りして、素直で常識人である勇司くんさえ「?」となってしまう後半の展開はかなり可笑しかったです。

恋は2人でするものだと先に気づいた勇司くんは偉い。
勝手に「愛されすぎ」にさせることが、勇司くんに対する大いなる侮辱であったことを気づかせたのも偉い。ほんわかとした雰囲気に包まれたお話ではあるのですが「愛される側ってこういう風にされるのが好きなんでしょう?」と決めつける、一部の男性(現実にもいるじゃん、大なり小なりこういう奴って。こんなスパダリではないけどさぁ)を痛烈に皮肉っているお話の様にも思えました。

1

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