少年と薬売り

shounen to kusuriuri

少年と薬売り
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神22
  • 萌×232
  • 萌26
  • 中立6
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
11
得点
322
評価数
88
平均
3.8 / 5
神率
25%
著者
吉田実加 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784040680538

あらすじ

肌に触れると心の声を聞く事ができる力のせいで、
幼い頃に村を追われた少年・アマネ。
ある日、怪我をしたアマネは、
紅い瞳の薬売り・キサラギに助けられる。
親代わりの山犬リクと暮らしてきたアマネにとって、
それは久しぶりに触れる人の温もりだった。
そして、生まれて初めて人の心を知りたいと思ってしまい――?

新鋭・吉田実加のデビューコミックス!

表題作少年と薬売り

金髪に片目だけ紅い瞳の旅の薬売り
肌に触れると心の声を聞く事ができる少年

その他の収録作品

  • 薬種問屋は恋敵?(描きおろし)
  • あとがき
  • カバー下:初期キャララフ・キャラ説明

レビュー投稿数11

装丁が素敵


表紙めくったところのイラストと色使いが可愛いです。
めっちゃ素敵です。

キサラギが薬売りなのに薬売りっぽいことあまりしてなくて残念な感じがします。
(勝手に某アニメみたいなの想像してて病気で苦しんでる村人たちに薬売ったりしてるのかなとか思ってました)

アマネを嫌ってる村の人たちも、勝手過ぎます。

幼い頃のキサラギが可愛い。
出来ればその頃のキサラギの話がもうちょいあっても良かったと思います。

あと、二人にそんなに好きになる要素なかった気がします。
似たような境遇で可哀想に思えたんだろうか。

リクは可愛くて好きです。

0

アマネの着物と山の家の生活

少し昔の日本を舞台にした、和風コスチューム物。
心が読めちゃうという不思議な力のせいで村を追われたアマネと母だったが、病で母はとうに亡くなり、アマネは山犬のリクに助けられつつ成長していった。
そんなある日、アマネは山で金髪赤目のキサラギと出会い…。

絵もきれいだし、お話の大枠はなかなかいいと思う。
ただ、一人で成長しているはずのアマネの姿がきれいに整いすぎていて、読んでいても、その辺がどうしても気になって、気になって、、、
ファンタジーでも譲れないリアリティって言ったらいいのかな、その辺が納得できたらもっとプラス評価できるのに、残念。

1

今後に期待

絵はとても綺麗です。アマネもとても可愛いらしいのですが、ストーリーがちょっと薄めかな、と。
能力ゆえに迫害を受け続けた悲しい過去を持つ二人が惹かれ合うのは、素敵ですがありがちな展開かな?
アマネも可愛いけど、私的にわんちゃんが可愛かった☆

1

はぐれ者たちの恋

人に触れるとその人の心が読める能力を持つアマネ(受け)。その力を忌避されて村を追い出され、山奥で1人暮らしていたが、そこに旅の途中の薬売り・キサラギ(攻め)が現れる。
しばらく滞在することになったキサラギだが、誰もが怖がるアマネの力を知っても態度が変わらない。キサラギにもまた、瞳の色が違うことで迫害されてきた過去があった。やがて惹かれ合うふたりだったが、アマネが村人たちに生贄として連れ去られ…。


鬼と呼ばれ迫害されてきた薬売りと、人の心が読めることで虐げられてきた少年の話です。
時代物で新鮮なのですが、ストーリー自体はあまり目新しいかんじではなかったです。でも受けが健気だし、攻めが現れるまでは受けの唯一の友人だった山犬のリクか可愛くて、楽しく読めました。

作者さんのデビュー作だそうです。
絵は上手いのですが、表情のある絵はそうでもなかったです。ただスチルがすごく美しくて、今後に超期待。
現代物のイラストも描けるのならぜひBL小説の挿絵などもされてほしいなと思います。

1

アマネとキサラギ

特殊な能力ゆえにひっそりと生きる少年・アマネの孤独な日々が、変わった風貌を持つ薬売り・キサラギに出会ったことから少しずつ変化していくお話です。舞台は江戸時代のようにも見えますが、髪型や言葉など、少しファンタジーっぽい雰囲気があります。

丁寧に描かれた優しい物語でした。美しい表紙の中に漂うシズル感から秘められた濃厚なエロティシズムが描かれているのかと思ったのですが、そんなことはなく、BL初心者の方も読みやすい可愛らしい作品になっています。アマネに寄り添う動物たちに癒やされました。

