シュガーベイブ

sugar babe

シュガーベイブ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×225
  • 萌26
  • 中立8
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
10
得点
226
評価数
72
平均
3.3 / 5
神率
11.1%
著者
暮田マキネ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784592720799

あらすじ

子供の頃は天使のようにかわいかったイケメン高校生のチカにとって、「かっこいい」は地雷ワード。今の自分を醜いと思うあまり、過去の自分を誰も知らない高校へ進学したが、昔を知る設楽恵純と再会し!?

表題作シュガーベイブ

設楽恵純,高校1年生,受の小学校時代の友人
津森千果,子供の頃は天使のようだった高校1年生

その他の収録作品

  • あとがき(描き下ろし)
  • カバー下:漫画「千果のためにできるコト。」「兄ちゃん達にできるコト。」

レビュー投稿数10

可愛い子専用

周囲で評判がすこぶる良かったので衝動買い。
ショタ攻か!?え?!かっこよく育っちゃった男が攻か!?
なんて読み進めておりましたが
邪な妄想にふけって申し訳ございません。
実に可愛く楽しいお話でした。

お話はといいますと、
10歳まではまるで天使のようだと揶揄されていた受。
自他ともに認めるエンジェル!!
しかし、あることがきっかけでそれはもろくも崩れ去る。
誰でも大人になる。
けれど多感な時期に「汚いね」と言われたひとことがいまだに
心のトラウマとなり胸にトゲとして残ったまま。
すらりと伸びた背、男前の顔。
人がうらやむ容姿でも可愛くなければ意味がない。
そんな受が再会したのは~なお話なのであります。

「あれだけめんどくさがりが必死にケツおいかけてるんだから」
のひとことにキュンとした。
ぐいぐいな感じがすごく好き。
あんまり表情が顔に出ないっていうのもポイント高いかなとも思います。

全体的にコミカルなタッチで描かれているものの
受が抱えたトラウマと攻のグイグイ。
楽しい一作でした。
「かわいいこ専用」をたくさん送りたい!

カバー裏。
いつでも身につけろとはゆったけど
それは自分がもってよーよとちょっと思ったw

7

シリアスとほっこりが絶妙

『還らずの夏』がとっても良かったので、今更ながら暮田さんを読み漁ってます。表紙はめちゃめちゃ可愛くてポップな感じですが、内容はドシリアスに分類されるんじゃないかと思います。




子ども時代に可愛い容姿だった千果。その可愛い容姿が自慢でしたが、DKになった今現在はその可愛らしさはなりを潜めてしまっています。が、「可愛くない」というだけで、彼の容姿はイケメンくん。
でも彼は、自身のビジュアルを受け入れることができなくて。

どうして「可愛さ」が必要なのか。
徐々に男らしく変化していく自身の変化をなぜ受け入れられないのか。

読み始めたとき、「可愛い自分」に酔ってるナルシストさんなのかなと思っていたのですが、徐々に見えてくる彼の過去のトラウマ、そして、そのトラウマから引き起こされている自己否定感。それらに引き込まれてしまいました。

たぶん暮田さんの描き方がお上手なんでしょうね。
表情や、回想。そして彼の周囲にいる友達たちの会話。
そういったもので、あからさまにではなく、少しずつ見えてくる。

千果の過去のトラウマを引き起こした人物が起こした行動は、はっきり言って事件です。さらっと流していい事象ではない。
そのあたりを突っ込んでの描写がないために人によってはもやもや感が残ったりしそう。

けれど個人的にはそこをあえて突っ込まなかったために、暗く悲惨なストーリーではなく、過去のトラウマを千果の友達や恵純(攻め)の力を借りて乗り越えたというサクセスストーリーになったんじゃないかな、と思いました。

恵純はわんこちゃんでした。
わんこ攻めが大好物なワタクシには非常においしい設定。
しかも天然ちゃん。最強でした☆

恵純も良かったのですが、千果を取り巻く友達たちがいい味出してましたねえ。
優しくて、思いやりがあって。彼らがいてくれたからこそ、千果は救われたんだと思います。

千果のクズな従兄。
そして優しい友達たち。
彼らのその後がぜひとも読みたいです。
特に従兄。彼も何か抱えてるんだろうな。それがあのゲスい行動の言い訳になるわけではないのだけれど。

本編では恵純と千果のエチシーンはあっさり。
んん?ちゃんとできた?
と余計なお世話と思いつつ心配になりましたが、でもカバー下を読むと大丈夫だったみたい。

シリアスとほっこりのさじ加減が絶妙で、とっても良かったです。

7

トラウマもち好きです。

受が周りにとても愛されていてよかった...

