詩雪
danshi no sairoku
何度読んでも飽きない暴走オブ "妄想" な一冊です。
電子購入した『妄想男子』と『怖男子』がヒットで超お気に入りだったのでこちらも購入してしまいました。変態メガネくんのエロエロ妄想ばかりの恋が本当の意味で叶う日は来るのか……気になる方は、ぜひ読んでみてください。イラストもすごく素敵!彼の妄想に終わりはありません、たぶん。
<収録内容>
『妄想男子』/『怖男子』/『ともに帰る』/『ちわ喧嘩』/『チラ男子』:「お仕事中」「妄想中」「撮影中」「山内君の実家にお泊り中」「山内君の実家でアイスキャンディ中」「君と一週間」「デート」「ちわ喧嘩のあと」/『おにのこ』/『ふる里』/『無料配布』
・上記以外にペーパー漫画がいくつか収録されているようです。
予想以上に収録作品数(物語としては2つ)が多く大満足。ちなみに『妄想男子』、『怖男子』はRenta!で各1チケット◎でした。こちらの本にはその続きや番外編なども含まれ、ボリュームたっぷりの再録集。
前半が都会の変態エロエロコメディ(こちらが長いです)・後半は少し重めな空気漂うある村でのお話、エロエロ着物男子たちが見られます(こちらはnot妄想)。全体的にほぼ妄想でエロいことばかりしている(←数えきれない妄想回数)のですが、展開としても大変楽しめる作品です。※段階ごとには書きませんが以下もネタバレありです。
登場人物は表紙左から、
里・山内一(兄):主に後半収録作品に登場、
山内十(弟)・浅田・課長:主に前半収録作品に登場。
山内十は就職で田舎から上京。浅田とは会社の同期で隣の部屋に住んでいます。ちなみにオフィスでの席も隣。ザ・執着の浅田は堂々とストーカーまがいなことをしたり、エロ妄想をしては日々山内を想っているようです。でもこの子、本当に山内のことが好きなんですよね。山内も浅田を信じちゃってるところがあるというか、あれだけされても大丈夫という空気で...つまり浅田は本当に嫌がられることはしていない(?笑)。そして驚きなのが浅田、意外にも営業はデキるらしい?!ということです。山内がこっそり浅田の営業現場を覗くシーンがいいです。浅田による妄想エッチではマヨネーズとかチョコとか…その他バリエーション豊富。私服とスーツ半々ほどで、ワイシャツ好きの方にもオススメ。そして課長もほどよい存在感です。後半収録の村のお話(山内兄登場)は、自然体の里や彼らの関係がよくわかるラストがよかったです。こちらにも浅田がさりげなく登場します(最高)。
ほかに、ペーパー漫画が入っています。ピンクの厚手紙で、A4を半分折りにしたもの両面印刷(A5×4)。「山内君の妄想の回想」by浅田です。このペーパー、とても貴重な回想になっていると思います。※ネタバレ注意↓
本編には描かれなかった、浅田が女子嫌いになった学ラン時のエピソードから始まり、山内が引っ越し挨拶時に持ってきた手土産(ハンドタオル)が「浅田にしかあげていないやつ」だと本人から聞き「俺にだけ? 好きなの!?」となったこと、やがて山内のことが気になりオフィスで彼を追っているうち妄想が暴走しだして今に至る……それを思い出している浅田、そんなお話かと思います。ラストは妄想じゃなく現実なんですねぇ、デレた山内!君たちラブラブじゃないか♡
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