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hoshi ni ochiru efude
上下巻2冊まとめて発売になった作品。表紙がとってもツボでジャケ買いしました。それでは内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。
主人公は高校生の翔悟。彼視点で話は進みます。
父親は画廊経営、母親はバイオリニスト、兄は天才画家と呼ばれる新進気鋭の画家。
という芸術一家で育った翔悟。
翔悟自身7歳の時に絵を描き始めますが、翔悟よりも後から絵を始めた兄の方が賞を総なめにし、「天才」の名をほしいままにしています。
優秀な家族と、それに反比例するかのような自分へのコンプレックスを抱え鬱々としている彼を心配し、自身の友達が教師をしている小島へと行かせた翔悟のお兄ちゃん。
翔悟がその島へと行くところからストーリーは始まります。
その島で出会った、天才肌の絵を描く同級生の凌星。
兄と同じような才能を持つ凌星に衝撃を受けた翔悟は、「オレのものになって」と行為を迫り…。
というお話。
んん~、話がちょっと分かりづらかった。
天才的な絵を描きながら絵自体には執着を見せない凌星も。
凌星の才能に驚いた翔悟が、なぜ体の関係を迫ったのかも。
無口で何事にも執着心を見せない凌星が、翔悟にだけは執着心を見せ、こだわるのかも。
一番最後に『しょうごとりょうせい』というタイトルで、翔悟と凌星の子ども時代だろうというストーリーが描かれています。
子どもの頃に出会っていたんですね。その時に何かあったのかな。
いかんせん、翔悟と凌星の二人の気持ちが見えてこないので上巻だけではちょっと意味不明。
上巻は「天才の弟」としか見てもらえない翔悟の根深い劣等感がいかにして生まれたのかに終始しているお話でした。
上下巻なのでこちらの上巻ではまだ色々と謎が多いです。
ただ、凌星の絵に魅入られて、自分のものにすればその才能も手に入れられるんじゃないかと体の関係を求める翔悟が早くも見られますし、早い段階でその辺の気持ちとかすっ飛ばしてそういう関係になっているだけに抱き合っているときの凌星の表情や寝ている翔悟を見下ろす凌星など今後の伏線らしきものが至るところに散りばめられているような気がします。
番外編で小さい頃の二人の様子が描かれていたのでそこからこの時が「初めまして」じゃないんだと言うことも読み取れました。