結魂戦隊ソウルスターズ -愛と希望の情熱合体-

れっきとしたヒーロー物です！

サクッと読めそうなコメディBLを探して軽い気持ちで購入したら、サクッとだなんてとんでもない、なかなかどうして、ヒーロー物のお約束がちゃんとしっかりあって、燃えもラブもエロもエモもあり、王道だけど丁寧に作られてて、読んでてすごく面白いBLバトルコメディでした。

短い話の中で登場人物の個性が確立しています。
塾講師でブレーンの真面目なグリーン、オネエモデルで姉御肌なブルー、そして神主でレッドの恋人のムードメーカーのイエローと愛の戦士レッド。裏方のプロフェッショナルのドクター道頓堀と、マスコット（？）タマ。そして善良な市民を戦闘員DDに変えてしまう悪の組織『秘密結社DDDD』と、ミスターD。役者はそろっています。個性も立っています。

ヒーロー物と言えば、ヒロインピンチ（ヒロピン）が付き物ですが、もちろんあります。不意の攻撃に倒れるイエローは触手に取り込まれる。意識の無いイエローの意思に関わらず、とある段階を経ながら触手は欲望を満たすため大暴れをする。そして触手の魔の手は、レッドへと迫る。

そして欲望が全て満たされし時、イエローは…！

的な！

ソウルスターズのバックボーン…どのようにイエローとグリーンとブルー、そしてレッドはヒーローになったのか、フラグビンビン過ぎてとても気になります。


100P弱とは思えない充実感でした。