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koyoi mo issho ni nemurasete
とってもよかった〜〜!;//;
初読み作家さんだったのですが、夜が更けていて、ほのぼの優しい気持ちになれるようなお話が読みたいなぁと思って引っ張り出してきて読み…まさにそういう時、とてもおすすめな一冊となりました。
始めは表紙のふたりではない、睡魔攻めの話。
その次が表紙の、睡魔受けの話。あとはわんちゃんに関連する高校生幼なじみカップルと視力の低い大学生後輩×先輩の話。睡魔は攻めのスイと受けのネムを漢字変換したら睡眠になるの、おもしろいなぁと思ったのですが中身もきゅんっきゅんしました。
健気受け効果…でしょうか。
うるっと、何度も。
健気に健気に、見えてないところでも日々思いやって積み重ねて、相手の為にがまんを繰り返して。自分を、犠牲にしてしまうくらい。なのにすれ違って…
本当、睡魔たちは魔のつくものと思えないくらい癒しでした。後の視力の低い受けを見ても、そういう可愛さが活きる作風で描かれていることを感じます。他ではえちも描かれていると耳にして、ぜひ他の作品も読みたいと思った作者さんでした…!
これからは、睡魔も眠れない夜を楽しんでほしいですね()
繰り返し読みたいと思います。
4CPのお話が読める短編集ですが、どれもエッチなしの作品です。
前に読んだ「真夜中に恋の花」は短編集ながら、
たしか全話にエッチシーンがあったので、
エロはしっかりと!な作家さんかと思っていて、意外でした。
でも、エロなしでもちゃんと面白かったし萌えましたよ♪
(エロありでも評価は同じにしたと思います✩✩萌え×2寄りです)
掲載順に内容を紹介✩
■「おやすみの時間に」1話
睡魔×小説家 で、あらすじの内容はこのお話のものです。
睡魔は人間の良質な眠りをパワーにして生きている魔物。
小説家の都が寝る間を惜しんで仕事をしていると、
睡魔は腹ペコに~~あの手この手で寝させようとするのが可愛い☆
でもある時、
仕事が上手くいかない受けの都は数日ほとんど寝てなくて、
心配する睡魔にもきつく当たってしまう。
すると睡魔は都の前から、姿を消してしまって……
■「プリーズ&スリープ」2話
こちらの話は、ライター(表紙下)× 睡魔(表紙上)です。
普通、睡魔は寝ている人を渡り歩いてパワーを得るのだけど、
人間に入れ込んでいる「おやすみの時間に」の睡魔に影響されて、
目が合ってドキッとしたライター(攻め)に憑りつくことにした、
睡魔のネム(受け)。
だけど攻めはショートスリーパーで、ネムはいつもお腹がペコペコ。
それでも攻めから離れないのは、
攻めが眠る時に感じる快感は甘くて格別だから。
そして、攻めの存在自体もどんどん特別になっていって、
小説家になりたかったという夢を応援しようとするのだけど……
健気で一生懸命なんだけど、ちょろい?感じもあって、
まるで仔犬のような可愛さのある受けが、すごくよかったな♪
■「バカな犬でごめんよ」1話
幼い頃、飼っていた愛犬が死んでしまってから、
感情を表に出さなくなってしまった幼なじみの受け。
その受けに片想いをしている攻めは、犬役をかってでて、
その関係は高校生になっても続いていたのだけれど、
受けが新たに犬を飼うと言い出して…
■「まえもハートもみえやしない」1話
すごく視力の悪い受けの眼鏡を、大学の後輩の攻めが壊してしまい、
お世話係として数日一緒に住むことになって…というお話。
見えなくて…のエピソードがいちいちとても可愛い♪
でも、表情も見えないので誤解も生まれて……
(本編にはないけれど、カバー下の4コマ漫画にHシーンあり。
チラッと見せられると、本編でも見たかったよ~!と思っちゃった)
どのお話も粒ぞろいで、微笑ましくて癒されてました。
次作も楽しみにしたいと思います。
表題作と2作目は「睡魔」を題材にした物語。
「睡魔」とは悪魔のような姿をしていて、
人の睡眠を食料として生きる生物(?)です。
特定の主人というものは作らず、良質な睡眠を求めて
人から人へ移ってゆく……。
ここまでのアイデアはいいと思います!
睡魔が人の形をとる! なかなか考えつかないですね。
しかし本を読むにつれ、そのアイデアだけではストーリーの面白さが
枯渇してしまい、うーんと唸らずにはいられませんでした。
■おやすみの時間に
表題作です。
主人公のライター(受け)の前に現れた睡魔・スイ(攻め)。
仕事柄、受けはなかなか眠ろうとしません。
そこでスイがあれやこれやと手を尽くし、受けを眠らそうとします。
しかし、睡魔であるスイが先に寝てしまう始末……
ってか!
睡魔なのに、寝るのかっ!?
睡眠、必要なの??
謎だ……。
この作品はエッチ無しでほのぼのしているのですが、
一捻りが足りない。
なんだかんだ言って、受けがちゃんと睡眠をとるようになったのは、
ハテナマーク。
おーい、仕事は大丈夫なのかー?
このままスイにほだされていたら、ニート一直線だぞ?
■プリーズ&スリープ
表題作より長いです。
今度は受けが睡魔で名前がネム。
睡魔の設定にちょっと退屈になってきた私は、パラパラーっと斜め読み。
こちらの作品もほのぼのしてて良いのですが、物語には入り込めず、
共感もできませんでした。
アイデアは良いのですけどね…。
睡魔の短編1つに留めておくべきではなかったかな…と思いました。
■バカな犬でごめんよ
受けと攻めが幼いころ、受けの飼い犬が死んでしまい、
「代わりに俺が犬になる」と攻めが宣言して、そのまま大きくなり、
高校生になっても、攻めが「犬」をつとめているという話。
受けと攻めが微笑ましい1作ですが、いくら愛があっても、
「犬」にずっとなるというのは苦しい気がします…。
■まえもハートも見えやしない
視力の悪い青年が、ネガネを踏まれて割られてしまい、
割った青年が、コンタクトレンズが届くまで、
視力の悪い青年の手足になるという物語です。
「期間限定」ということだったので、レンズを割った青年も
親切に応対したのでしょうが、これが「無期限」だったら、
どうだったでしょうね?
初対面ならなおさら、応対しかねるのではないでしょうか。
◆◆ ◆◆ ◆◆
さらっと始まり、さらっと読めて、さらっと読み終わりました。
読後、なにか印象に残ったかと言われれば、あまりないかな、
というところです。
悪くはないのですが、特別良くもなく…と言った感じで、
読んでいる間はいささか退屈で、作品にあまり執着はしませんでした。