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寂しい夜。隣には幽霊――。
toumei ni kuchiduke
両親が不在がちで、広い家でほぼ1人で暮らしている大学生の受け。ある日アナニーしていると、突然家の中にサラリーマンの幽霊が現れた。飄々としたその幽霊に、受けにしか姿が見えないから一緒にいさせてほしいと頼まれ、奇妙な同居生活が始まったが…。
昔誘拐され、おっさんに犯されそうになったことがトラウマになっている受け。怖かったはずの思い出なのに、そのことを思い出すと身体がうずき、いやだとは思いつつアナニーしてしまうクーデレな大学生。
一方攻めは、ある日突然受け宅に現れ、アナニー中の受けにちょっかいをかけたり、かと思えば家事までこなしてくれる変な人です。
幽霊ものは、そのキャラが本当に死んでいるのと、実は生きていて幽体離脱しているだけなのとに分かれますが、この作品がどちらの方だったかは伏せておきます。でも結構ほのぼのした作品で、誘拐のトラウマと親に放置されている寂しさを幽霊が癒してくれる展開。個人的には、誘拐された受けの陵辱が未遂で終わっているよりは完遂していた方が物語として良かったと思います。(※未成年略取および強姦は犯罪です) 作者さん的に、あまり痛くない展開に流れちゃったのかな…と思ったりしました。
お話自体はなかなか面白かったですが、画力はちょっと不足していました。デビュー作だそうで、今後に期待です。
表紙の雰囲気から、落ち着いてしっとりした作品だと思っていました。
実際には幽霊と主人公の軽妙なやり取りあり、幽霊にありがちな悲壮感はなく、そこに関しては重苦しい空気もありませんでした。
「触れられる」「物にも触れる」という幽霊の設定が功を奏して、おかんスタンスで主人公と距離を縮めていくのも好感が持てたし、人物描写はなかなか良かったです。
ただトラウマが重過ぎた…。
小出しに主人公のトラウマの原因となるシーンが出てくるのですが、もう気持ち悪いし重いし可哀想だしで、とにかくつらい。
共感力が強い自覚のある方はかなりそこに引きずられてしまう危険性があるのでご注意ください。
幽霊ものやタイムリープものは「今、どんなに絆を深めても戻ったらもう会えない」という条件が辛すぎるので読むのに結構勇気がいりますが、トラウマシーンを別にしたらわりと良い作品だと思います。
描き下ろしも含めて、縁は異なもの味なものという感じでした。
読みたいものがわからなくなると電子徘徊します
で 今朝一みでつけたのが 幽霊攻め ひさしぶりの幽霊攻め設定にうかれたんだけど
海外赴任中の両親の不在 誰もいないはずの広い自宅でかすかに聞こえた「おかえりなさい─」
もうさ この時点であたしなら半分チビりかけるところなんだけど 中の人オナリはじめるからね びっくりです
そしてそこに現れる 自称お化けの男
てかさ オナってる最中知らない男が立ってたら 発狂して意味不明に叫びながら家の中の物投げつけて 走り回ったあげくタンスの角に足の小指ひっかけて 怒鳴りながらチビって気失う事態じゃない?
あたしだけ? あたしだけがそんなん?
ハァ 出だし数ページで荒ぶりすぎて疲れちゃった テヘ
はじめましての作家さまなんだけど幽霊って設定を置いておけば お話し自体はかなり好みの病みもち
幼い身体に刻まれた記憶で自慰を繰り返す そんな歪んだ性癖もすべては寂しさから
んんん お話しの重さのわりに尺が短くて ふたりの寂しさが重なる部分がゆるすぎたな と思ったんだけど 巻末に後日談として不足の部分が入ったお陰で巡り合わせがずいぶん安っぽくなっちゃったんだよね
ふたりの出逢いが必然だったってところを魅せたかったなら 颯大が抱えた過去にもう少し踏み込まなきゃいけなかったし 颯大の記憶の中で唯一の温もりってのを見せなきゃいけなかった
そこが無いのに急にあの時そんなことがあったなんて部分を入れ込んだら 今度はハンカチのエピが無駄になるし 幽霊っていう設定自体を台無しにしちゃうというか
そもそも 西之って男がどんな人だったのかが何も無いのが 彼と彼の繋がりを曖昧にしちゃったのがほんともったいない
いや すべて個人の感想ですけどね
悪くないんだけど さらっと流しすぎたのかな
犯罪時の彼の心理状態と性的興奮の部分を描ききってくれたなら間違いなく神だったのに