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nemurineko wa kuchiduke de mezamenai
紙書籍化を待ちきれず、電子書籍で購入した今作は、
不思議でピュアなデビュー作に続く央川みはらさんの二作目。
story1『朝焼けにとける声と体温』(35P)と
story2『ふまじめな同性交遊』(26P)の2話に加え
オマケの4コマ(1P)が収録されていました。(次巻への続きもの)
真面目で野球一筋の山田は、事故で視力が低下して以来、
マネージャーとして野球部に携わっていた。
ある日、木の上で眠る(!)不思議な同級生あさと出会い
木から落下し、寝ぼけたあさに突然キスをされてしまう。
居眠りばかりな上に、同性の幼なじみ宵(しょう)と
事も無げに体の関係を持つあさに戸惑いながらも、
少しずつ距離を縮めていく山田だが―
前作以上に見易くて綺麗な絵柄がとても素敵でした!
央川さんが描く、学ランや野球のユニフォーム、
ジャージ姿の高校生男子たちは眼福です♡
物語としては、真面目で純情な(元?)野球少年・山田と、
変わり者の居眠り&遅刻常習犯・あさの出会いと交流が
央川さんらしい、ちょっぴり不思議なテイストで描かれています。
山田が事故で野球を失った直後に出会った”とある子”との回想シーンが
今後のストーリー展開のエッセンスになっていて、
その子とあさは同一人物なのか、又、
あさの心に秘められたものは何なのか、すごく気になります。
今回個人的に一番魅かれたのは、あさの表情でした。
キャッチボールに顔を輝かせたり、山田に柔らかい笑顔を見せたり。
押し倒した山田に、行為を止められた際の
何とも言えない表情の真意もスゴク気になります。
本心が見えないあさだからこそ、表情ひとつひとつに
何かが込められている気がして見逃せません。
キスシーンはあるものの、まだ気持ちが芽生え切っていないふたりが
今後どんなふうに動いていくのかとても楽しみ♪
評価は次巻への期待を込めた、萌×2です!
◎電子書籍版のオマケの4コマ漫画
あさに「渡したいものがあるんだが」と
山田が妹と選んで贈った物とは―?
「ありがと」と言いながら包装を開けるあさと、
その横で”妹”という言葉に反応する宵(安定のたらし)。
中身は小学3年生用の漢字ドリル2冊、というオチでした☆