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seikaku kuzu de nani ga warui
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
読めば読むほど、味わいが出てくる作品です。
初めはさらり。でも、何か引っ掛かる感じが有りまして。
結局、次作【クズは急には直らない】も合わせて3回くらい読み返してしまいました。
出てくる高校生はホントに普通。
攻めの一朔もイケメンで、人当たり良し、成績優秀では有りますけど、スーパーじゃない。どちらかと言えば受けの湊を好きすぎる余り、ちょっと執着気味で溺愛キャラ。
湊が、あれこれ毒舌を吐いても挫けないポジティブさが素晴らしい子。
湊は、クズを自称しているぼっち。でも、クズじゃないんですよ。人に、自分に誠実で有ろうとすると難しい。正直であろうと結局は、ドアを閉じちゃうタイプでした。
でも、一朔の真っ直ぐな「好き」を繰り出される度に、翻って自分の気持ちを丁寧に考えて行く湊は偉かった!
一朔が湊を好きになった理由も、小学生に遡ります。
あ~、人を好きになるのって、自分との違いに気がついて。でも、その人をもっともっと知りたくなる事だよなぁ~と読み手も気付かされるんですよ!
2人の気持ちが交差せず、ふわっと一致した夜の海岸のエピソードが好きです。
すごく良いのです。同じ気持ちを共有する事で、湊の閉じた気持ちは一朔との恋に向かう。かなり、ぐっと気持ちをつかむ良い場面だよなぁ…
実際、そこから初体験に進みますし、朝の帰りの電車の場面もスゴくいい。
一朔が湊への気持ちを、とつとつと語る…朝の光に包まれた2人を明るく肯定している感じです。
次の【クズは急には直らない】と合わせて読んでいただきたいですね。
読めば読むほど、良さを実感した作品でした。
めっちゃ好きな!!!!!数少ない日本作品です。(韓国BL大好きマン)
強気受け、いじっぱり受け、ケンカップルが大好きなのですが、付き合ってからほだされず付き合ってからも性格が変わらない。そんな受けなかなかいない!!!!
付き合ってから「僕も…!」とか言って求めてちゃダメなんだ!!
付き合ってからも「ふざけんな!やめろ!」ぐらい抵抗してくれるのが最高!!!しかも初期はえちそんなに好きじゃないのが、4巻までの間に徐々に好きになっていく…そんな過程がまた愛おしい。いじっぱり受けくんの反応がだんだんと変わっていく様子にときめく。。。
受けくんまじでノンケキャラ。この攻めじゃなかったら男とも付き合わなかっただろうなって。男とも付き合わなそう、やらなそう、もはや人を好きならなそう。そんな彼がトロトロになるんだからギャップがやばい。
受けのキャラがしっかり立っていて、四巻まで続いている、まじで間違いない作品です。
いやぁ〜〜〜面白かった!
受の子は、自分をクズだって言ってますが、そこは高校生。クズだと自分で思ってるだけで、たいしたクズじゃないです。あくまで自称。
そして攻の子はイケメンリア充なんですが、クズ花浦を前にしたらうぶで一途なただの男の子に。
2人の思い違いが、面白かったです! そしてどちらも可愛かったです! たまらん。
花浦くんの弟も可愛いし。
恋の部分もいいのですが、ボッチであることの強さと、イケメンであることの影も垣間見えて、高校生同士の可愛い恋愛だけじゃない部分もあります。
1冊丸々同じカプのお話。
レビュー苦手なので、どなたかちゃんとしたレビューを……。もっと評価されていい1冊だと思います!
15冊目のコミックおめでとうございます!!(*≧∀≦*)
からり先生はツンデレオンリーじゃないかってくらい、そのキャラで描き続けておられるので、好物な私は作家買いさせて頂いております。
15冊かぁ…私の本棚に1.2.3.4…13……?
腐人再発者のコンプリートまではあと2冊足りんかった…(..)
先にレビューされた弥七様の仰る通り、花浦(受け)は本人が言っているだけでクズではないです。
金借りて踏み倒す・女遊びが激しい・酒やギャンブルに溺れる(DKだからNGですが…)・かといって虐めやSNSで誹謗中傷もしていない。
とにかく人様に一切、迷惑掛けていない。
(なんか、スマホから「ニャー」と鳴くゲームはやっているようだがw)
何処がクズなんだ??
…えー…あえて言うなら、ネクラ・マイナス思考・自己評価低い・コミュ障辺り?
小学生の弟に夕飯作ってるって…なんて出来た兄だ…。
テストが赤点だらけの所を見ると勉強は出来ないようだが…何故ここまでひねくれた?と思っていたら…いたね、黒幕が。
弟の求。コイツが洗脳してんじゃねーか?
