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zutto kitto
シリーズ通して好きな作品なのですが、
改めて読み返すと高校時代の羽村は本当にクズだなと思いました(汗)
でもそんな若気の至りも含めてのふたりなので、わりと微笑ましく見守ることが出来ます。
尋にまた会えることをミサンガに願うほど自分の振る舞いを悔いていたにも関わらず、
女関係がだらしないのはいただけないですが
今後彼は変わっていくのでそこは大目に見てあげたいなと思えます。
尋は昔からずっと大人っぽい人。
再会を喜ぶ気持ちはあったはずなのに、それを表に出さず飄々としていて精神的にも大人なところが魅力的。
高校時代、羽村に色々と振り回されたり傷付けられたことを根に持っていないところもイイ!
前向きな姿勢に羽村もまた、改めて惹かれたんだろうなと思いました。
ふたりの2度目の恋の始まり、とても楽しめました。
シチュエーションや設定に萌えました。
主人公は大学生ですが半分近くは高校時代の回想になります。
「男子高校生」が「同じ部活」で距離が近付き
「こっそり秘密特訓」の後の「誰も居ない部室で…」
DK好きには堪らん萌え設定揃いで回想シーンにキュンキュン(∩´///`∩)
(ここまでしてエロ無しか!!って残念さはありますが…←ダメな大人)
絵が安定せず、線が太かったり細かったりと読みにくさがあったので評価は萌えですが、萌えシチュだけでもかなり満足♪なので、萌え×2寄りです。
棒高跳び選手の羽村。
100M全中・IH優勝経験者ですが、走ることはやめて棒高跳びをしています。
それには会えない人との再会する願いと理由が込められていて。。。
そんな折に願いが叶い、会いたかった人・尋と再会します。
しかし高校時代に一緒に過ごした時間を振り返ると気まずさがあってーーーな再会ラブのお話です。
(攻め受け分けされてますが、エロ無しです。)
攻め視点で物語は進みます。
攻めの羽村は陸上の才能に溢れ、少々傲慢さがチラホラ。
周りの羨望や嫉妬を煩わしく感じて練習をサボり
見えないところで努力しているタイプ。
部活内で孤立してたのを尋に助けられ、尋に依存気味。
無意識の言葉で尋を傷つけたのも知らず、
尋が離れてくのを引き止めようとしてさらに傷つけて。
若さゆえの傲慢な態度にイラっとくるタイプの攻めでしたが、
高校時代の自分を反省し、再会後は想いを伝える努力をしているのが良かったです。
書き下ろしでは、尋を大切にしようとしてヘタレてる姿が可愛い。
チャラいのが真面目になった時の不器用さにキュン♪
受けの尋は表紙の子です。
陸上が好きなゴクゴク普通の子。
攻め視点なので気持ちの面がわかりにくい部分があったのはちょっと残念。
回想は健気で好きが伝わる感じだったけど、再会後は飄々としててイマイチ気持ちが掴めず、離れてる間に攻めのことをどう思ってたかとかもう少し知りたかったなぁ…。
『君はそうやって、いつも僕の心を、一瞬で奪っていくんだね』(帯より)
この言葉のシーンは良かったです。
これに離れてる間の想いとか全てが込められてるのかな?
書き下ろしで受け視点の高校時代ショート番外があり、片思いの切ない表情にキュンとしました。
で。冒頭にも書いたけどシチュエーションが良かったです!
2人っきりの部室でチューしてイチャイチャしてるのに萌え禿げるよー:;(∩´///`∩);:
同じ部活で放課後の部室って夢があるわー。
男子高校生の恋とモダモダと青春は尊い*。゚+
【余談】
この作品、電子では既に2冊分ぐらい続きが(゚∀゚)!
(「ずっときみと」「ずっととなりで」とありました)
紙本になると良いなぁ…
私も雀影さんと同じく攻めの羽村が今一つタイプではなかったです。
短距離の才能があって、女子にもモテて、頭もそこそこ良くて、天狗になってたんでしょうね。でも部活で孤立していたときに普通に接してくれた尋にどんどん甘えて。
尋がいなくなってから、尋がいかに大切かを知って、いつか会えると陸上をやってるのは良いけど、相変わらずセフレがいるんかいっ!
そんなダメ男の甘ったれなのに惚れた弱味なんですかね、尋が健気!!あんなこと言われたのに、大学で、スポーツトレーナーになるための勉強までしてるなんて!この尋の優しさでこのお話が成り立っていると言っても過言ではないですね。羽村よ、尋に感謝しろっ!
カバーイラストの美しさに惹かれて購入。
高校生時代に気持ちを明確に意識しないまま、なんとなく一緒にいた相手に、離れられてみて初めてその欠落に気付いて、再会リベンジを果たす話。
絵が爽やかできれいなので、なんとなくいい雰囲気のまま気持ちよく読んだけど、羽村って若気の至りの考え無しの子どもで、結構ひどいよね。
昭島の方は羽村のことを、そんなひどいヤツでも好きになったのは自分の方だからって自覚的しているのはいいとして、羽村の方がなぁ、、、
後悔している、後悔しているって言っている割に、なんか、なんかぁ、、、
最終的にお話はきれいにまとまっているし、全体としてはいいんだけど、羽村みたいなキャラは個人的にあまりお好みじゃないので、萌1つ。
エメラルドグリーンの表紙に心惹かれて手に取りました。
高校生で出会い、その後別れて大学生になって再会した、陸上選手ふたりのお話です。
高校の陸上部で短距離走のホープだった攻めは、俺様な性格で部から浮きがちだったのを普通に接してくれた受けと親しくなります。
受けは棒高跳びの選手。親しく付き合ううちに、何となくキスしたり、触り合ったりする関係になります。でも攻めは女子からも人気でチャラチャラしていて、受けとは付き合うでもなく身体だけみたいな感じ。
そんなある日、受けが「大学に行っても陸上続けなよ」とか言ったセリフに腹を立て、冷たく切り返した挙句、決定的な事件が起こり2人は離れ離れに。
何ていうか、それまで陸上について何ら悩んでいなかった、機嫌も良かった攻めが、受けの「大学に行っても陸上続けなよ」「俺はお前の走る姿が好きだから」くらいのセリフにキレるのが激しく疑問でした。
それまでに「受けが好きなのは俺自身なのか走ってる俺なのか」とかいう悩みなどがあったというなら分かるんですが、受け攻めが恋人として付き合っていたわけでもないし、陸上をしていることに葛藤があったわけでもないのに。なのになぜいきなりキレる?
そのあとカッとした攻めは自らの足を傷つけようとして、それを防ごうとした受けに怪我をさせます。なぜその程度のセリフで激昂するのかわからないし、ブチ切れるほどに腹を立てた相手に執着してるのも理解できない。
「急にキレる現代の若者」的な攻めが好きになれないので、その攻めに執着する受けのことも理解できない。攻めの走る姿が好きらしいですが、それだけ? 他にこの攻めに好きになれる要素も見当たらないけど…。
大学になって再会してからはエロなし。再会するまでの間も身体だけの付き合いの女性がいたり、相変わらず微妙な攻めでしたが、受けと再び出会って、関係を修復しようとする姿はちょっと見直しました。
おまけマンガの、キスしたいときに受けがいつもしてくれる、というエピソードは可愛らしかったです。