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kekkonsurtte hontoudesuka
遠い日に結婚の約束をしたまま離ればなれになった幼馴染(男)=初恋の相手→再会→幼馴染は溺愛系王子に成長というやや見慣れた設定。
軽く読めて面白かったです。
英哲はレンタルグリーン会社の社員。
ある日、初めて取引する会社に行ってみると、そこは幼い頃に離ればなれになったなるみの会社で…。
再会からの会話のズレが結構ハマりました。
いつ気付くんだろう、どう気付かせるんだろう、となるみの動向にも興味津々。
認識のズレで会話が噛み合わない、というのもよく出てくるテクニックではありますが、何でしょう、なるみのイケメン効果?あのキラキラした笑顔のせいで6割増しくらいに面白く感じられた気がします。
その点では英哲の職場のおっちゃんたち(飲み屋中心に出演)と同じ立ち位置に知らないうちになっていたのかもしれません。イケメンの誘引力、すごい。
当て馬も登場しないし、英哲は真面目、なるみは素直なのでハラハラドキドキすることなく、ノンケの青年が一途なイケメンと真面目に恋をするさまを楽しめる作品だと思いました。
周囲の理解というかなるみの根回しと人徳のおかげか、シリアスな要素もありません。
なるみの誕生日のところで「英哲ー!」きゅーん、となる場面はあります。
最近、動悸と息切れがひどいので、激しい運動と激しいBLは控えるよう医者に言われているという方にはぴったりな作品でした。
ただイケメンによる胸のときめきは自己責任でお願いします。
幼馴染再会もの。
小さい頃はアイドルなんか目じゃないほど可愛かったなるみが目を見張るほどのイケメンになってて、
薬指には婚約指輪。聞けば愛する人と結婚するために起業して社長になったのだという。
婚約は同意の上だけどちょっと一方的だったかも…向こうの気持ちが少し判らない…と悩むなるみの相談にあれこれ乗ったり、励ましたりする日々。
そして実はまだ指輪を相手に渡していないと聞いて「タイミングとか気取ってないでさっさとプロポーズをもいっかいしろ!」と檄を飛ばしたら、まさかのプロポーズをされて自分の薬指にはその指輪がはめられてしまい…!
超ポジティブな粘着スパダリにロックオンされちゃった英哲の受難のお話です。
なるみが初恋相手という事と、なるみの涙にはめっぽう弱いという事もあり英哲が予想以上に着々とほだされていっちゃうので、もうちょい彼には粘って欲しかった気もするけど…。
さらりと楽しく読むにはちょうどいいかもしれません。
冒頭でなるみの秘書が、英哲と初対面なのに、あの!例の!幼馴染の方なんですね!みたいな、あらあらまあまあ感を漂わせつつ、「さっさと色々あきらめて人生楽しんだ方がいいと思うので」とアドバイスをして、英哲が何のことやら解らずポカンとしているシーンが後々の受難を予告しているかのようで面白かったです。
初読み作者様です。ちるちるの新刊紹介を見て気になって購入しました。
全体的に大きな波乱もなく、面白くて安心して気楽に楽しめる作品でした。
お話としては、昔は女の子と見間違うぐらいに可愛かった幼馴染みであるなるみと、結婚の約束をした英哲。勿論英哲的には子供のたわごとと思っていた。(何故ならその時にはもう男同士で結婚できない事を知っていたから。)
その可愛かったなるみは途中海外へ行ってしまった為、割と小さい頃に直ぐ離ればなれになった2人。
大人になったある日、再会した2人。
可愛かった攻め様が、超イケメンの社長、いわゆるスパダリになっていて・・・
しかも、起業したのも愛する人と結婚する為!!!(親を納得させるため)
最初は、なるみに大切な人がいると聞いてなんとなく寂しい気持ちになった英哲だけれども、実は自分がその愛しい相手と知らされて・・・
と、その後すったもんだありつつも、無事2人が結ばれるというお話です。
何気に、英哲の会社の人も、英哲の母親も、勿論なるみの両親も社員も公認・・・という感じで、深刻さもなく、また受け様である英哲が男前で、更には攻め様はストーカーレベルの執着S系で(割とこの手の攻め様が好きです。)、読んでいて楽しかったです。
他に、花音20周年に寄せた原稿、また「ひとつの約束」(心優しい物語)という短編も収録されています。