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itoshi no strange man
可爱的怪咖
表紙を見て、あんまり好きじゃない絵柄だな〜と思ったのですが、試し読み冊子があり、中身を見て購入を決めました。
表紙が良くて中身が……は、よくありますが、この本は逆でした!!!
色気がある絵柄で、お話も大満足で、買って良かったです!!
受の豪くんが可愛い!
エロさを求める人には物足りないかもしれませんが、本当の恋人同士になるまでに物語があり、それをカバーしています。
表紙だけで、選ばないのは勿体無いです!!
帯の裏が本編の絵柄ですので、ぜひ読んでいただきたいです!
以前より絵柄と素敵な色遣いのイラストの大ファンだったamcoさんの1stコミックス。
発売を楽しみにしておりました♪
表題作5話と、短編1話が収録されています。
能天気で後先考えず突っ走る大学生の豪(ちんちくりん)は、背が高くて超絶カッコ良くて優しいけれど、どこか抜けているマイペース親善大使な豊のことが好き。
豪は一世一代の告白を『うん』の一言で流されるも、友人タクミに励まされ(踊らされ?)、豊への猛アピールを開始してー
amcoさんの素敵な絵柄で描かれる大学生男子のやりとりやスキンシップが、とにかく可愛い♡
主役CPは勿論のこと、ふたりを見守る友人たちもそれぞれに良い味を出していて、キャラクター設定もgood★(カバー下に4コマとキャラ説明あり)
お話としては、”好き”を通わせた後の、すれ違い波乱展開。
理想通りではなかった豊を拒絶してしまう豪は、過剰に潔癖な少女のようでもどかしい。
でもすれ違って、距離を置いてはじめて分かる気持ちの描かれ方がすごく良い。
好きになる切っ掛けは、外見だったり優しさだったりするけど、”愛しさ”を感じるのは、理想とはまた別の”人間らしさ”に対してなんですよね。
その愛しさを最大限に盛り上げる、豊の告白シーンは大・大必見!!
”好き”と涙を流し、”俺のこと諦めないで”と訴える一連のコマは、同時進行の豪のモノローグとマッチングして、萌えが止まらないし、豪からの背伸びキスは、読み手を幸せという名の昇天へ誘います//
ピュア一辺倒で終わるかと思いきや、豊の豪へのお触りアリ♡
ここから!という時に、アクシデントで中断してしまうのだけど、そんなところもふたりらしくて可愛い**
理想通りではないけれど、でもだからこそ、こんなにも愛しいー
そんな男子たちのピュア可愛い物語。
幅広くたくさんの方におすすめしたい素敵な作品です。
同時収録は『パラボラ』という短編。
東京から田舎の高校へ転校してきた男子と東京に憧れを持つ男子の物語。
お話も絵柄も表題作に比べて繊細な感じで、こちらも魅力的です。
こういう雰囲気の作品も、イイナ~♪
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元々amcoさんの絵柄が好きということを差し引いても、これから期待できる注目作家さんであることは間違いありません。
次回作がとっても楽しみです(^v^)
表紙は好みから外れてあまりピンと来なかったのですが、
表題作のモノクロ画は個性的な味があって良かったです。
◆愛しのストレンジマン
親友に恋をしたちんちくりん大学生の受けと
独特のテンポでストレンジ(風変わり)なイケメン大学生の攻めのお話です。
素直で裏表なくて明るくて騒がしい受けと、何を考えているのか読めないボンヤリした攻めの組み合わせが中々楽しめました(﹡´◡`﹡ )会話が噛み合わなそうなんだけど(実際噛み合わないんだけどw)それでも一緒にいる時間が心地いい関係って良いですね〜。
お付き合い前と、お付き合い後と、大まかにストーリーが分けられるのですが、
個人的にはお付き合い前が最高に萌えました(∩´///`∩)
付き合ってないのにイチャイチャしてる関係が大好きだー!!!
