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そこは「秘密」がいっぱい詰まったお屋敷
love plants
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
プロトプラストにより植物化してしまった攻めの家に、住み込みの家政夫としてやってきた受け。
攻めのことを何も知らない受けは、優しい攻めに好意を抱いていくのですが、攻めには怖い研究者の同居人がおり、そして何やら 2人は秘密を抱えているようで、、、?!!
お表紙とタイトルからしてなんとなくそうだろうなあとは思っていたけれど、まさか攻めが○○でいたとは!!(伏せている箇所は、ぜひ読んでご自身の目で確かめてほしいです)
ゆったりめの物語なので、蔓に攻められても物々しくないので、どなたでも読めるBLだと思います。
クロスノベルで依田先生がイラストって、それも火崎作品のイラストって、珍しいというか、クロスノベルで、こんなにきれいでやさしげなカバーイラストって、あんまりイメージにないような気がする。
こんなきれいな緑の中で眠る王子様のお話って、いったいどんななのかと思ったら、
読み終わってみると、このカバーイラスト、全くもって、実に、モロにネタバレ。
ここまでネタバレしていると、逆に意外だったよ。
健気なハウスキーパーくんと、謎の多いご主人とその同居人。
このストーリーに依田先生の挿絵は、ほんとにぴったりでした。
ほんわか優しいお話でした。
ネタバレ部分は想像の通りだったので、驚きはありませんでした。
誰かのために何かできるのが嬉しいとか、少しずつ仲良くなっていく過程が微笑ましくはありますが、全てが想定通りだったので、淡々と読めてしまいました。
設定は斬新な部分はあるものの、あまり萌えに直結しないというか。
ハウスキーパーの受けは甲斐甲斐しくて良い子ですし、攻めの同居人も良い奴です。
最終的に謎は解けてないので、今後どうなるのかなーと思いながら。
全体的に優しい雰囲気が漂うお話でした。
依田沙江美さんのイラストがとてもぴったりあっていると思います。
火崎勇さんのネタバレに気を付けて!のお話です。
察しのいい方はすぐ気が付かれるでしょうが。
前半は早乙女くんが五十川と余市の秘密にもやもやしてるところに、特に余市に対しての疑念を持っているところは、あまりいい印象がなかったんですが、それは早乙女くんが五十川に対して雇い主以上の気持ちを持ち始め、その五十川に対して余市の言動などに不審を抱いてしまったから、しょうがないのかなぁと。
それも、ある出来事から全てを知る事になった事で余市の心情を知る事によって、わだかまりがとけた事もあって、そこから終盤の流れは好きでした。
五十川と余市のふたりの友情以上にも思えるお互いを思いやる心がとても好きでした。
そこに早乙女くんが加わって。
これから、仲良く三人の同居生活が始まる…じゃなくて続くんですね。
話の流れとしてはわりと淡々と進んで終わってしまうので、物足りないと思う方もいると思いますが、わたしは、わりとこういう流れは好きなので問題ありませんでした。
特典の小冊子とペーパー読んだので満足感がプラスされてると思いますが…
家政夫が謎めいた洋館で働き始めるという、ちょっとゴシック小説を彷彿とさせる設定の作品。
依田沙江美さんの挿絵が浮世離れした世界観によく合っています。
主人公は派遣のハウスキーパー・早乙女(受け)。
住み込みの家政夫が欲しいとの依頼を受け、大きな温室のある屋敷で働き始めます。
屋敷の主は、モデルのような美形で優しい五十川(攻め)。
同居人には、五十川の友人で植物学者の余市がいて、余市は五十川をあまり外に出したがりません。
ただの友人関係とは思えない彼らの秘密とは……
というミステリアスなお話。
身体が弱いらしく、自宅で資産運用を行っている五十川。
あまり外出しない彼は、外の世界の人間との接触も少なく、そのせいか早乙女に興味津々。
家事をやる早乙女の後をいちいちついて回る姿が子どものようで可愛いです。
そんな五十川に惹かれていく早乙女は、真面目で優秀な家政夫。
五十川と余市の秘密を詮索することはありませんが、さりげなく会話から情報を入手するあたり、なかなかの切れ者かもしれません。
肝心のオチはと言うと、タイトルと設定から読めてしまう部分もあり、あまり意外性のあるものではないかも。
また、クライマックスでのネタ晴らし以降、大きな展開も進展もないので、ラストの尻すぼみ感にモヤっとしてしまう部分もありました。
五十川と早乙女とのラブ展開自体には大した障害はないため、ラブストーリーとしても物足りなかったかも。
中盤までのミステリアスな雰囲気は良かっただけに、後半の失速が残念でした。
中立寄りです。
※あとがきにネタバレ要素があるため、これからお読みになるという方はご注意ください。
イラストの依田先生目当てで購入。だけども作品としても思ったより良かった。
美しい表紙の緑に埋もれているのが攻で、それに触れているのが受。表紙の通り柔らかな印象の作品。
男2人が住む屋敷にハウスキーパーとして派遣されてきた受が、屋敷の主人である攻と交流することで徐々に惹かれていくのにキュンキュンした。秘密を抱えた攻を心配しつつテキパキ働く受はとても可愛い。攻が「小動物」と例えたのにも納得。
文章は相変わらず句点で改行されているけれど、今作ではさほど気にならず読めた。