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houtou nagaya no neko
もう最高です!
恋愛って成就してからが難しいと思うのですが、
4年もたったカップルのお話です。
攻めが浮気性なのが最低、というのはその通りですが、
受けも嫌われたくない、ことを荒立てたくないと思って、
浮気を気にしていないふりをするのです。
相手を好きだから離れたくないし、
相手が自分を想っているのは分かっているし、
経済的にも依存してるから離れたら人生は大きく狂うし、
本音も打算もすべて別れてはいけない方向を向いているんです。
だから、我慢してしまう。
それが積もり積もって爆発してしまうんですね。
攻めは最低なんですが、こういう男の人、いますよね。。
奥さんと別れるつもりはないが、若い娘と楽しみたい、という人。
まるで、世の中の夫婦を見ているような感覚でした(*^_^*)
こういう同棲生活の日常が描かれるのっていいですね。
最初は家事折半と言ってたのに、結局9割がたやっちゃってるし、
ご飯作らない方が後片付けをするルールもなし崩しになるし、
1か月もご無沙汰になってしまうし、、
こういう現実感のあるお話、大好きです。
今まで読んでなかったのがもったいない!
凡そ十五年前の、榎田先生初期の頃の作品です。
東京の下町が舞台、受けのまひろは29歳で美人で一応イラストレーター。攻めの優真は二歳年下で、営業マンで、二人は同棲四年目。既にできている男二人のすったもんだの物語。
この優真がね、本当にガキで読んでてカチーンとムカつくわけです。挙げ句の果ては女性と浮気しますからね、こいつは。
二人が住んでる放蕩長屋の主、春彦の方が全然いい男なのに、なぜまひろは春彦にいかないのか。
たぶん、もう少し前に読んでたらもっとムカついて、評価も違くしてたかも。
いえ、今も浮気に寛容では決してありませんが。
登場人物の一人にちょっとムカついても、この作品は面白かったのですよ。
下町が何ともいい感じに描かれていますし、特に劇的な出来事はないのに飽きずに読めて、優真も憎めないところがあると思えたり。
一つだけ言いたいのは、ラストのまひろには驚きました!
(ネタバレです)
まさか、過去のまひろはタチだとは。そうきたかー。
最近、榎田先生が大好きになり、いろいろ読んでいますが、初期のこの作品もさすがの完成度だなと思いました。
なっさけなー
本当に情けない男だなぁ、遊真よ……
超美人のまひろと付き合いながら、女は別腹とばかりに浮気しまくる男・遊真。
しかも、選んだ女が遊び慣れた見た目とは裏腹に、健気ないい子で、しかも処女!
その浮気を隠し通せず、まひろの友人や本人にもあっさりバレる始末……
まひろに捨てられてからの遊真の情けなさ。
ザマァ!と言いたいところだけど、それを通り越す情けなさ;
話し方から何から全てが女々しい。
本気で遊真に恋していた、浮気相手の美咲さえも引かせるほどの無様さ。
それでも、まひろは遊真がいいんだもんなぁ。
分かんないよ。
春彦っていう超絶いい男がそばにいてくれるのに、なぜこんな男がいいのか?
甘えてくれる男じゃないとダメってことなのかね。
だめんず好きって一定数いるもんね。
あー、でも面白かった。その点では、神だと思う。
先が気になって、あっという間に読みました。
まひろの幼なじみ・春彦と千鳥が最高なのよね!
スピンオフも読んでみようかなあー
とても好きな作品なんです。それは間違いないんですが、評価はすごく迷うんですよ。『萌』か『萌×2』かで延々と・・・何がって、もう遊真(攻)がダメ過ぎでしょう!
