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追憶と沈黙のメロウーー
in August
味のある絵柄がどうにも気になっていて
ようやくゲットする事が出来ました!
『彼らの変』
恋人を求めてネットで探した学生限定のサークルに参加したゲイの羽田。
表向きは書かれていないけど
そこはセフレを探すためのサークルでした。
初めから見ず知らずの男に過剰なスキンシップを受け
困っているところをある男に腕を引かれ店の外に助け出されます。
美大の一年だという賢三は淡々とホテルへ行こうとしますが
決して無理強いはせず
恋人が欲しいんだと説明する羽田に
まさかの突然の「恋人になります」宣言を!
それからは度々待ち合わせしてデートらしき事をしますが…。
わりと無表情で、最初は体の関係を望んでいたのに
羽田には何気に優しい賢三にグッときましたよ!!!
羽田は過去の失恋に胸を痛めたままでいましたが
賢三への気持ちに気づいたあたりから
何故か賢三の様子がおかしくなり……。
その理由も後半明かされるんですが
目的が違う二人が付き合ってもうまくいかないと
落ち込む姿にため息が出ました。
誰だって心なんか読めないし
自分の考えてる事も全部伝えきれないけど
どうしても言わなきゃいけないことはあるわけで…。
寂しい想いのままでは終わらない二人の歩み寄りに
なんだかガッツポーズしたい気分でした。
しかもちゃんとした恋人同士になっても
すぐベッドイン(死語)しないのが憎いね!!!←
『帰省』
小学校の時に引っ越して来て以来仲良くなって
また中2の時にいなくなってしまったチェリストの一哲と
14年ぶりにクラス会で再会する文太郎は普通のサラリーマン。
親友だったはずなのに
全く連絡を取り合わなくなった二人が
ひと夏の思い出をつくるのですが…。
タイムカプセル的な箱に入れた
ただのメモ用紙に書いたお互いの一言や
新校舎になった中学への訪問で
それでも思い出すあの頃の日々、
一哲の弾くチェロの音などのエピソードで
前・中・後編でじっくり魅せて下さいました!!
郷愁を感じさせながら、
大人になった今ならばと心をあっさり決められず
大人になったからこそ踏み出せない切なさに悶えましたよ!!
文太郎の、明るくはしているけれど
時折見せるふとした表情が一哲を揺さぶったんでしょう。
後編では思わず涙がこぼれました…(もらい泣き)
読後は素直に「良かったね」って思えましたし。
描き下ろしの『in December』は
2CPのちょっと糖度が増した12月のショートストーリーです。
いくらでも番外編が読みたくなってしまいました!!
適度なギャグもまた私にとって非常に好ましく
2冊目のコミックスを今から待たせていただきます!!
それまできっと何度となく読み返してしまうんだろうなぁ♪
素晴らしい作家さんにまた出逢えて嬉しいです!!!
表紙が気になって購入しましたが、買って正解!すごく好みの作品でした。
絵柄がどこか懐かしさを感じさせるような、これに関しては好みもあるとは思うのですが、かわいいというか温かい感じで、ストーリーもまさにそんな感じのお話でした。
ストーリー
一つ目のカップルは、恋愛に不慣れな二人がゲイサークルで出会い、少しずつ距離を縮めていく物語。恐れているのになぜ恋をしたいと思ったのか、過去のトラウマをかかえつつ二人の求めている先は何かを描かれています。
二つ目の表紙のカップルは、幼なじみだった二人が、幼少期海外転勤で離ればなれになってから、同窓会で再会するもの。
14年もたっていたので、もうお互い忘れていると思いきや、同窓会があるとわかった途端、相手のことが頭から離れない。再会はごく自然で少しずつ、昔のことも思い出していく。全然違う人生を歩んでいる二人が、また離れてしまうのかと切なくなりました。
以下、個人的に感想にはなりますが、、
見どころは、2つありまして
一つ目は、キャラデザイン
小さ目の頭に、男らしい体のラインが服を着ていてもわかるところ
二つ目は、
全体的にエロは少ないのですが、心理描写に重きをおいていらっしゃるのか、セリフなども丁寧に選ばれるているような気がしました。
次巻も発売されれば、ぜひ手に取りたいと思います。
「神」にしました。
毎月新人さんがデビューされてますが、東京漫画社さんははずれがないわーとつくづく思いました。
いや、ほんといいよ、この1冊! エロはほぼないし、絵柄も古い感じですが……いい! 何がいいのかちゃんと説明しろっていわれても上手く答えられないのですが、うーん、友情寄りなのがいいのかもしれません。惚れたはれた、以前の感じというか。恋愛に行くまでの問題を扱っているというか。いや、でもやることやってるってたりもしますけど。
「帰省」の方は、青春を引きずってる大人がよかったし!
