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「ラムネのシャララ」
このタイトルを見て、あ!なんか良さそう!と感じた方は読んだほうがいいです。
絶対にその期待を裏切りません。
夏のプールで繰り広げられる二人のお話。
恋する気持ちをラムネの泡に例えたり、恋をラムネの中にあるビー玉に例えたり、友情をラムネ瓶になぞらえたりとタイトルにもなったアイテムの使い方が非常に上手でした。
タイトルの通り、シュワシュワしたはじけるような清涼感、お話の舞台となるプールの冷たい水飛沫やきらめき、青春の輝き、そういったものが線の細い繊細な絵と相まって存分に感じられるお話でした。
プールに潜って上を見上げた時のシーンと、最後の水中キスシーンがお気に入り。
夏に読んだら最高だろうな。
道で倒れた釜地を助けてくれた鈴屋。お礼を言いそびれてしまい、もう一度会いたいと思っていた釜地が弟をプール教室へ送りに行くとそこにいたのは...
人も背景もすべてがキラキラしていて、カラッと晴れた夏の爽やかさを感じます。この作家さんの絵は夏がよく似合う。
5年ほど前に描かれた作品とのことですが、絵も綺麗で中身もあり、40ページとは思えない満足感がありました。
恋する気持ち、光を反射させたプール、それぞれがラムネになぞらえて表現されています。夏っていいな、青春ていいなと感じさせられます。
キラキラした2人を見て、青春に思いを馳せたい方はぜひ。