2

将来が楽しみすぎる作家さん♪

まず何に惹きつけられるかって、その画力でしょう!
すっごく綺麗で人物の顔も、私好みです。
これで初めてのコミックス!?とびっくりさせられちゃいます。
特にキサラギ(攻め)と擬人化リクの風貌が、
ホント好みの顔ドンピシャです。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆
《CP》
変わった風貌の薬師キサラギ × 人の心が読める少年・アマネ

人の心が読めるということで、村で疎まれ、追い出され、
山奥でひとり暮らしていたアマネ(受け)。
そこを助けてくれたのが、旅の薬師・キサラギ(攻め)でした。
山犬のリクと合わせて、流浪の薬師とほんのひととき
アマネと一緒に暮らすようになります。
キサラギの優しさ・暖かさに触れ、
どんどんキサラギに惹かれていくアマネ。
ここはほのぼのシーンで、顔が緩んでしまいます。
山犬のリクとアマネがシーツを干しているところなんて、カワイイ!!

アマネの「人の心を読む」能力を知っても、キサラギの態度は
変わりませんでした。
そして両想いになり、体を繋げるふたり。
少ないエロでしたが、ここは嬉しかったです。
うーん、でもこの画力なら、もっとエロエロしたシーンが描けるはず!
ここの時点で、既に次巻が楽しみになっちゃいました。

次の日から物語が急展開。
水害が続く村でアマネを人身御供にして、
川に捧げるという計画が持ち上がり、
村の人々に捕らえられてしまうアマネ。
キサラギのことを胸に思いつつ、言いなりに川へ突き落とされることを
甘んじて受けるアマネ。
川に落ちたアマネ。それを救ったのがキサラギでした。
モーゼのように水を操るという不思議な能力を使って、
アマネを助けます。
キサラギもまた尋常でない能力の持ち主だったのです。

いやあ、かっこいい!!
ピンチに駆けつけるとは、まさにヒーローじゃないですかー!
そして2人と1匹(リク)とで旅に出る一行でした…というラストでした。

描き下ろし?の第2章は、2人が旅をしている道中が描かれています。
アマネの花魁姿は可愛かったなー。
でもエロがあまりに少ない(キス止まり)なのがちょっと不満足。
むう><

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

ストーリーやキャラの性格などで、ちょっと残念なトコロもありましたが、
初めてのコミックということで大満足。

時間、成長した作家さんが見られると思うと、
今から楽しみです。

6

山犬のリクが可愛い!

ちるちるさんのレビューを見て、絵は綺麗だしネタが好みなので購入。
ちょっと期待しすぎてしまったのかもしれませんが、皆さんが書かれているように出だしと設定は良いのですが、話が進むの連れての失速感が否めないかも。
キサラギの過去が全く出てこない上にアマネの能力もイマイチ活用(?)されていないので消化不良なのもあるかもしれません。
あと付け足された後日談はいらなかったかなあ。
ここまできて「釣り合わない」とか悩まなくてもいいのでは。
あと天涯孤独同士だと思ったら、いきなり攻めに仲よさげな当て馬が出てきて、う、うーん。
暗いテーマの割に明るいので読みやすいですが、もう少し土着な暗さがあっても良かった気はします。
悪くないけれど、すごくいい!までいかない少々物足りない読後感でした。

山犬のリクが可愛いので、それだけで☆一個追加で!

3

和の御伽草子

まさか!?の書籍化。とのことでホント嬉しいです。
同●誌からのHP掲載。毎回チェックしてました。d(ゝ∀・)

表紙と中の装丁(水色&桜色)、「和」が素敵です。
随所にこだわりと繊細さを感じました。帯もセットで豪華仕様ですね。
細やかな装丁は手に取っていただければわかります。(*^∇^*)

《お話の感想》
気づけば世界観に、どっぷり入り込んで熟読してました。(笑)
二人が互いの心の距離に近づく度に、何度も涙しました。
何回読んでも、感動と切なさに圧倒されます。絵も大変綺麗で満足です。
御伽とファンタジー要素、両方あるので割り切って読めます。
吉田先生が同●誌からコツコツ描いてきた作品なので、キャラが細かいです。
葛藤、苦悩、愛。がテーマのキャラの言動全てに魅入ってしまいました。

キサラギさん(攻め)の幼少期の過去編が気になって仕方ありません。
幼少期に何があったのか、知りたくてたまりませんっっ!
本編では具体的に描かれて無いので、ちょっと消化不良です・・・。
あと、アマネくん(受け)の、大人バージョンでのお話も読んでみたいなー。

これは、ぜひとも続編をお願いしたいですね。
複線(!?)回収の為にも、次巻があれば見方も変わると思います。(;^ω^A

4

新人とは思えない画力です!

