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love me thru the night
神評価のCDでしたが、コミックスとなるとまた違う感慨が…。
正直、コミックスとCDは別物のような気が私はしましたけれども、
どちらもそれぞれの見どころ、聴きどころがあります。
(特に私は三木さん&野島兄さん贔屓なのでw)
中学のバスケ部の仮入部がきっかけで話すようになった二人。
勿論友達としてしか思っていなかったのに
夏のある日教室に二人きりでいると、
校庭から聞こえる部活動の生徒達の音が遠くなるようで
世界から切り離されたような感覚に…。それが、初めて意識した出来事。
部活に遅れて罰として走らされた時、ひろは足首の靭帯を一本切ってしまいます。
それを自分の所為だと泣くじゃくる律。
ムリを言ってひろの家に泊まらせてもらい、看病しますが
熱にうかされるひろを、自分の欲望のネタに…。
松葉杖を珍しがってクラスメイトが写真を撮るのを
必死に阻止しようとする律ですが、結局撮られ
その写真は10年後も自分の部屋にあるのです。
ゲイという事も、ひろを好きだと言う事もずっと隠しとおして
親友の立場を守りぬく姿勢が切ないのです。
ひろは、律の気持ちに気が付かずにいますが、
親友という免罪符をかざして、
社会人になり出張の度、地元なのに実家に帰らず、
ビジネスホテルも使わず律のアパートへ泊る。
彼女を作っても、いつも長続きしない。
一方、ひろの好物ばかり用意してくれ、
急な訪問にも何一つ嫌な顔はしない律。
それがどんな意味なのか、お互いわかってもいいようなものですが
10年も親友でいたら、簡単に言動には表せられないでしょう。
律の、体だけ満たしてもらう彼との修羅場、
ひろが眠っていると思い、こっそりしたひとりHに気付かれた気まずさを乗り越え
ようやく想いを伝えあう後半。うっとりしてしまいます。
長年の片想い(だと思っていただけ)でしたが、
自分用にと潤滑ゼリーを用意しておいたひろにもだもだしましたw
1話目、律の「片想いでもいいや」というのがザックリきました。
ひろとこのままずっと会えるのならば。
そう思える恋って、一生のうち何度も出来るものではないでしょうね…。
後に、初期作品集・下に収録された本作
紺野さんは、BLコミックに手を出したかなり早い時期に、表紙見るなり、「この手の絵柄、好き!」って集め始めた。
お話は、片一方は自覚も体験もあるゲイの子で、もう一人を中学の時からずっと好きなんだけど、打ち明けられずに、それでも友達としてだけでもと、ずっとつきあっていて、、、
BLの基本パターンの一つ。
前半は、それでぐるぐる、それが後半、結局両想いだってわかって、あとは本格的にSEXシーンが、、、
この作品、って言うか、紺野さんの作品は、グルグルしたりジリジリしたりのストーリーがメイン
絵も、さっぱりときれいで上手だから、BL初心者さん向け
絡みシーンは少ないけど、ストーリーの展開ありきのセックスで、見せ方もモロじゃないのにドキッとするほどエロかったりする。
この本の中だと
「女の子って濡れるんだよ」
って言う、ヒロの表情がエロかったなぁ
こちら、CD化されていまして
律@三木眞×ひろ@ノジ兄ということで、野島裕史さん的には、三木眞の極甘声で
「ひろ」
「ひろ」
って言われる度にドキドキだったみたい。
確かに全編、静かに、甘く囁くようなモノローグ続きで、
「ひろ 会いたい」
とか三木眞に囁かれちゃうと、どうして私はヒロコやヒロミじゃなかったのかしらって、
とーっても、悔しいというか、残念な気持ち一杯だった
気分的に
『甘く・切なく・ちょっとほろ苦い・ハッピーエンド』を
求めていたので手にしてみました。
紺野けい子さんの作品の十八番!
読み始めて数ページで律(主人公)とひろがお互いを意識し合ってるのがモロ分かり。
(ひろは自分の律に対する気持ちが『特別な親友』への気持ちだと思ってますが)
それでも中1~10年来の付き合い、青春を共に過ごしてきた親友に対してそんな気持ちも言える訳なく………。
と、BLに有りがちな、というか、同性愛だからこそのストーリーで『甘く・切なく・ほろ苦く・歯がゆい』を目一杯味わえる1冊でした。
◆◇◆◇◆◇◆
巻末に律×ひろとは全然関係ない作品が1つ収録されています。
『愛する立場か、愛される立場か』っていう感じの話で、こちらも同性愛者だからこその話でした。
はたから見たら、どう見ても両思いじゃない!って感じなんですがね。
なんせゲイとノンケなのですんなりとはいきません。
ノンケつっても「りっちゃん(攻め)はどんなふうに女を抱くのか」とか考えている時点で既に友情を越えている…
後輩の攻めの涙にキュンときちゃいましたね。しかしエロは色っぽく変身する。
紺野さんは話の構成が綺麗だし絵も安定感があってよい。
なにやってんだかこの二人…(苦笑)って言うのがこの漫画を読んだ最初の感想です。
もう何て言うか最初っから決着ついてるじゃん!と言う感じなんですよね二人の行動というか、律の想い人時田ひろの行動が(笑)
しかし、二人ともお互いの事が気になって気になって仕方が無いくせに、律の方は自分の想いをひろに告げた時、ひろが自分を拒否してしまうような気がしてずっと言えない。
それでいて仕事で名古屋にいるひろが「いま東京、今夜泊まってもいい?」なんて電話してくると付き合ってる相手よりひろの事を優先させちゃうんですよ。
ひろはひろでそんな律に何処か甘えてて、電話をかけたとき声のトーンとか反応で都合が悪そうなそぶりでも、とりあえず律がOKくれる物だから律に会いたくて気づかない振りして泊まりに行ったりするのです。
この二人こんな事遣ってる時点でもう両想いなんですよ、なのに律にはひろ以外に付き合ってる人がいて、ひろもちゃんと彼女がいる
それぞれの気持ちは相手に無いのに付き合ってるなんて、それってすごーーーく相手に失礼だから^^;)
律は傍から見るといい加減に見えるけども、ひろに対しては好きだからなのかやたら健気で、ひろが部屋に泊まりに来るとわかったらひろの好物ばかり自分で作って用意してみたりとかしてひろが来るのを待ってるんですよね。
好きな人だからこそ自分の気持ちを伝えられないの…こんな律は「乙女攻め」なのか「へたれ攻め」なのか…たぶんどっちもでしょうね。