すごくよかったので、次回作も期待です。
刈り上げ短髪男子好きには堪らないビジュアル。淡白で安定感のある画力。畠たかしさんの作品は初めて読んだが、今後作者買いしようと思う。素晴らしい作品だった。
「彼らの変」は2人の関係が変わっていく様子をもっと煮詰めて欲しかったなと感じたが、表紙の2人の「帰省」はすごく好き。14年ぶりの再会のシーンは思わず頰が緩んでしまったし、2人で育った環境の作り込み、それぞれが育った環境の垣間見え方、三編構成で読ませるストーリーにどんどん引き込まれた。
とはいえBLらしい面もあったり(再会翌日にラブホ行ったり…でも無理な場面展開ではなくその手腕も圧巻)。
ストーリーに厚みがあるうえに楽しく読める大変美味しい作品だ。
「スケベの青春」で一躍有名作家となった畠先生のデビュー作。このときからしっかり人気あったのですね。多分ちるちるのこの点数、スケベ後の評価ばっかじゃないですもんね?スケベ後って笑
◾︎彼らの変
◾︎賢三×羽田
ちよっと歪んだ目的で、偶然ソコにいた2人が、恋人になって「友達」と名乗る話。
スルッとはじまって、スルスル流れて、スポッと終わる、鮮やかな作品です。寄り道しないで、かつ主役2人の魅力はしっかり伝えて、前後編で綺麗に収まる漫画のうまさよ。
◾︎帰省
◾︎松島文太郎(会社員)×酒井一哲(チェリスト)
読み終わったら、先生のpixivに無配再録が掲載されてるのでぜひ。かなり良い数ページです。
こーんなノスタルジックな話も描かれるから畠たかし先生ってすごい。絵も良い。
2つの異なるストーリーが収録されていますが、初見で鷲掴みにされた幼馴染の2人の方のレビューを。
幼馴染ってBLではど定番ですよね、そして数え切れない程作品もあると思いますし、いくら補給しても足りないくらい大好きです。けど、あーなんか同じようなの前読んだな!あー大学進学前に結ばれて良かった!あー再会しやっぱりお互い大事な人と気づけて良かった!というのが鉄板でしょうか。
この作品は前、中、後の3部作で構成されてるんですが、なんというかタイトル通りの印象で、セリフであったり時の流れであったりがノスタルジックで、『火遊び』と名打った再会ですが、ほろりと涙が出る結末でした。上手く説明できないのですがど定番の中にスパイスありという感じで私はこの空気感衝撃でした。
二つの作品が収録されています。
どこにもin Augustという表題作はありませんが、どちらの作品も八月で夏の気配が漂っています。
【彼らの変 前編&後編】
ゲイの友人が欲しくてゲイ限定の学生サークルに勇気を出して参加した太一。でもそこはヤリサーで出会ったのは美大生の芝井。
ヤる相手じゃなくて「普通の恋人が欲しいんだ」と言う太一に、じゃあ俺がなりましょうか?と言う芝井。あっけなく恋人関係が成立します。
恋人だと思っていた男にセフレ扱いをされていた過去を持つ太一は、身体ではなく心を繋げたいと願っている。だけど過去にトラウマを持つ芝井は身体を繋げて自分がゲイなのか確かめたいと思っている。
そんな二人がいきなり恋人関係になったからといって、いきなりうまくいくはずもなく…。全く接点のなかった二人が手探りで近づこうとしている不器用な姿が良かったです。
そして「恋人」とか「友人」とか関係性に色んな名称はあるけど第三者から呼ばれるための名称なんて本当はどうでも良くて、決めるのはその当人達だなぁと思いました。
【帰省 前編&中編&後編】
一哲は中学の時に父親についてドイツに行って以来、そのまま向こうでチェリストとして活躍している。
自分の全てを見せることが出来た「親友」が同窓会のために帰国して14年ぶりの再会を描いたお話。
