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ついに結ばれたセラと甘夏(カンナ)。しかし二人の関係は、人目を忍ぶもの。
恩師の立木コーチにもセラとの恋を打ち明けられず、罪悪感に苛まれるカンナ。
そんなカンナに、和子という少女とペアを組まないかという話が持ち上がり……
清々しいほど恋に生きる覚悟のセラと、相変わらずグルグルと悩むカンナ。
結ばれたとはいえ、二人の恋は色々と問題があり、前途多難です。
先の事を考えると不安。でも、思うことをやめられず、
セラとの恋に落ちて行くカンナの姿が痛々しく、切ないです。
この二人はどうなるんだ!?と。ハラハラ・ドキドキな2巻でした。
2人の関係を1番の友達の淳ちゃんにに気がつかれてしまった甘夏。
淳ちゃんは温かく見守ってくれたけど、セラの盲目具合はどんどん増していってしまいます。
態度には出さないけど、甘夏もセラを好きな気持ちが増していき、2人のピュアさ加減には読んでてせつなくなっちゃいました(*´д`*)
寝た翌朝に「3分以内に帰ってくれ」と言う甘夏くん笑
受け側にしろなかなか辛辣である。
世紀末(1巻のあとがきより)…この頃はまだアイススケートは当たり前のレジャーではなかったんですね。今や日本でも、みんなが気軽にやるかと言うとそうではないかもしれませんが、観戦するものとしては割に当たり前の"野球やフットボールみたいなレジャー"にはなった気がします。
1巻から1人相当大人だった淳ちゃんの大人レベルが高すぎる…精神的な面でしっかり感じていたら、肉体的にも早熟だったとは。恐るべし淳ちゃん。「反対」とかサラッと言うあたりも子供っぽさのない子である。それなのに愛嬌があって無邪気…強い…
甘夏が偶然聞いてしまったミホちゃんの恋愛トークに、咄嗟に出る言葉が「残念だったね?大丈夫…?」なのが甘夏くん。若いのに徳が高いな。女の子的感覚なのは指摘がある通りだが、女友達でも自然に出せるのは相当難易度高いフレーズ。
甘夏がセラのことをすっかり忘れてるんで、このままそういう方向にいくのかなと思いきや、ふっと名前を呟いただけでセラのことで頭がいっぱいになったりして。詩的なモノローグが藤たまき節です。
日本に帰ったら急に甘夏は色んな意味で大人になってしまって、セラは子供すぎるし不安がつきまとう。
立木コーチと甘夏との関係性やアンディーと立木コーチ、アンディーとルイと、人間関係もてんこ盛りなのに、まとまりが悪くないのが凄い。あとがきで仰る通り、女の子の出し方まで巧みである。
攻め:表紙、向かって左側の金髪少年(セラ)
受け:向かって右側の少年(カンナ)
全三巻の二巻目。
一巻で体の関係を持った二人。
大好きなカンナと結ばれ、セラはふわふわと浮き立つものの、セラと寝たことでカンナの悩みは更に増える。
この巻ではカンナの親友の淳ちゃん、カンナとペアになることになった女子の和子が二人に深く関わってきます。どちらもとってもかわいくて良い子なんです!
見どころは徐々にブレーキのきかなくなっていくセラのカンナへの一途な愛情表現と、カンナの不安と欲望。
一巻とうってかわってベッドシーン多めです。セラがカンナに襲い掛かって…って展開が主なんですが、実はカンナも嫌じゃない、むしろセラよりもそういう行為を好んでいる節が。
ベッドシーン、局部の描写や直接的な表現はまったくといってないんですが、閉鎖的な空気と、必死な感じが他にはない色気を感じて好きです。
セラのカンナへの純粋で献身的な愛の深まりはかわいらしいけれど痛ましいものがあります。セラは良い意味でも悪い意味でもカンナしか見えていません。
「…俺 従ってしまう ―従いたい お前に…跪きたい… 好きだ カンナ… 好きなんだ」
この台詞はセラがカンナへ向けた台詞なのですが、秀逸でした。まっすぐすぎて痛い…。
次の三巻が最終巻です。