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noraneko ni kubiwa wo
最初の方、正直何がどうなったのかよくわからなくて。
三田が片桐にマッサージをするところは場面転換しているんですよね。片桐のネクタイが違うのでそういうことかと。
で、片桐は三田を気に入って待ち伏せして、一緒に飲んで盛り上がって飲み過ぎて、ああなったと。そういうことでいいのかな。見たまんまですけどw
未散先生作品は軽くさりげなくお話が進むんだけど、ちょっとしたセリフややりとりに味があるというか、含蓄があるところが好きです。
例えば、片桐が三田とそういうことになった後、クライアントに「今日は人間みたいな顔をしてるじゃないか」と言われるところとか。
私は猫派じゃないので、猫みたいな性格の三田がそんなにいいとは思わないし、理解できないと思う。
でも「彼氏」は自分のもの、なんて嫌。なんでも自分のものだと思ったら、自分の好きにできると思っちゃう。というのは同感です。
(BLでは、俺はお前のもの、お前は俺のものだよな、というのがよくあり、それはそれでその時は盛り上がっているからいいと思う。でも三田の考え方の方が現実的よね〜となりますw)
片桐は「仕事ちゃん」と結婚しな、というのが、子猫の飼い主探しで三田とそういう関係ができたのもストーリー的によかったです。
さすが未散先生、ただの恋愛モノでは終わらない。
このプロジェクトの時、片桐が「私が私を雇いました」とニッコリキリッとしたのがかっこよかった。三田が「すげえ」と言って片桐のこういうところが好きなんだなとほっこりしました。
最初は水と油かと思われた2人が、好き合っていい感じのお話がとてもよかったです。
不思議なお話でした。
野良猫こと三田はどこまでも自由で人気者で何も持たない要らない縛られない人で。
片桐が追えばひらりとかわされ、でも気に入られてはいるようで。
二人の恋が止まっては進んで。恋人になれたものの三田はスマホも固定電話も持たず家も何ヵ所もあって相変わらず自由人で。
弟が出て来て話の流れが変わるかな?と期待したけど眺めてるだけでおしまい。ええー!
何かこうなるきっかけとか首輪を着けようとするとか展開があるかと思ったのに。
そして最後のコマは小さすぎて何してるかわかりませんでした。
新鮮なストーリーでした。王道BL漫画に飽きてきた時に読むことをお勧め。
三田(受け 自由人)が何者なのか結局最後まで分からないけれど、魅力がある人だと十分伝わるストーリーです。片桐(攻め 自営業医療系コンサル)や周囲のキャラも魅力的なので、展開に飽きない。
片桐の「仕事と結婚」が全編通してキーワードになってくるのですが、中途半端にならず片桐の仕事への熱意もきちんと表現されています。
また、三田がしっかりした意見・考えを持っていて、片桐が三田の考え方に影響を受けていくのに、大人同士の良い付き合い感が出ていて、読んでて気分が良かった。
このコミックは表紙が残念すぎます。
中めくってすぐのカラーピンナップは線も塗りも丁寧なんですけどねぇ。
まるっと1冊表題作ですが、
前半の「野良猫に餌を」と「野良猫に謝罪」が2012年の作品
後半の「野良猫に首輪を」が2016年の作品
描かれた時期にだいぶん開きがあります。
あいだの3年間に「KOH-BOKU」(2013-2014)→「デンタルダーリン」(2014-2015)→「上質な男とH」(2015-2016)を描いて出されて、その実績がデビュー作の単行本化に繋がったのかな〜と思うと感慨深いですね。
肝心の中身はというと、未散さんはデビュー時から未散さんなんだなぁって感じの一貫した作風で、時の流れはあまり感じさせません。
仕事が恋人の個人事業主〔片桐〕と、無職の野良猫ちゃん〔三田〕のお話。
未散さんのキャラですから、三田は無職と言ってもクズ底辺キャラな方の無職ではなく、働かなくても暮らしていける方の無職です。
そして猫は猫でも「招き猫」!