「世の中のカップル以上に、俺らラブラブなんだけど!!」
って受けが確信を持つぐらい、ベッタリイチャイチャ♡
でも付き合ってないってのが重要ポイント。あー最高だ。好き。
これに両片思いのスレ違い萌えも加算されて、萌えツボストライクでした( ´艸`)
お付き合い後はちょっと萌え減。
受けの騒がしさにパワー吸い取られて疲れたのと、
性的な事に潔癖で攻めを傷つけるのにモヤモヤ。
大学生でオナニーしたことないってさすがに((((・・;)
傷つき萌え属性持ちなので攻めには終始キュンキュン。
傷ついた顔も、溢れる涙も、グッときました(;ω;)b
言葉数は少ないけど表情から気持ちが伝わる…。
◆パラポラ
高校生の恋未満な綺麗なお話。
同時収録の短編は画面の雰囲気が全く違いました(;´д`)
線が細くて繊細な印象の絵はフワッとした内容には合ってるけど、個人的に好みでなく…。
草木の背景が綺麗だなぁという感想しか出て来ない(汗)
個人的には表題作の雰囲気の方が好きでした。
評価は
・お付き合い前→神寄り
・お付き合い後→萌え
・同時収録→中立
という感じ。お付き合い前がドストライク+攻めにグッときたので萌え×2です(﹡´◡`﹡ )
絵がとても上手な作家さんです。
人によっては好みの分かれる絵柄だとは思いますが、デッサンや小物の構造などがしっかり分かって描かれているので、さくっと描いた粗めのタッチですが、全てのコマの絵が安定しています。
ファッションセンスもとても良いです。
イラスト観賞用くらいの気持ちでも買う価値ありです。
個人的に、絵が上手いというのが漫画を評価する上でかなりのウエイトを占めているタイプなので…安心して読めるという点だけでも高評価を付けさせて頂きたいです。
ストーリーは少女漫画のような、ほのぼのしたラブストーリー。
主人公があまりにもピュアすぎて、ちょっと痒くなる〜と最初は思っていたのですが、初恋やファーストキスに悩む姿を掘り下げて丁寧に描く展開は、最近ありがちな「イヤイヤ言いつつすぐ気持ちよくなっちゃう…」みたいな展開と真逆を行っていて新鮮でした。
表題作も同時収録作もどちらも、恋愛要素以外に登場人物の成長や心の変化に焦点をあてていて、思春期の甘酸っぱい、ちょっと恥ずかしいような…あの頃って良かったよな〜と思い出しつつ読める味わい深い作品でした。
ただ、どちらも男女カップルでもあまり展開は変わらないんじゃないかしら?という内容なのがちょっぴり残念。
表題作のみの感想になりますが、とても面白かったです。
絵のタッチが独特で、外国人っぽく見えてしまう感じですね。
表紙のカラーイラストと中身の印象がわりと違っていたので、表紙で判断せずに中身の方も試し読みしてみるといいと思います。
キャラクター設定が素晴らしくて、とてもテンポよく楽しめます。
コメディではないのでしょうが、お付き合いする前のふたりの様子はラブコメといった感じで、非常に微笑ましくてキュンキュンしちゃいますね。ナチュラルにラブラブな男友達というのは他でも見たことがありますが、これは描き方が秀逸ですね。何もかも可愛らしくてたまらないです。
1話は受け視点、2話は攻め視点になっていますが、表裏一体のお話になっているので、答え合わせをしてもらっているような楽しさがあります。
お付き合いし始めてからは、ラブコメから一転、ピュアすぎる受け、不憫すぎる攻めの性格や過去がクローズアップされてせつない雰囲気になります。
でも、これはこれで私はとても好きです。
ちょっと切なめ展開ですが、ラストに向けては可愛らしいハピエンですので、満足です。
残念なのが、「え?ここで終わり?!」と物足りないところ。
ここでもうひとエピソード追加して、ラブラブな二人の様子を見せてくれていたら、神評価でした。
ほんと、物足りないです・・・・!!
