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shijuou no hanayome
買っておきながらも、攻め三人以上の複数ものっていうのはどうも…って尻ごみして積読にしてしまっていた一冊。
後から買って読んだ真宮さんの他小説が面白かったのでこの話もやっと読んだけれど、好みに合わないかもって不安が解消されて一安心だった。
異世界に召喚されての受け・小夜の役割、四つの世界に分かれている異世界『鏡界』がどういった舞台か、それぞれの国を治める四人の王といったファンタジー設定が掴み易かった。
相手を決める為に小夜はそれぞれの王とエッチしながらも、それほど尻軽って嫌悪は感じないかな。
獣王の化身である四人の王は、常に自国と民の平穏を願い、敵対する事なくお互いに協力しあっているものの、数百年かけて積み重なっている邪気の穢れに憂いている。
小夜に邪気を祓う『麒麟』を生んでもらう為、伴侶選びの儀式を執り行っている最中にも巨大化した邪気が襲い掛かってくる展開の中、幾つかの疑問も明らかになっていく。
作中では、伴侶候補の王達が小夜の人柄を”素直”と称賛する点がポイントとなる。
小夜のこの素直さや優しさが鍵となって、邪気となった者の存在を救い、王の一人・トウガとのわだかまりも溶けていくのだ。
きちんと話を追っていく事が出来たので、異世界トリップものにありがちな『なんで”理由もなく”受けが複数の男達に溺愛されるんだ!?』って苛つきも出なかった。
で、肝心の伴侶選びで小夜が出した結末については、ネタばれ伏せとして読んだ人自身で確認してもらうのがいいかと思う。
個人的にはキリルがお薦め。(表紙では赤毛のおかっぱ髪の男の子)
本当はこの子だけ、未成年だという事で小夜とは契りを交わせていないのだが、小夜を思いやる健気さにほだされるし、いずれは巻末の駒城さんの挿絵のような麗しい王子さまに成長するに間違いない。
ちなみに、攻め三人と小夜+αとのエッチの中に二〇挿しが入っているのは複数もののお約束なのか(笑)
それ以上に、今回は快感を極めた余りに白乳が出るってのが斬新というか…初めて読んだのだった…
さて、西野花作品を読みつくしてエロ欠乏してたわたくしですが
新たなエロ作家様を見つけて一人小躍りしている今日この頃。
お話もサクッと読みやすく、エロも十二分。
あざっす(n*´ω`*n)きゅんv
》幼き頃より特別な存在として育てられてきた小夜には、異世界へ召喚され、『麒麟』を産む器となるべく使命が待っていた。
引用するとこうですね。
そもそもどんな使命やねんwって話ですが
それもこれもファンタジー。
呼ぶ声に導かれてファンタジーな世界に召喚された受。
四龍の子供を成すため、毎夜代わる代わるに抱かれ身体をつくる。
そっから誰かを選ぶ~というお話しですね。
思ったよりもストーリーの起承転結があって面白かったです。
個人的には後半ちょっとご都合かなという部分は多々ありますが
面白かった。
濡れ場が多いわりに、言葉の選び方かな。
繰り返している印象がないのは〇。
惜しいなと思うのは、ショタ属性がエロに混ざらなかったことですかね。
可愛いのになー。育ってからのエピソードでも見たかった。
というか300歳は合法だと思うの。
全体的に甘め。
異世界の『鏡界』を治める4人の獣王と、その内の1人と結婚すべく小さい頃から隔離して育てられた青年との、異世界ファンタジーです。
受けの小夜は、自分の役目をしっかりと受け止めてるので、異世界に行っても悲壮感(孤独感はあっても)がなくサクサク読み進められます。おまけに、獣王たちも最初から小夜が大好きなので、甘々です。
途中までは3人の王(1人は未成年のため参加できず)とのエッチばかりで(4P&個別で)、このまま皆に愛されて終わるのか!?と思っていたら、300年前の獣王の元花嫁が悪役となって登場します(ちなみに、王たちは300歳から1000歳です)。
ここから怒涛の展開になっていきますが、小夜が本当に健気なイイコで、その元花嫁までも救ってしまいます。そのことが、現在の小夜が大切に育てられた…というエピソードに繋がっていて面白かったです。
ただそのせいで、小夜は王の子供を産むと死ぬ(本来なら元の世界に戻れます)ことになってしまって…。
それでも、世界のために子供を産むと決めた小夜に、まさかのアンハッピーエンド!?とドキドキしていたら、想像以上の幸せな結末で安心しました。
エッチは複数・触手・母乳・二●挿し…とエッチばかりかと思ったら、ストーリーもちゃんとしていて良かったです。