こういうリアリティがあるようなないようなキャラ描くのほんと上手いですよね。
非現実的だけど居るところには居るかもね、みたいな。
三田がね、良いこと言うんですよ。
「俺は俺が好きだから自分と何かを取引しない
自分の一部を差し出した代わりに何かもらわないし
何かの代わりに自分を差し出したりしない
(中略)
そういうふうにしてる」
三田の周りに見返りを求めない金持ちが集まるのは、この三田の哲学が「呼ぶ」んでしょうね。
これ結構真理だよな〜と思いながら読みました。
類は友を呼ぶ。ですね。
一方で、後半のお話にちょろっとだけ登場する三田弟が三田と正反対の“普通の人”なんですよ。
隣の芝生は青く見えるタイプの嫉妬と羨望だけの人。
三田のような自由人を兄に持ってしまった弟に同情はするけど、こうやって並べてみると三田の魅力が余計に際立ちます。
終始ほのぼの和気あいあいですが、三田のセリフには共感できるところがたくさんあって、大事な哲学をさらりと詰めてある作品だと思います。
未散さんの他の作品に比べると若干評価が分かれている感じがしますが、私は好きです!
【電子】レンタ版:修正○、カバー下なし、裏表紙なし
今まで読んだ「野良猫」系キャラが出てくる作品の中で一番の野良猫でした。
たいていのそういうキャラは野良猫を演じているような部分があって、自由でいる代わりに底の深い孤独を感じていたり、自由にしているつもりでも過去にすごく囚われていたり、どこか窮屈さを感じていたのですが、三田さんは違いました。
ナチュラルボーン野良猫!
この一言に尽きると思います。
小さな頃から自由。持たない。交換条件のあるものはいらない。
すごい徹底ぶり。
こんなお兄ちゃんを持った弟はそりゃあたまらないだろうなと、陰キャラっぽい弟にも同情してしまいました。
過去の回想シーンで「あいつに手放された瞬間譲られた宝はいつも色あせて見えた」という弟のモノローグがあるのですが、すごくグッと来ました。ひとのものだから欲しい、という気持ちは子どもの頃に誰もが経験すると思うのですが(おとなになっても人の芝生が青く見えすぎて実行に移すトラブルメイカーもいますが…)、芽生え始めた欲を芽のうちから摘まれるどころか「そんな感情、意味ないよ」とスルーされて育ったら、「いつか絶対奪われたくないものを奪ってやる!」とムキになって歪んでしまうのも分かるなあと、サブキャラにも関わらず、大きな問題提起をしてくれた弟くん、なかなか良かったです。
それにしても三田さんというひとは凄すぎます。
いるだけでひとを引き寄せる、このひとのために何かしてあげたいと思わせる、中には「してあげたい」という気持ちより「このひとを自分だけのものに!」という執着心まみれのひともいるけれど、そういうひとへの三田さんの対応も潔すぎる。
無条件で、無償で、誰かのために何かをしたいという気持ちって、それこそ子猫だったり、赤ちゃんだったり、無力な相手には感じるけど、おとなに対してはどうだろう、と考えてしまいました。
パートナーにはそれに近い気持ちはあっても完全に無償というわけでもないし、家事をやる→パートナー喜ぶ、みたいに反応がご褒美になっているのは、三田さんの感覚とは違うんだろうなあ、などなど、いろいろ考えさせられました。
三田さんと片桐さんのいちゃこらシーンは出てくるものの、BLというよりは「生き方の本」みたいな、自己啓発本的な読み方もできる作品でした。
カフェのオーナー・フービさんがなかなか良い味出してました。
「上質な男とH」の絶妙な展開っぷりに驚き、作風に興味を抱いた作者様の作品です。
一読して、なんか他のBL作品とは一味も二味も違う読後感でした。
はぐらかされ、目くらましされ、すり抜けられ、爪を立てられ、甘噛みされ。
野良猫なんかじゃない。
高貴なシャム猫のような
優美なアビシニアンのような
怠惰なヒマラヤンのような
威厳あるメインクーンのような
孤高なロシアンブルーのような。
そんな猫科の男に、片桐とともに翻弄された!