可愛い大学生同士のお話です。
受けは一目惚れからの片想いを続けたおチビの豪で、スタイル抜群イケメン同学年の豊が攻め。
豪が、豊への片想いに終止符を打とうとした告白からスタートする本作。
告白がもしかしたら伝わっていないのでは?と疑った豪がなんとかしようと努力するも、常からベタベタしているためにそれ以上どうしたら…とジタバタする様が可愛い。
そしてそのベタベタゆえに、すでに付き合っているつもりでいた豊がかなりの天然。
本題作は5話収録されていますが、片想いぐるぐるはわりと早めに解決し、その後は恋人って今までとどう違うの?となるのですが、解決後も最後までエチはしてません(苦笑
なので電子でも修正等は気にしなくて大丈夫ですよ。
二ページ目で、え?ジョジョ?と絵に引きましたが最後まで読んで良かったです。
泣けました。
豪と豊と友達二人がとっても良かったです。
特に友達の「豪は俺に言えるけど豊は一人だよ」みたいなセリフ言えちゃうところとか親友ですよね。
豪の天然?箱入り加減にもちょっとどうなの?と思いましたが、豊の経験豊富さにもちょっと残念な気持ちになりました。
しかし読んでいくうちに豊のこれまでの人間関係とか人柄から仕方なかったのかなあと。
豪が豊をそこをひっくるめて、丸ごと好きで会いに行って、豊から色々言って諦めないでくれてくれてありがとうってところで泣けました。
最後はちょっと進展しましたが豪といつかできるといいね!
小さな体躯が長年のコンプレックスだった豪。そんな豪が大学生になって出会ったのは自分の理想をぜんぶ詰め込んだような男、豊だった。
背も高く、顔も整っていて、格好良くて、優しい豊。けれど実はちょっと抜けていて、なんだかほおっておけない所もあって。友だちとして一緒にいるうちに、豪はそんな豊を「好き」になった。
ずっと悩み続けて、腹を決めた豪は豊へ「好きなんだ」と一世一代の告白をするも、当の豊はさして表情も変えずただ「うん」と一言。
その後も豊からは大した反応もなく、玉砕したと嘆く豪だが、友人に励まされ再度豊に好きを猛アピールすることに。しかしそんな折、実は豊には付き合っている彼女がいると聞かされてしまう。
明るく能天気でちょっと甘えたな豪と、見た目は男前だけど、中身はとことんマイペースでぼんやりさんな豊。ただのカップルよりも仲の良すぎた二人が手探りで掴む初めての恋のお話。
豪視点と豊視点でお話が別れ、すれ違いながらも気持ちが通じ合えた二人。
しかし恋人として付き合いはじめたことで、豪は今まで知らなかった豊の一面に戸惑い、豊を拒絶してしまいます。
ーー自分の理想だった豊とは違う。
出会ってからずっと一緒にいた二人。こうして距離を置いてみて、一人きりの豊を遠くから眺めて、豪は自分の気持ちを見つめ直します。
相手と深く関われば関わるほどに、知りたくなかったこと、傷付くことも増えていく。
それでも、豊を想うことをやめられない。そして、豊を好きになったのは自分の理想だったからではないと、豪は忘れかけていた自分の気持ちに気付きます。
一方、豊もその容姿も相まってか他者から色んな期待をされてはつまらない奴と失望され続け、人とまともに関わることを諦めてきました。
そんななかで、豪だけは自分といて「楽しい」と心から笑ってくれて、自分もまた豪といるのが本当に楽しくて。それが突然、一人になって………小さな豪にしがみつくように、「俺を諦めないで」と呟く豊の懸命な想いと言葉。
ほどけかけた気持ちがぎゅっ、と強く結ばれるかのようなこのシーン、とても素敵でした。
「好き」という気持ちに覆われ、見失いがちな、相手に対する自分の気持ちや、相手の本当の姿。
「好き」だけじゃ繋がれないかもしれない。けれど「好き」だから、何度でも結びあおうとする。
豪と豊、二人の拙くも互いに寄り添いあおうする姿が胸に染み入りました。
こちらは登場人物の服装もなにかと凝っていてお洒落です。
カバー裏にはちょっとした小話などもあります。
そして同時収録されている「パラボラ」。
高校生の高橋が転校先の田舎で見つけたのは美しい面立ちの同級生、瀬川。見た目とは裏腹に少々荒っぽくて気分屋な彼の見た目と中身、どちらも気に入りたちまち仲良くなるが、恋愛感情で瀬川から好かれたいとは思っていなかった。