「僕の兄に友達はいません」
「なぜなら兄はクズなので」
初対面の都築(攻め)にハキハキと言ってしまう辺りがもうね…。
だけど、後半に「弟にクズって言われた…!」って言っていたから面と向かって言われたのはこれが最初?
もしかして親の日頃の態度が兄を無意識洗脳クズ扱いしているのかな?
都築みたいな一途いいね!
キャラ的にワンコほどベタベタではないけど何言われてもへこたれないし、嬉しいことは顔赤くしながらちゃんと言葉で伝えるし。
単刀直入で行動派なのも素晴らしい!
どんどん告知してヤってくれ!
都築がクラスで友達と話しながら花浦とのLINEのやり取りは萌えた!
からり先生は少女漫画みたいに泣きながら叫んで告白とか現実離れしたシチュはなく、(後から恥ずかしくて死ぬわ…)ちょっとキュンとする台詞とか入れてくるから好きだなぁ。
コミュ障にはグサッとくる「もらおうともかえそうともしなければ関係は始まらないんだよ」とか、「それはお前を使い甲斐のある便利な道具って認めただけだぞ」に対して「そういう打算ができる奴は友達くらい作れる」
二つ目深すぎて怖ぇ…。
電車で寝過ごしてしまい終点まで行ってしまった花浦。
お金もなく、取り合えず弟に連絡し朝を待つことに。
海と夜空を眺めながら修学旅行で見た同じ光景と都築との事を思い出していた。「あの時の方が星がよく見えたな」
弟から連絡を貰った都築が同じことを言って現れた。
人と繋がる上で同じもので共感・考え・更に相手の事を想えるなら尚更だよねー。
最後なんてヤれて良かったー!じゃなくて、お互いの想うことが同じで嬉しいって事が確認出来て良かった////だから。(いや、ヤることはヤったけど)
描き下ろしは小学生の時、都築が花浦を好きになった切っ掛けが描かれています。
理系VS文系って所かしら?
この頃からずっと一途に花浦の事を想っていたイケメンリア充都築はスゲーわ。
しかも花浦は分かるが都築もドーテーって…。美味しすぎるだろ!!ありがとうございますありがとうございますorz
私も性格ひんまがっているので、萌えるとかキュン☆とかほっとんど皆無なのですが、からり先生の作品は結構ツボに入る。
どの作品もツンの奴は何気に可愛いし、その相手は見放さないで受け止めてくれるし。
浮気や女に走る事もないから私的に楽しく読めます。
今更ながら今回の表紙は可愛いです(*´∀`)
人と群れるのが嫌いでクラスで孤立している湊(受け)は、ある日突然クラスの人気者の都築(攻め)に告白された。罰ゲームだろうと決めつけ、断る方がややこしいと思いOKしたが、湊がそう思っていたことを知った都築にキスされてしまい…。
タイトルのような「性格クズ」という印象ではなく、コミュ障+ツンデレ+人と付き合うのが嫌い、というような受けと、イケメン設定で性格も良く、人気者の攻めの話です。
イケメン×コミュ障、というのは割とありがちな設定かと思いますが、攻めのキャラクターがなかなか個性的で、楽しく読めました。自分の告白を罰ゲームだと思われていた、と知ったときの受けと攻めのやり取りには噴いてしまいました。
あと、受けの弟くんがすんごくいいキャラでした。「お兄ちゃんの友達だよ」という攻めに、無駄にハキハキと「僕の兄に友達はいません」「なぜなら兄はクズなので」。めっちゃ面白可愛かった。
押せ押せの攻めと腰が引けている受けとのコンビで、エッチに至るのに説得力があるかなと心配したのですが、そちらもとても自然な展開でした。最初は分からなかった受けくんの可愛さが、エッチの前後になって分かった気がします。
1冊まるまる同じカプの話で、実は小学校で同級生だった受け攻めの出会いを描いた番外編も入っていました。受けはこまっしゃくれた小学生でした。
作中でも弟にクズ呼ばわりされたり自分でもクズだと思っているようですが、卑屈で少しひねくれてるだけです。
むしろ正直でかえって誠実な人なのだと思いました。
実は小学生の頃同級生だった二人が高校で再会するのですが、受けは全く覚えていなかったようです。
その頃から花浦の事が大好きだった都築は同級生だった事は伏せたまま告白をします。
ここですれ違いが起きるんですよね。 罰ゲームで告白されてると勘違いしてしまうのもわかる気がします。
都築にとってはすごく勇気を出して告白したのに、人を傷つけるような罰ゲームをすると誤解されてショックですしね。
ここからじわりじわりと仲良くなっていくのですが、花浦が都築に惹かれていく様子が丁寧に描かれていました。
イケメンで性格も良くて人気者の攻めが受け一筋って王道だけれどいいですよね!