エロももうちょっと見たいのに、というところでの寸止め感がニクい。悔しいけど一度読んだだけでは翻弄されるだけ。何度でも読まなければ、という気分にさせられる。そこも猫的魔性。
デンタルダーリンで心掴まれた作家さんなので、作家買いです。
受けの三田は、とにかく徹底した自由人です。現実離れしている。
・無職
・口座は持ってない。
・携帯などの連絡がつく手段は一切所持していない。連絡を取りたい場合は、友人のカフェにある三田帳に書き込む(でも本人は見ていない)
・衣食住全てのものを、パトロン達から貢がれて生きている。パトロンのひとりに不動産王がいて、住むところが6箇所もある。もちろん高級物件。
・神出鬼没で行動範囲は非常に広い。信奉者に誘われてアラスカに行ったり、パリに行ったりとワールドワイド。道案内していたら北海道にいた、とか・・・。
一方攻めの片桐は仕事命。
受けと酔っ払った勢いでキスした際、「今のと仕事、どっちがおもしろい?」と聞かれて「仕事」と回答するような人間です。
「仕事 俺とつきあって・・」と告白までしちゃってる(笑)
それ以来、受けから「仕事ちゃんと結婚しな。」と何度も言われています。
自由きままに誰とでも関係しているのかと思いきや、実は身持ちが固く、なつっこいのに誰の手からも食べない猫だと言われている受け。
それを知らずにビッチ扱いして、酔った勢いで受けに手をだしてしまう。
真実を知ってどーんと落ち込みますが、受けはするりと逃げて謝罪する機会を与えてくれません。
神出鬼没でなかなか捕まらない&なにを考えているかほぼ不明な受けにぐわんぐわん振り回される攻め。
そんなある日、裸(下着は着用)にコートを羽織った姿&素足でスタスタ歩いている受けに遭遇。
人々の好奇の視線に全く動じていない受けですが、そんな姿にびっくりした攻めはすぐ近所にある自宅へ誘います。
汚れた足を拭いてあげる攻め。
交換条件を出してきた相手がいたから、貰った洋服はその場で全て返してきた、
「俺は俺が好きだから自分と何かを取引しない。自分の一部を差し出した代わりに何かもらわないし、何かの代わりに自分を差し出したりしない。」
「ゆるしてない相手に 足拭かれるなんて冗談じゃない。」
このセリフの時の受けの表情が凄みがあって良いです。
土下座して(笑)彼氏にしてもらった攻めですが、相変わらずひと月放置されたり&連絡が取れない受けに振り回される構図は変わりません。
受けが拾った子猫の里親探しの際に、攻めが仕事として手伝います。(結果的に無償ですが)
そのあと、受けが「片桐さんの「仕事ちゃん」になれたの うれしくて楽しかったなぁ」がなんとも良かったです。二人の着地点が見つかった感じです。
ただ微妙にすっきりしない点があります。
パトロン達は何も見返りを求めず無償の愛を捧げている訳ですが、
なにがそこまでの魅力が受けにあるのか納得できるほどのカリスマ性を感じられませんでした。
神々しい程の絶世の美貌があるとか、誰が見てもわかる魅力というのはありません。
魔性ですかね。
「ひとり」と「自由」に関するすさまじいほど清い哲学を持っている受けではありますが
こういう持論を持っている受けをそのまま自由に生きさせてあげたいという人々に恵まれているという事でしょうか。
働かずに何不自由なく全てのものを世話してくれるパトロン達が複数いる、という設定が自分の中で
ファンタジーとリアルの狭間みたいなお話を読んでる気分で、いまいちしっくりきませんでした。
まぁ招き猫的な福を呼ぶ能力?があるような感じで、イベントごとに呼ぶ人もいるらしく、ラッキーアイテム的な存在も兼ねているのかな?と思いましたが・・・。
あと表紙の攻めの顔が残念です。
40代くらいのおじさんだと思って、おじさんはちょっと・・・と躊躇したのですが
実際は受け(黒髪)よりも年下のイケメンです。
フリーの医療コンサルタントの攻めと、職業不定な自由人受けというカップリングのお話です。
猫みたいに自由を愛し、何事にも縛られない生活を送っている受け。仕事は嫌いだけど仕事をしている人は好き。スマホは持たず、自宅は複数あってどこにいるのかわからない、そもそも日本国内にいるのかもわからないという自由っぷり。
一方攻めは、最近独立した営業コンサルで、日々大忙し。お疲れモードですが、仕事もお金も大好きなので、せっせと働いているワーカホリック。
そんな2人が出会い、結ばれるお話です。
八割がた攻めの視点なので攻めの振り回されっぷりが半端なく、受けのフリーダムさが目立ちますが、奔放なように見えて結構健気なところが良かったです。奔放に見えて健気とか、慣れているように見えて身持ちが固いとか、そういうギャップに萌えました。