タイムカプセルに入っていた手紙を読んで、14年前の一哲の想いを知った文太郎。
もし14歳の時に一哲からセックスしようと誘われたら拒まなかっただろうなと回想する文太郎ですが、「親友」という言葉以上にしっくりくる単語を知る前に離れ離れになってしまったというところがグッとくる。
そして寝てしまう二人。男に抱かれる事に抵抗がない一哲の様子を見つめながら、自分の関与しないところで形成された一哲の14年間について考えたくはないけど考えてしまう文太郎。
二人で寝るのは初めてなんだけど、抵抗がなく、戸惑いもなく、必然といった感じが独特の郷愁を感じました。
お互いにひと夏の思い出、火遊びを装っていたけれど真実は…。
どちらのカプも少し臆病で、恋なのかどうか判らない不確かな感情を抱えて、切れてしまいそうな細い縁を頼りにそれを何とかしようとしている様子が何とも言えず良いです。
丁寧で無理がなく優しいストーリーが二本載ってます。
この絵柄で描かれる表情がとってもかわいい。
二本目"帰省"同窓会で再会した時の「お前なぁああ」はたまらんでした。
何度も読み返したくなる一冊です。
ただ惜しむらくはあんまり性欲を感じないこと。
友情だけじゃ足りない気持ちをグッと魅せる一コマが欲しかったかな。
淡々と彼らの恋が動いていく様がとても良かったです
大きな事件があるわけでもなく、日常の中での心や体の距離のあり方に読者の気持ちが掴まれて入り込んでしまうような
表面は冷たくて、触るとサラサラしているのにその下はとても熱い みたいな
1作目とは、これからも読みます
人間くさいキャラクターが魅力的です。
彼らの台詞は特別ロマンチックでもロジカルでもないけれど、共鳴できるからすごくよかった。
◆『彼らの変』
心に負った傷の種類が違えば、当然必要とする薬の種類も違ってくるわけで。
「普通の恋人」を求める受けと、「セックスの相手」を求める攻め。
そんなミスマッチなふたりが「恋人」になってみたものの...というお話です。
付き合うって何?
恋人って?
あいつが何考えてるのか分からない...
悩んだり戸惑ったりする姿がなんともいじらしい。
上手に恋愛できない男の子同士の、等身大な恋に胸がきゅーっとなりました。
これ、ストーリーも良かったけど絵も良かった。
なんだろう?引きの美学って言うのかな。
ものすごくシンプル。
クライマックス、攻めが本音を打ち明けるコマなんか背景はおろか輪郭さえはっきり描かれていません。
その分浮き彫りされた台詞が沁みるし、目の描写ひとつで見せようという先生の技量に痺れます。
よく描き込まれた背景に魅せられることはあっても、ここまで余白が美しいと思ったのはBLコミックで初めてかもしれない。
◆『帰省』
二作目の主役は、一作目の健気な大学生たちとは打って変わり、酸いも甘いも噛み分け、空気を読むことも、自分の気持ちに蓋をすることも覚えた大人たちです。
14歳。
あの頃は夢があり、「親友」のまま離れ離れになってしまった幼馴染みのふたり。
それから一度も連絡を取ることもなく...
夏季休暇で帰省中、14年ぶりに同窓会で再会します。
懐かしい地で、14年越しの幼い恋の答え合わせがはじまる...というお話。
学ランを着た14歳の攻めが、ひとりヘッドホンをしている姿が寂しそうで、すごく切なかった。
結局あの頃は、寄せ書きの色紙にも、タイムカプセルの手紙にも素直に言葉を残すことができなかった彼が、今になって男泣きするシーンに物凄くグッときます。
閉じ込めてきたものが溢れ出したような...
後悔がやっと解けてゆくような...印象的な涙でした。