しかもちゃんと(?)童貞だったというのが嬉しかったです。 優しいのにちゃんと押しが強くて行動力がある攻めと自己評価は低めで卑屈で正直者ですが人を傷つけるような事はしない受け、いい組み合わせだと思いました。
二人が将来同棲するお話とかもぜひ描いてほしい!
志々藤先生の作品は初めて読みましたが他の作品も見てみたいです。
最近、ハマっている志々藤からり先生の作品です。
志々藤先生は絵が丁寧で、スッキリしているので読みやすいです。
表題作の他に同時収録されている『僕らが行けない宇宙の話』は、表題作の番外編です。
高校2年生のイケメン 都築 一朔くんと同級生の陰キャ 花浦 湊くんのお話。
湊くんは自他共に認める「ぼっち」です。
さらに、「性格があまりよくない」し、「友達が欲しい」とか「善良になろう」とか思っていない「クズ」なのです。
ある日、屋上に行こうとする湊くんは、同級生の一朔くんに呼び止められます。
何の用かと訊ねると、一朔くんから「ずっと好きだったんだ」と告白されます。
ちなみに、一朔くんは、学校でも有名なリア充イケメンです。
そんなイケメンに告白され、固まる湊くん…。
「あっ…これ罰ゲームだ」と思い付きます。
罰ゲームを断った方が面倒だと考えた湊くんは、お付き合いを受けることにしました。
大喜びの一朔くんは、さっそく湊くんをデートに誘います。
一方、湊くんは「罰ゲームのノルマ果たしてさっさと終わらせたい」と周りを見渡しますが…。
最初は、一朔くんが湊くんを好きになった理由が不明でしたが、2人は小学校で同級生だったようです。
そして、一朔くんが好きになったきっかけは、同時収録の『僕らが行けない宇宙の話』に描かれています。
愛の告白をした一朔くんは、湊くんをグイグイ押しまくります。
湊くんから嫌な顔をされても、メールの返信がなくても、拒否されても、めげずに頑張ります。
いや、頑張るって言うか、もう執着です(笑)
だって、一朔くんのゴールは結婚だからね!!
うーん、普通の男子だったら完全にストーカーなのですが、人気者でイケメンは許されちゃうのです。
湊くんは「クズ」なのではなく「不器用」なんだなと感じました。
本物の「クズ」って、こんなレベルじゃないですからね(笑)
でも、湊くんが自分に名前を付けるなら「クズ」だったのでしょう。
愛想もないし、友達もいないし、団体行動も出来なし、成績も悪いし、運動も苦手だし…。
でも、そんな湊くんの本質をきちんと理解し、尊重し、大切にしてくれる一朔くんってすごいなと思いました。
とくに、雨の中で2人が言い争いをするシーンはとてもいいですよ。
一朔くんの真剣な想いが伝わります(涙)
修学旅行のエピソードがほとんどなかったのが残念でした。
サーターアンダギーを食べているから沖縄ですね?
あ、1コマ目に那覇空港が描かれていた(笑)
夜の海で2人が会話するシーンがあるのですがとてもいいですよ。
あれ? この作品はいいシーンが多いんじゃね∑(๑º口º๑)?!!
ラストの電車の中のシーンもいいんですよ~。
「この人が傍にいてくれて良かったなって ずっとその繰り返し 何年先でも」
最後は、湊くんが自分も一朔くんに恋をしていることを自覚して、2人は結ばれます。
一朔くん、おめでとう~!!
同時収録『僕らが行けない宇宙の話』
小学生の一朔くんと湊くんの「宇宙」はつながるのか?
とても良いお話です。
個人的には、湊くんの弟 求くんが面白いなと思いました。
自分の兄を「クズ」呼ばわりしますが、何気に2人のキューピットもするんですよ。
ちなみに、求くんは一朔くんに懐いております(笑)
Hシーンは2回ありますが、どちらもラブラブ♡イチャイチャとは無縁です(涙)
続編の『クズは急には直らない』では、ぜひ2人のイチャイチャが見たい!!
って言うか、一朔くんの溺愛っぷりが増すのかな?