攻めもきっとギャップにやられたんだろうな。冷静に考えると受けのためにエリート街道踏み外しちゃってるんですが、招き猫的な受けに、今後はたっぷり福を招いてもらえると思います。
好き嫌いはすごく分かれると思いますが、未散ソノオさん作品が好きな方にはハマる本だと思います。私は個人的に未散さんが好きで、今までにハマらなかったのは一冊の半分のみ(2カプのお話で、そのうちの1カプがだめだった)だけだという相性の良さなので、今回も楽しめました。オシャレ感と素朴さが両立した作風というか、抜け感というか、独特な雰囲気です。
今回は初出が4〜5年前の作品のようで、絵が少し古かったです。でも表紙のイメージの割には中身は綺麗です。表紙はなんか、攻めがオッサンみたいですよね…。中身は年下イケメンの美しい攻めだったので、表紙のイメージが勿体無いなと思いました。
何とも自由な受けと、それに翻弄される仕事人間の攻めのゆるいお話。
受けの三田は働くのが嫌いで衣食住全て人に施しを受けて生活しています。
でも媚を売って貢がせているわけでもなく、あくまで周りが自分に対してしたいと思ってることを受け入れているという形。
特に欲しいものもなく欲は薄いんです。
一方攻めの片桐は仕事大好き人間。仕事と結婚したいくらい仕事が好きです。
本来働かない人間は嫌いなんですが、行きつけのカフェで受けがヘルプで働いていた時にたまたま出会い、話してるうちに何だか打ち解け、酒に酔ったまま受けに手を出してしまいます。
しかし起きたら受けの姿はなく…
神出鬼没でなかなか捕まらないものの、そんな受けに翻弄されながらちょっとずつ距離を詰めていきます。
受けは衣食住世話してくれるくらい自分を好きな人が周りにたくさんいるものの、決して身体を売ってるわけじゃなく、友達?なのか何なのか分からないけど普通に慕ってくれてる人達もたくさんいる感じなんです。
しかも良い人達ばかり。
招き猫的な能力があるとかも言われてるので、そのせいなのかな…?
たまに交換条件を持ち出してくる人もいるんですが、受けは自分が好きだから何かの代わりに自分を差し出したりは決してしません。
いらなければ着ていた服であろうと脱いで返します。
裸にコート一枚で平気で街を歩いていたシーンは衝撃的です。
そんな受けが攻めにいろいろされるのを受け入れてるのは、適当に生きてるからじゃなく、好きだから以外理由はないんですよね…
仕事大好きな攻めに対して受けは「片桐さんは仕事ちゃんと結婚しな」と特に嫌味じゃなく楽しげに何度も言うんですが、受けが拾った子猫の里親探しを攻めが自らコンサルタントとして手伝った時、「俺 片桐さんの仕事ちゃんになれたの うれしくて楽しかったなあ」という言葉を漏らすのがなんとも感慨深いです。
あんまりストーリーに抑揚はないし、受けの気持ちも大きく変化した様子はないんですが、不思議と読むのが退屈じゃなく、2人のゆるい空気を楽しめました。
作者さんのデビュー作がコミックスになるということで、気になってました!
絵のタッチやストーリーの雰囲気に特徴ありですよねー。その雰囲気はちゃんとありました!
今回は野良猫のようにフラフラ現れては消える掴み所のない自由人な受けちゃんです。そしてお相手は仕事大好きな仕事人間、眉間にしわ寄せつつ、仕事になると営業スマイルな堅物な攻めです。
ふむふむ、作者さんらしい、ちょっと変わりものなキャラ設定( ˊᵕˋ )
行きつけのカフェで出会った2人はお互いタイプが正反対、初対面こそ変わりものだと思うものの、仲良くなり始め…。
受けが本当に自由奔放で神出鬼没なので、なかなか話ができなかったり、気持ちが読めなかったりなストーリーです。
読み終えてもやっぱり作者さん色のある、なるほどなーと思う展開でした(*´ `*)
なんだろー、お互いの気持ちがちゃんと優先されてるというか、自由な自分が大切な受け、仕事が大好きな攻め、それはちゃんと崩さず尊重されていって、+相手のことを好きな気持ちが育ってく感じです。
よく相手のことを好きになってどっちかが変わっていく…というストーリー展開もあると思うんですが(それはそれで全然ありです)、お互いのスタイルを崩さず認め合っていて、尚且つ愛も育んでくというのが作者さんらしいです。気持ち的にちょっと大人な感じな気がします。
仕事大好きな堅物くんが、野良猫の帰りを愛おしく待ってるそんなストーリーです♡
エロも程よくそんな濃くはなく入ってると思います。
あまあまエロエロ度は前作の「上質な男とH」のが高いかなって感じです。