もうとにかく、まひろにひとこと『男の趣味悪すぎ!』と言いたいです。ホント、こんな男のどこがいいわけ?こういう言い方はなんですが、コイツを逃がしたら後がないくらい『縁のない』タイプならともかく、まひろならいくらでも選べる(というか、すでに春彦というイイ男が控えてる)のに、こんなダメ男捨ててしまえ!とこちらが熱くなってしまいました。
ちなみに春彦は、『最強の当て馬』だと思います。他にも、『当て馬の方がずっといいよ!』という作品はあるのですが(主に攻が救いようのないダメ男・・・)、多くは当て馬が『生きてない』んですよね。あくまでも『当て馬』として作られただけの存在というのか、おキレイ過ぎるんです。その点春彦は、さすが榎田さんというべきか、いい意味で生々しいんですよね(ニュアンス伝わるでしょうか?)。
もうひとつ、BLにおける女性キャラクターは、単なる狂言回しの場合がほとんどでしょうが、遊真が浮気した女の子はホントに可哀想でした。女性キャラクターにこんなに思い入れること自体まずないですよ。『振られて当然』『早く別れろ』と思うことはあっても(我ながらヒドいな・・・)。
遊真は『もう浮気はしない!』と土下座してまひろに許してもらったわけですが、あっさり許してやるのは甘過ぎますよ!こういうダメ男には、もっと目にもの見せてやらないと気がすみません。
しかし、浮気はいわば『病気の一種』だから、治らないんじゃないか・・・とこの先が気になってしょうがないです。
すでに出来上がっているカップルの危機。キュンキュンする。
東京下町を舞台に、受けがどんな環境で育ってきたかが冒頭に描かれている。榎田先生の最初の一行が好きだ。なんたってツカミがうまい。
まひろの幼馴染み、千鳥と春彦も準主役級で、春彦の方は大事なまひろを恋愛対象として思っていたがゆえに、バイで女の子好きな遊真(攻め)のことをよく思っていない。
実際、遊真からの猛烈なアタックから二人が付き合い始め、三年ほどでマンネリ気味に。どうも遊真の動向が怪しい…。遊真より二つだけ年上で姉さん女房的なまひろは、玄人相手の浮気くらいは目をつぶってきたけれど、クリスマスプレゼントを隠していて、それが女の子へのものだったうえに、上司のを預かっていると嘘をつかれて逆ギレされた日にゃあ、いくら大人ぶってても言うときゃ言います…!
遊真の方も、もしやまひろが何も言ってこないのは自分に関心がないからでは?と相手の女の子から入れ知恵されて、不安になっちゃったりしてるのね。問いただすべきことと、聞いて確認できることを疎かにしてきちゃったゆえのすれ違い。
あわや春彦にまひろを持っていかれちゃうかというところでやっぱりまひろは遊真が好きで、遊真を選ぶのです。
最終的には意外にもいい感じにまとまって、めでたしな締めくくり。
ちなみにもともとまひろはタチだったようです。いつでもお仕置きのチャンスはあるよ笑?
もうずいぶん前に読んだのですが、リンク作品の『猫はいつでも甘やかされる』が手に入らなかったので、いつか読もうと思いつつようやく手に入れたので再読しました。
『浮気男と耐えるオンナ』のパターンは数多く、結末は大抵浮気男が後悔して謝って元サヤ というのがほとんどですが、浮気男がコテンパンにやられていろいろ痛い目見てほんとごめんなさい許してください、と取りすがってこそ最後にすっきりするものです。
でも、そういう話に萌えるか萌えないかと聞かれれば、そんな浮気男のどこがいいんだか、今すぐ捨ててしまえというよう男ばかりで、元サヤに収まってもきっと近い将来また浮気の虫が騒ぎだすんでしょうねと思うとそこに萌は見いだせないほうが多いです。
この話の遊真は、その名の通り遊び人なんですね。
浮気は男の甲斐性だったり、大好きなのはまひろだけど玄人さんの女の子や遊んでる子と遊ぶのは問題ないと本気で思っている大ばか者です。
だけどその相手のまひろもまた、浮気の気配を感じでも見ないふりして鬱屈をため込んでしまうおばかさんです。
何でやさしくて仕事のことや過去の傷についても理解してくれる色男の幼馴染を好きにならないのかと、とまひろを叱ってやりたくなります。
でもまひろは愛されるより愛したいし、甘やかさせるより甘やかしたいタイプなんでしょうね。
そうしてまた、ダメ男にとって自分だけがわかってあげられる、更生させられると勘違いしてしまう性質でもあるようです。まるでDV男の暴力に耐える妻のよう見ていて気持ちのいいものじゃありませんね。
そんなまひろの幼馴染の春彦がほんといい男なんです。
遊真と正反対で。
着物の似合うお茶の先生で粋な色男です。
遊真に傷つけられたまひろに再度の告白をしたけれど、ボロボロで情けない姿だけど遊真がいいと家に連れて帰るところを見送ったときの描写の最後の一文がよかったです。
お茶室の庭でまだ咲かない梅のつぼみが落ちていくという表現で、春彦の恋が開花せぬまま終わったんだなと彼の悲しみを見たようでしんみりしました。
そして、どうか春彦に恋の花を開かせたいと願っていたところに、スピンオフ作品の春彦が主役の『猫はいつでも甘やかされる』です。
という訳で、主役カップルには萌えませんでしたが、春彦でポイント加算され萌評価となりました。
下町の「放蕩長屋」と呼ばれる古い家屋に一緒に暮らす、イラストレーターのまひろとサラリーマンの遊真。
失恋したての遊真はまひろに一目惚れし、口説き倒して付き合うようになって早3年半。
自分から猛アタックしたくせに、バイの遊真はまひろに隠れて女の子をしょちゅうつまみ食いしているのですよ。
優しくて面倒見がよい菩薩のようなまひろに甘えて、やりたい放題。会社の後輩の女の子を口説いてクリスマスイブにホテルを予約してってあたりで、なんで男女の事後話をBLで読ませられないとあかんの?と今回もなってしまい、また本を閉じそうに。
でもその辺から、あれ?これはもしかして遊真は当て馬じゃないの?と思えてきたら、俄然読む気になってきました。それは、幼馴染の春彦の存在がぐぐっと浮上してきたから。
茶道の家元の一人息子の春彦。飄々として適当にふらふらと遊んでいるところから呼び名は放蕩息子。
まひろたちが暮らす長屋内のお隣に住んでいる春彦は、長屋の大家の息子でもあるもんで、放蕩長屋と呼ばれているというわけです。この春彦と幼馴染から恋人へとシフトチェンジするための、遊真は通過点なんだよね!ね?