志々藤からり先生の作品を読むのは『リモコン彼氏』に続き2作目です。
少女マンガふうのキレイな絵なのに、ともかくセリフやモノローグの言葉のチョイスが独特で、ハマる人には堪らない作風だと思います。
テンポの良いストーリーですぐに読者を志々藤ワールドに惹きこみ、飽きさせることなく一気に読ませる。ちゃんと登場人物なりの信念や葛藤も盛り込みつつ、基本セリフのやりとりで大いに笑かせてもらえます(笑)。
重すぎずさらっと読めるのに内容はしっかり詰まっている、そんな物語を描かれる作者さまです。
ある日、学校一イケメンリア充・都築に告白されたコミュ障、ボッチの湊(多少性格歪んでますが、全然クズではありません)。
「あ、これ罰ゲームだ」と察した湊は、早くこのゲームを終わらせるため、放課後毎日のように都築とデートしますが、一向に誰もネタバラシしてこない。ゴールが見えず疲れ始めた湊は、ドッキリを終わらせようと「キスぐらいならしてもいい」と提案。
自分の愛の告白を罰ゲームだと思い込まれていた都築はマジ切れ。先程の言葉の通り、湊に強引にキスしてしまいます。
驚いて都築を突き飛ばしてしまう湊。
「あいつ頭おかしい」と思いつつも、都築の気持ちが本気であることを知ってしまった湊は…。
ノンケ湊が葛藤しつつも都築にほだされていく様子が見ていてヒジョーにきゅんきゅんします。
一方イケメン都築はかなりのメンタル強キャラ。拒否られても気にせず笑顔で湊を口説き続ける。そして、湊の前では若干残念なイケメンキャラです。
湊への思いを語るとてもいいシーンで、「オ〇ニーする時も思い出してた」と爆弾発言をして湊をドン引きさせたり、体をさわろうとしたら驚いてしまった湊に対し(驚かないように)「そうか。じゃあ、今から湊のチ〇コをしごくよ?」と真顔で告知したり、ちょいちょい見せるアホな態度がかわいいです。
いろいろありつつも距離をどんどん縮めていく2人。
ラストで2人が結ばれるシーンでの湊のモノローグが印象的でした。
『正直、都築とすごくヤりたいかって言うと多分そんなんでもない。
俺が今欲しいのは同じものを見て、同じ事を考える、そういうものだ』
『いてくれて良かったと心の底から思える時が来るんだろうか
流されたのでもなく、気の迷いでもなく、俺が自分の意思で都築を選んだのだと言える日が そんな日が早く来るといい』
余韻をたっぷり残しながら2人の物語は終わります。
その後の描き下ろしでは、小学校の頃、都築が湊を好きになった理由が描かれ、そして、ベッドでじゃれあう2人の姿がチラッと見られます。
いつか、湊がデレて(今はまだツン多めです)2人がいちゃいちゃする日はやってくるのでしょうか。そんな未来を想像してしまう、読後感さわやかな作品でした。
本気で告白する攻めと、それを罰ゲームだと思い込んでしまう受け。そう珍しいわけでもない導入だと思うのですが、そこから2人の関係性がゆっくり深まっていく様子が非常に丁寧に描き出されていて、ページを捲るごとに引き込まれていきました。花浦がツッコミ係でもあるので、思わず笑ってしまうシーンも多々ありつつ、要所要所でその時の2人の関係性を振り返り、自分の行状を反省したり、都築とのこれからを真面目に考えたりする花浦にとても共感を覚えました。
都築も一見ポジティブで、ただ明るく爽やかな嫌味のない人間に見えるのですが、時々花浦にかける言葉にはとても真剣に、かつ思慮深く花浦のことを見ているんだなぁと思わず感心してしまうほどの台詞があって、リア充な見た目に反し深い人生を歩んできているだなと、すごく魅力を感じる人物でした。花浦以上に、花浦の心情をよく理解している彼は、幼い頃から本当に花浦という人間についてたくさん考えてきた人なんだなぁと。彼が初めて花浦に惹かれたエピソードも素敵で、幼少期にこんな体験ができたのは尊いことだなと感じました。表紙やタイトルからはまったく想像のつかなかった純愛を見せつけられ、嬉しい誤算でしたね。
激しいタイトルですが、絵もストーリーもほのぼのタッチでわりと穏やかでした。主人公の湊はクズっていうよりひねくれ君って感じ。周りから見ると斜めからものを考える面倒な人、だけど湊本人にとってはそれが自然で、まっすぐな考え方なのかと思いました。
勘違いからリア充イケメンの都築と付き合うことになった湊。この自称クズ、実際にも頭の中でもとてもよくしゃべります笑。こんなセリフがつらつら出てくるってすごいな!?と笑っちゃいました。
都築はちゃんとした良い人で可愛いんだけど、メンタル強すぎて怖いくらいでした。でもこれくらいじゃないと湊は攻略できないから仕方ない。とはいえ都築には無理して頑張ってる感がなく、天然でぐいぐいっぽい。と思ってたらほわほわトーン背負って照れたりして、ギャップで忙しかったです。
どっちも天然でクセのある感じのキャラで可愛くて、なんだかんだ良い感じにまとまりました。お似合いだと思います。
お気に入りは弟君。「僕の兄に友達はいません(ハキハキ)」が最高でした!