2

カワイイ昔の自分にコンプレックス☆

女の子にキャーキャー言われるほどすごくカッコイイ(右奥)のに、
天使のように可愛らしかった10歳の頃(左手前)と比べると、
醜くなってしまった…今の自分には価値がない……
そう心底思い込んで、こじれまくっている高校生が受けのお話です。

受けがそんな風になってしまったのは、
体も捧げていた大好きだった人(男)からの、ひどく心ない言葉のせい。
それが、
小学生の時にとても仲が良かった友達(攻め)と高校で再会し、
天然寡黙ワンコに成長していた攻めにストレートに想いをぶつけられて、
友人の先輩達にも優しく愛情深く見守られて、
その過去のトラウマを乗り越えていく……そんな内容のお話でした。


シリアスっぽい題材なんですが、
キャラの天然さや個性でコミカルテイストにして、
あたたかな印象を受ける、読みやすい1冊に仕上げられています。
攻めと受けだけじゃなく、
沢山出てくる脇キャラもみんな個性があって、楽しかったです。

ただ、1冊丸ごとひとつのお話で、読み応えを期待したのですが、
これ、なんかのスピンオフなのかな??
と思ってしまうような(多分違うと思うのだけど)、
説明不足を感じてしまう箇所がチラホラ~…
あとがきで、
叶うことなら続編を描きたいと作者が言っておられて、
大きく何度も頷いてしまいました。
ほんとだよーーせっかくいい話なんだから、
もうちょっと詳しく描いてスッキリとさせてほしかったな。

受けが仲良くしていてる先輩たちのグループ(特に攻めの兄)と、
どうして受けは学年が違うのに、こんなにも絆が深くて、
お互いを大事に想い合っているの?仲良くなったきっかけは?とか、
攻めと受けとのエッチはどんな感じになったの??とか、
詳しくちゃんと見たかった~~~~~
エッチしたことは会話で分かるのに、見せてくれないって、
なんだかお預けをくらったようで、ううう~~~…!!


とてもいい話で楽しいところも色々とあったけれど、
これ1冊だと不完全燃焼……ちょっと残念さが残った1冊でした。

12

充くんの観察眼

表紙からしてショタ?と思いがちですがそういう描写はあまりありません。回想シーンでちらっと程度です。

猛プッシュする攻めが真面目なのか天然なのか、なんでも仲間に相談してしまうピュアさにニヤニヤしてしまいます。エッチシーンはなく、キス程度ですが可愛いと言われただけでトロンとしてしまう千果の表情が色っぽいです。

仲間の千果に対する過保護ぶりも見ていて微笑ましく、あの仲間うちでスピンオフが出来そうだなと思いました。

3

トラウマ持ちの受け

かつての彼氏(ショタコン)に、どんどん可愛く無くなるお前に価値はない、と刷り込まれて生きてきた受けをみんなで可愛がる話。

久しぶりに再会した攻めから可愛い可愛いと溺愛され、トラウマに囚われていた受けが心を開いていきます。
世界を救うのは恋愛バカなんだな〜という気持ちになりました。

「可愛いに執着する受け」という設定がそもそも好きなので楽しく読めました。攻めが転校してくる前からいる周りの方々も受けを溺愛してくれているので、受けは愛されていることを早く気づいて〜となりした。

1

シリアスなのに甘い

作者さんの漫画を初めて読みました。絵が可愛らしくて、ストーリーも今までに読んだことのないような設定で、面白かったです。ただ、チカの“可愛い”への執着が見ていて可哀想になってくる程でした。従兄弟のお兄さんに言われた言葉がトラウマになって、ご飯を少ししか食べない、イチゴ牛乳は可愛い人しか飲んではいけないなど、相当過去にとらわれているのだなと感じました。
そんなチカが恵純の優しさに溶かされていく様子を見て、心から良かったなと思いました。

また、劉兄や周りの人達の心配ぶりもチカがどれほど大事にされているのかが伝わってきて良かったです。

従兄弟のお兄さんは、ただただ嫌な奴でした。あんな幼いチカ(何歳かは不明)に手を出すか普通…見ていて不快極まりなかったです。

仲間のスピンオフとかあれば読んでみたいです(^^)

0

周りのやつらが最高にいい人

表紙から可愛いほのぼのを予想していたのですがなんともまあシリアスでした!


千果のトラウマになる男が潔いほどのクズで本当に胸くそ悪い!
周りの友人達よくボコボコにせず我慢してると感心するほどムカムカします。

そんな千果の友人達は本当にいい子でいい子で。
千果は友達に恵まれているなぁとうるっときます。
千果がトラウマとなった清人から完全に解放される時一番近くにいるのは恵純だと思いますが、それもきっと周りのサポートがあってこそだろうなと。
もちろん恵純もいい子でイケメンです!
あの天然具合はもはや男前と言っていいでしょう!!