 ちるちるの作家様インタビューで設定の面白さと、絵柄で購入を決めました。インタビューで和がお好きと仰っていたのですが、こちらの表紙も中のイラストも、ちょっとレトロな和のテイストが素敵でした!絵を描き始めて数年とは思えない出来栄えです。しかも初めての漫画だとか!?すごい才能の新人が現れたのではないでしょうか。
 ただこの絵柄と設定ならばエロは無い方がよかったんじゃないかと思いました。初めて結ばれるシーンもただ抱きあって温めあうぐらいにして、もっと二人の気持ちが寄り添う描写を増やして、番外編の描き下ろしで初めて結ばれるってぐらいにじらしてくれたら、もっと萌えたと思います。
 ちょっと辛口に書いてしまいましたが、設定とキャラがとても好みだし、絵柄も好きです。おおすじのストーリーもよかった。特に2話の終盤でアマネを看病するキサラギの台詞には、泣きそうになりました。てか、泣いちゃったよ(>_<)
 アマネもキサラギも不思議な力を持っているので、これからの二人の旅先でも色々な事件がありそうです。そしてキサラギの過去が気になるので、是非続編を!

4

設定は非常にツボなのだけれど

フルールのHPで試し読みして、続きが気になっていた作品。書籍化されるとのことで楽しみに待っていました。

さて、内容を。すみません、ネタバレしてます。



人に触れると、その人の気持ちが読めてしまうアマネ。その力のため、まだ子どもだったアマネは母親とともに住んでいた村を追われ、山奥でひっそりと暮らしています。
人の気持ちが読めるアマネは動物たちとも話すことができ、孤独なアマネの良い友達になってくれているのですが、そんな中、体の弱い母親は亡くなってしまいます。母親の今際の際に、母親からも拒絶されたことがアマネの心の傷となって、母親が亡くなって6年たった今も彼を苦しめています。

そんな彼が、崖から落ちけがをして動けなくなってしまったときに助けてくれたのがキサラギ(攻め)。
彼も、金髪に、左目だけが赤い瞳という風貌を持ち、それ故に鬼子と呼ばれていました。が、彼はその容貌を生かし、鬼でも効く薬、として薬を売り込む薬師として働いています。薬の材料となる薬草を取りに来てアマネと出会うのですが。

人とは異なる風貌や能力を持っていたばかりに、疎まれ、孤独に生きてきた二人が出会い、惹かれあうのですが…。

というお話でした。

個人的に、トラウマを持つ受けが、懐の広い攻めに愛されトラウマを克服していく、というストーリーがツボなこともあって、途中まではすごくツボだったのです。

触れることで人の気持ちがわかってしまうアマネは母親にすら抱かれたことがない。そんな孤独の中生きてきたアマネが、初めて自分を気持ち悪がることなく受け入れてくれたキサラギに心酔していくのはとてもよく理解できました。

が、キサラギのほうは…?
素直で、人に言えない秘密を抱えているアマネを気に掛ける気持ちはわかるけれど、そこから恋心へと変化していく、その過程がよくわからなかった。なんだか唐突にセックスする関係になってしまった、という感じ。
金髪に、赤い瞳を持ち、そしてさらに人智を超えた能力も持っているのですが、それがどういった経緯で持った能力なのかもわからないし、そのあたりの詰めがちょっと甘くていまいち感情移入できなかった。

そして、ごめんなさい、描き下ろしの『薬種問屋は恋敵?』がどうにもツボに入らなかった、というか…。
人里に降りてみれば美しい容姿でモテモテのキサラギ。そんな彼に気後れして、キサラギに触れられるのが恥ずかしくなってしまったアマネ。
???と思ってしまった。嫉妬するとか、自分も頑張らなくちゃ、と思うなら理解できるが、恥ずかしいって、何?と。
そして当て馬として出てくるキサラギの友達のジン。彼に「キサラギにふさわしい男になれるよう、指南してくれ」と言いに行くアマネですが、それでどうして女装することになるのか…。

設定や出だしはすごくツボだっただけに失速感が否めなかった。

ですが、これがデビュー作とは思えない絵の綺麗さで、表紙もとても素敵。そしてアマネの親代わりであり、親友でもある山犬のリクは最高にかわいかった。

今後もチェックしたい作家さんでした。


8

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