なんていう私の淡い期待は叶わず、やっぱし春彦が当て馬なのでした。
ああ~もう!こんなヘタレ駄犬のどこがいいの?どうして春彦を選ばない!…そういう話はゴマンとありますが、こればかりは許すことができなかったなあ。
最後までどこにも良さが見いだせなかった遊真は、私の中の攻めワースト1に輝き、とうとう『美しいこと』の寛末を追い抜きましたよ。
珍しく出来上がったカップルのお話です。
まひろは、恋人の遊真と『放蕩長屋』と呼ばれている下町の長屋で暮らしています。この長屋は、まひろの幼なじみ・春彦が大家をしていて、同じ長屋で生活しています。
放蕩長屋の住人は、この3人なのです。
最初はまひろ一筋だった遊真でしたが、3年も経つと他にも目が向くようになり、浮気の虫がもぞもぞと動くのでした。
また、まひろはそんな遊真を好きにさせていたんです。素人には手を出さないと信じているんです。
これまでは、浮気を感じていても熱が冷めるまで…と追いつめずにいたまひろでしたが、とうとうストレスも限界まで来ていたようです。
年上で甘えられると思っていた遊真ですが、甘え過ぎです。何でもかんでも、簡単に許してもらえるなんて!
このへんで、私も思いっきりキレちゃいましたね。先を読むのが辛くなるくらいに。あまりな遊真に、耐えられませんでした。こんな男ばかりじゃないとは思いますが、浮気は男の甲斐性だ!なぁ~んて開き直られたら…ねぇ~?
ボロボロになった遊真が土下座をして謝り、なんとか元の鞘へ収まるんですが、そこへ至るまでにもまだ一波乱あるんです。
ホント、バカな男です、遊真って。でも、そんな遊真が好きなんですよ、まひろは。
これを機会に、浮気は一切やめてまひろを幸せにしないと、ホントに許しません! 今度浮気したら、絶対捨てましょう。そのくらいの覚悟でいて欲しいです、お互いに。
で、気の毒だったのが、大家の春彦。
まひろのことを大事にしていたのに、年下の浮気男に盗られただけでなく、別れそうになっていたところを、まひろの幸せのために一肌脱いで元サヤに収めちゃうんだもん。
春彦の思いの分、遊真はまひろを幸せにしないと!
いやー良かったv
あたし先にお友達から「猫はいつでも甘やかされる」(この話のスピンオフw)をお借りしたので、やっと本編が読めて良かったわ♪
ラストの米を研ぐ時の描写とかすばらしすぎる…!!
こういうふとした一文にぐっとくるわぁ(>ω<)
しかしこんなダメでどうしようもない攻めは珍しい;
浮気するし嘘つくし…嘘つく攻めってないよねww
というか受けの傍には、猫は~の主人公でもある幼なじみの、優しくてめっちゃいい男がいるのにさ…!!
どうしてあんなどうしようもない男を選ぶんだろう…
ああ、また猫は~を読み返したくなった!!!!
主役カップルよりも、脇役の春彦に萌えて萌えて、泣きました。
長屋を舞台に繰り広げられる、できあがっちゃった恋人同士の話です。こういう話って珍しいよねぇ。倦怠期と浮気、そして、それを乗り越えてまた結ばれる二人のお話。
人情あふれる長屋の様子が、榎田尤利さんの筆で優しく描かれてます。
受けは、美人のまひろ。優しくて、芯が強い。
攻めは、アホアホの遊真。ほんとにアホアホです。まひろが優しいのをいいことに、浮気を繰り返している下半身ゆるゆる男。リアルにこういう男いるんだよねー。一回死ね。
遊真より春彦のほうを選んでくれ!と思ったのは、私だけじゃないと思う。
春彦もさー、無理やりヤッちまえば良かったんだよ。我慢強すぎるアンタには、脱帽だよ。泣けて泣けて仕方なかった。
オチにはちょっと笑いました。そっちやったんかい!みたいな。