絵はもちろん綺麗で可愛くて素敵なのですが、グッとくるセリフが多いなと感じました。
カッコつけてる感がないのもまたお上手です。

心残りなのはエロが少なかったことですかね。
もっとえっちい千果と興奮している恵純が見たかったです。

0

すべてスッキリ!とはいかない

表紙だけ見たらショタ。
でも中身はかなり深刻なトラウマを抱える男子高校生の話です。

暮田先生の作品の中で、唯一この本だけ初読から一度も読み返していませんでした。
トラウマを正面からシリアスに捉えるのではなくて、支えてくれる愉快な兄貴的存在のみなさまに囲まれつつ、小学校時代の唯一の友人とのおかしな再会もありつつ、というコメディタッチで描いているので、焦点がどこに当たっているのか曖昧な感じがしてしまって、もやっと感が残るんですよね…。

幼い頃は天使のように可愛かった千果。
みんなに愛されていた自分にとって決定的な出来事があってから、自分の体が成長していくのが許せずにいた彼の前に、昔の可愛い自分をよく知る恵純が現れて…。

という再会ものです。
恵純の真っ直ぐすぎて猪突猛進すぎるキャラは大好物だし、兄貴分たちもそれぞれキャラが立っていて面白い。
それに対して千果のトラウマがものっすごく重いです。

「可愛くなくなったから、もう誰からも愛されない」
この先の自分を全否定するような呪いの言葉に、一体どれだけの年数、囚われてきたのか。
善悪の区別もつかない幼い子供に従兄弟がしたことは、本当に許せないし、そもそも犯罪です。
スッキリしないのは、千果が弱すぎることと、周囲にこれだけ支えられても前へ踏み出せないこと、結局従兄弟を見返すことができなかったこと、この3点に尽きます。
ここまでトラウマをがっつり中心に据えているのに、その面での本人の前進が一切見られないことにもやもやするんですよ。
だって他校の女子が通学路で待ち伏せするほどのイケメンなんですよ?
トラウマを与えた張本人に「俺はもうお前から傷つけられることはない!」くらい言ってほしいじゃないですか。
それをずーーーーーーーっとうじうじと悩んで、拒絶されたことを悲しんで、「え!?そんなに好きだったの?」って思うじゃないですか。
でもきっとあの年代の「好き」ってそんなに大きなものじゃない。
寂しいときに優しくしてくれた大好きなお兄ちゃんに嫌われないために、何でもしたとは言え、そのときはそれがどういうことかすら理解していなかったはず。
後からだんだん分かってきたら…、嫌悪感が湧くものじゃないのかな?
自分が汚いという風に行かずに、いつまでも「可愛くなくなったから、誰からも愛されない」っていうところで止まってる。
不思議です。
あんなに親身になって愛してくれてる兄貴分たちを全否定じゃないですか。
というわけで、トラウマ部分に関しては、全面的に納得が行かず…。

それを「萌」まで持って行ってくれたのが恵純でした。
この子、いいです。
とにかく真っ直ぐすぎて、情緒とかそういうものを理解しないタイプ。
こういう子が一直線に好き!ってなると強い。
その強さに萌えます。

ツッコミどころはいろいろあって、恵純の兄や他の兄貴分たちが、年が違うのにどうしてここまで千果のためにしてくれるんだろう?とか、その辺りが詳しく描かれていなくて、最初から「千果のお世話係」みたいな感じなので、ちょっと違和感があります。
イヤーカフの件ももう少し突っ込んで描いてあった気がしたのは、わたしの妄想だったようで、どういう経緯であげたかは描いてませんでした。

結局はっきり分かるのは、恵純がナイスキャラということと、恵純が「好き」を自覚した瞬間の描写が素晴らしいということ、それに何も前進していない千果が、可愛がってもらう相手を従兄弟から恵純に変えただけということのみでした。
ぐぬぬ。

0

謎でした

読み始めたからと最後まで読みましたが、この方の他の作品を手に取るのをためらうくらい中途半端なところが気になる作品でした
途中で終わらせられてしまったお話なのかも知れないと思いました
自分の欲求のために酷いことをする男が出てきて、偶然会ってしまう距離にいること
精神的に不安定なんてもんじゃない主人公を高校生の周りがやたら親身に世話をしていること
途中から新しいキャラクターが意味不明な理由で接近してくること
それらを放ったらかしにしてとにかくカップルを成立させて終わってしまいました

2

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