条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
この気持ち、どうしたら証明できますか?
soredemo suki wa tustawaranai
彗先生の描く絵が大好きです。
アガリ症で人と触れ合うことが苦手な律は、高校生の時に唯一話ができた先輩直哉に拒否反応を示してしまい後悔します。
アガリ症を克服しようと頑張り社会人なって、人と触れ合うこともできるようなり、律を理解してくれる友達もできた律は友人木崎の知り合いを仕事で紹介されます。
そこにやってきたのが、高校時代の先輩直哉でした。
再会した直哉は律の変わりように驚き、誰とでもデキると勘違いされて、そうじゃないことを証明しようと頑張ります。
両片想いの二人のこじらせストーリーがたまりません。
あがり症のせいで高校時代に好きだった先輩を拒絶してしまったことから、あがり症を克服するべく積極的に人と接するようにしてきた律。
おかげで気を許せる友達もできて、ボディタッチにも慣れてきた。
そんなときに友人から紹介された仕事相手が先輩だと分かって…。
初恋の相手との再会を果たしたものの、友達なら大丈夫なのに、好きな相手だとやっぱり触れられない。そんなトラウマ克服の話です。
律は自分が先輩を突き飛ばしてしまったことでトラウマを抱えていますが、好きな相手に突き飛ばされた先輩の方もそりゃあトラウマになりますよね。
トラウマの原因同士、嫌で突き飛ばしたんじゃないという律に「証明してみろ」という先輩。
再会のシーンの会話が唐突すぎて、若干置いていかれました。
先輩と最後に会ったのは少なく見積もって6年くらいは前のはず。
それだけの時間を経て再会して、いきなり「あの時は!」ってなるかなあ。
お互いに近況とか話しつつ、ちょっと探り入れつつ、その上でなら分かるけど、早急に!一刻も早く!本題に入らないと死ぬ!くらいの勢いでそんな気まずい話題ですよ。
あのとき何も言えないままだったから、焦る気持ちもあるのかな、と広い心で読み進めましたが。
先輩目線のところは良かったです。
突き飛ばした方は「好きな人には触れない〜」っていうトラウマも自業自得な気もしますが、先輩の方はそのせいで人間不信ですからね。
「証明してみろ」と言ったものの、誰も信じられない自分との葛藤。
こっちの方が克服するの、大変でしょう。
だいたい主人公が自分だけがしんどい!で終始するところ、あっちだってつらいんだよって面を描いてくれたのでストーリーに厚みが出た気がしました。
だけど最初に置いてけぼりにされたまま、ふたりのテンションに追いつくことができず、低評価になってしまいました。
律を好きになれなかったのが一番の敗因かも。
細かいことですが、病み上がりの友人への差し入れにバーガー類とフライドポテトはないな。
好きですけど。