そんな時、瀬川が大事にしているという指輪の存在を知ったことで、二人の関係にも変化が起きる。
顔は天使だけど中身は一匹狼で言動も荒い瀬川に、飄々としながらもMっ気な高橋のいい組み合わせです。周りからは少々浮いている瀬川ですが、高橋を前にすると瀬川が猫みたいに感じます。
短いお話ながらも、作中の美しいシーンや二人の表情など、色々と楽しめました。ラストもまた良いですね。
「愛しのストレンジマン」と比べるとこちらは全体的に線が細く、風になびく髪や風景が繊細でとても美しいです。
物語としては二話のみですが、どちらも終わり方が上手くて、言うことなしです。作中、様々な構図が出てくるので、楽しくもあり、心惹かれるシーンも多くて、読みごたえがありました。
初めての恋に絡まり、もつれながらも、気持ちが通じ合うことの嬉しさ、温かさが心地よく滲む素敵なお話でした。
小説の挿絵で知り、絵柄が好みだったので気になっていた作家さま。ほのぼのとしたお話です。
メインの二人は、ちっちゃくてチャカポコした大学生の豪と、顔と高身長だけが取り柄で、よくいえばミステリアスな不思議くんの豊。彼らには大学でつるんでいるタクミとアキラがいる。
お話は可愛くって、ところどころきゅんとして、キャラも絵も背景も丁寧で、楽しく読み終えました。BLとしてはどうかな…?どうも、なんの前情報もなく、抵抗も葛藤もなしに同性を好きになって突っ走るシチュエーションに慣れなくって。(これは読み手であるわたしの問題。)
豪も豊もメンタル幼めで、破れ鍋に綴じ蓋カポーなのは伝わるんだけど、メイン二人のやりとりは高校生くらいでも十分イケるかもと思いました。大学生だから豪のピュアさが際立って、逆に新鮮なのかもな、作家さまにとってお話を進めやすい条件が揃っていたのかな、っていうのもわかるんですけど、時としてBLっぽい雰囲気モノに受け取られることもあるので、年齢設定は諸刃かも。
同時収録作品は「パラボラ」。こちらの方は線が細くて、表題作とは絵柄の雰囲気が違います。すっごく好み〜。この頃の絵も素敵ですね。東京から田舎町に転校してきた写真屋の息子、高橋と、同じクラスになった超絶美形の暴君、瀬川のお話。キャラはなぁー、良いんですよねぇ、とっても。でもなぁー、もっと二人の関係にきゅんきゅんして萌えたかったかな。
次回作もぜひ読んでみたいです。楽しみにしてます!
元気っ子で甘えっ子な受けは、背が高くてイケメンの攻めが大好き。親友でずっと一緒にいたけれど、思い余って告白。でも攻めは「うん」と言ったっきりで、まるで態度に変化がなく…。
仲良し大学生同士の体格差カプです。
攻めが188センチ、受けが160センチだそうです。
タイトルの「ストレンジマン」は攻めです。とにかく言葉数が少なく、ペースがスローで何考えてるのかわからないポヤポヤ天然。長身でイケメンなので女子にはモテますが、あまりの訳わからなさにすぐ距離を置かれるタイプ。
そんな攻めに惚れているのは、背が低いことを少々気にしている元気なやんちゃくん。告白したけど返事がないので、「それ気付いてないんじゃね?」という別の友人のアドバイスを元に、日々「俺はお前が好きだ!」と告白を繰り返すようになります。
ニブニブ攻めと押せ押せ受けの攻防、という展開なのですが、最初は受けが健気で楽しく読んでいたのに、想いが通じるあたりからややウザく思えてきました。せっかく付き合えるようになったのに、エッチなことされそうになって拒むとか、攻めに暴言吐いて逃げるとか、それまでの元気な押せ押せキャラとのギャップに違和感を覚えました。ピュアピュアだから、という理由がついてちょっとマシにはなったけど、あまりに子供だなぁと思っちゃった。
エロはなし。かろうじて手で…というシーンはありました。
このカプの話が長編でページの大部分を占めていたのですが、一本だけ別の短編が入っていました。
そちらは大らかな攻めと、ツンツン美人受けというカプで、こちらも人前で攻めを嫌いって言ったり、キツく当たる受けが少々ウザく…。
話は面白いんだけど、キャラにちょっぴり引っかかる感じの一冊でした。